三田祭論文
三田祭論文

慶應義塾大学経済学部
大平 哲研究会
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2008年度

地域社会と地域愛

有田昇平・北崎達也・阪本梨紗子・田中里実・長谷川宗彦・藤野紘之・宮崎直幸


沖縄の観光客は毎年増え続けている。沖縄に旅行をすると誰もがその素晴らしさに心を奪われる。また来たいと思わせる魅力が沖縄にはあるのだろう。このような魅力を形成しているのは、沖縄の自然であり、歴史であり、文化であり、そして何よりも人である。沖縄県民の魅力とは何なのだろうか。それは沖縄県民の沖縄への愛とは切り離して考えることはできない。一人当たり県民所得は全国で最も低いにも関わらず、生活満足度はそれほど低くない。沖縄県民にとって、経済的なものよりももっと重要なものがあるのだろう。その1つに地域愛というものが考えられる。地域愛が強いからこそ、若者は沖縄に残り、生活満足度も低くないのである。そして地域愛を持って生活している沖縄県民こそが魅力的であり、観光客が沖縄にまた来たいという愛にも似た感情を抱く理由の1つであると考えられる。

ねぶたのイメージ 大平哲研究会では、教科書で開発経済学を学んでいる。そこで、開発における共同体の重要性が見えてきた。それゆえ、教科書で学んだ理論を実際に日本の地域で検証してみることに決め、地域愛という視点から青森市と沖縄という2つの地域社会(共同体)について研究してきた。ここに、ゼミで学んできたことの集大成として2つの論文を示す。「青森ねぶた祭と地域活性化---青森市における青森ねぶた祭の重要性」では青森ねぶた祭が地域の活性化に貢献するために、市民と観光客がどちらも青森市に愛をもち、ともに祭りに参加することが重要であることを示す。「沖縄の真実と未来---道州制からのアプローチ」では沖縄県民の沖縄という場所への強い思いを、歴史や基地問題を考えることで紐解きながら、他地域と統合されず沖縄としてあり続けるべきであることを示す。

青森市、沖縄を研究する2グループとして様々な人の協力を得ながら、約半年間活動をしてきたことで、ゼミという場所(構成員はゼミ員だけはなく協力してくださった方全員である)に対して愛にも似た感情が芽生え、それが論文執筆への大きなモチベーションとなった。地域愛の重要性を、身をもって実感したことをここに記し、本論の序文を終える。

青森ねぶた祭と地域活性化 --- 青森市における青森ねぶた祭の重要性

沖縄の真実と未来 --- 道州制からのアプローチ
三田祭当日のようす | 三田祭論文全文(ゼミ関係者のみダウンロード可)

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