三田祭論文:スリランカ茶産業へのスマート農業技術導入の提言
三田祭論文

慶應義塾大学経済学部
大平 哲研究会
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つくば市における自動車依存とその影響

渡邉 慶太郎

つくば市の交通は変革が求められている。同市では自動車による交通を選択する割合が高く、自動車依存社会となっている。つくば市(2015)によると都市機能を集約したコンパクトなまちづくりを目指しており、目標達成の手段として公共交通を充実させることを掲げている。またつくば市は2006年の温室効果ガス排出量を基準として、2030年までに50%の削減を目標としている。しかし2017年時点では、基準年よりも排出量が増加している。自動車依存社会によって渋滞、環境負荷が発生しており、目標の達成のためには自動車依存社会からの脱却が求められる。

藤井(2005)は人々の過度な自動車依存が、道路渋滞、公共交通サービスの質の低下をひきおこすことを示しており、島(2005)は一般に自動車による排出ガスが大気汚染、健康被害をひきおこすことを示している。しかしつくば市が自動車依存社会である要因を示した先行研究はない。本稿では、つくば市が自動車依存社会である要因は、公共交通が利用者のニーズを満たしきれていないこと、自動車保有意識の高いことであり、自動車依存により渋滞、環境負荷がおこっていることを示す。1節ではつくば市の基礎情報、都市計画、環境目標、交通について示し、つくば市が自動車依存社会である要因を示す。加えて藤井(2005)をふまえ、自動車依存がひきおこしている問題について示す。2節では自動車依存社会によって渋滞、環境負荷がおこっていることを示す。加えて島(2005)をふまえ、自動車依存が健康にあたえる影響についても示す

論文のフロー図

目次
はじめに
1 つくば市と自動車依存社会
 1-1 つくば市の概要
 1-2 つくば市の交通
 1-3 自動車依存社会と要因
2 つくば市における自動車依存社会による影響
 2-1 自動車依存による渋滞発生
 2-2 自動車依存による環境負荷
おわりに
参考文献

参考文献
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