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南と北そして環境問題〜なにが問題なのか〜 |
概要 |
環境問題が世界全体で取り組むべき問題として注目されているなか,その本当の問題点の所在を明らかにしていくことを,この論文の中心テーマとした。特に南北問題が絡んでくる状況下での地球環境問題に焦点を当てている。 |
主要参考文献 | 本山美彦「環境破壊と国際経済』有斐閣,1990年 藤田和夫監修『地球環境問題と日本の役割』かもがわ出版,1993年 西垣昭,下村恭民『開発援助の経済学』有斐閣,1993年 レスター・R・ブラウン『地球白書1995-96』ダイヤモンド社,1995年 |
テーマ |
最適税制の探求〜シャウプ勧告からの所得税をふりかえって |
概要 |
シャウプ勧告からの日本の税の中心となった所得税の問題点を明らかにすることで,今の税制に何が必要かをつきつめる。 |
主要参考文献 | 『現代日本経済論』 『昭和財政史』 |
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沖縄の基地と経済 |
概要 |
沖縄経済の特徴をとらえ,その原因と改善策を考える。フィリピンの米軍基地撤去を参考にする。 |
主要参考文献 | 琉球銀行調査部編『戦後沖縄経済史』琉球銀行,1984年 |
テーマ |
電子マネー論〜デジタル・キャッシュとサイバー・ワールドの実現に向けて〜 |
概要 |
現在,その理解・認識が曖昧なものとなっている電子マネーの実体を明らかにし,それが,短期あるいは長期的にどのような影響を私たち社会にもたらしうるかを考察する。 |
主要参考文献 | 会津泉『進化するネットワーク』NTT出版 日本情報処理開発協会編『情報化白書1996』CA社 郵政省電気通信局『暗号技術と電子現金』 通産省機械情報産業局『電子商取引に関する検討課題について』 |
テーマ |
自動車のME化と分業生産体制の変化 |
概要 |
1985年G5プラザ合意移行の円高不況を克服する基礎となったME化が,日本独自の分業生産構造へも影響をおよぼし,そのこともが自動車の国際競争力の強化につながったという点についての考察。 |
主要参考文献 | 井村喜代子『現代日本経済論』有斐閣,1993年 野村正實『熟練と分業』ミネルヴァ書房,1993年 清成忠男,下川浩一編『現代の系列』日本経済評論社,1992年 |
テーマ |
適切な規制緩和のために〜農産物と金融市場の規制緩和を中心に考える〜 |
概要 |
“規制緩和”が,さまざまな業務分野で騒がれているが,規制緩和とはそもそもどのようなメリットがあるものなのか,規制緩和を実施し,メリットを享受するためにはどのようなルールが必要なのか,また今までの規制は何のためにあったのかを考える。 |
主要参考文献 | 井村喜代子『現代日本経済論』有斐閣,1993年 渡辺尭『WTO発足後の世界経済』経林書房,1993年 山本繁綽「市場開放のために」同文館出版,1986年 |
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大量生産体制から観た自動車産業 |
概要 |
諸生産体制を考察することを通じ,現在にいたるまでの自動車産業の変遷を解明。大量生産体制の問題点の指摘と自動車産業の今後を展望することをそのねらいとする。 |
主要参考文献 | 井村喜代子『現代日本経済論』 塩見治人『現代大量生産体制論』 野村正實『トヨティズム』 |
テーマ |
サイバースペース革命―インターネットによる経済への影響と今後の展開― |
概要 |
爆発的に普及しているインターネットは人々の生活に対して多大な影響を与えている。その中で経済に関して,殊に電子マネーをとりあげ,現状と可能性について述べる。 |
主要参考文献 | 『シリコンバレー革命』日本経済新聞社 『電子金融の衝撃』日本経済新聞社 『サイバースペース革命』日経産業新聞 |
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日米の投資動向および空洞化問題の比較研究(レーガノミクスおよび円高下の状況を中心に) |
概要 |
日米関係を背景として空洞化問題を取り上げ,日米双方の空洞化問題の相違点を浮き彫りにすると同時に,その相互間の関係を捉える上で避けることのできない直接投資の動向を明確化させていくことを目的とする。 |
主要参考文献 | 平井規之,中本悟編『アメリカ経済の挑戦』有斐閣,1990年 加藤秀雄『変革期の日本産業』新評社,1994年 石崎昭彦『現代のアメリカ経済』東洋経済新報社,1988年 |
テーマ |
下請け中小企業の生き残りについて |
概要 |
日本の製造業における効率的下請生産システムの中で,下請中小企業に視点をあて,下請中小企業の生き残りについて考察していく。 |
主要参考文献 |
テーマ |
アメリカの黒人解放運動の歴史と残された問題点〜人種差別闘争先進国アメリカの苦悩〜 |
概要 |
国際化のめざましい発展はさまざまなメリットをもたらすと同時に,悪しき一面として,人種差別を数多く生んだ。そこで,アメリカの黒人問題を例としてとりあげ,その歴史の中から解決策のヒントを探す。 |
主要参考文献 | 『アメリカ黒人解放史』 『アメリカの2つの国民』 |
テーマ |
わが国製造業のアジア展開―ASEAN地域での今後の展開を中心に― |
概要 |
製造業を中心とした日本企業が,現在どのような戦略でアジア,とりわけASEAN地域へ事業を展開しているか見た上で,メガコンペティションの時代に,これから日本企業はどのようなアジア展開戦略をとるべきなのか,を考える。 |
主要参考文献 | 日本貿易振興会『ASEAN日系製造業の活動状況』1995年 丸山恵也,成田幸範編『日本企業のアジア戦略:国際分業と共生の課題』中央経済社,1995年 |
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「豊かさ」の経済学―環境問題を通して考える― |
概要 |
地球環境問題をきっかけにして,豊かな生活,豊かな社会の創造を追及する。そのとき,経済学の積極的利用を心がけ,1)地球規模での現代社会のマクロ・ミクロ的「分析」,2)そこにおける問題の「対策」,3)以上を踏まえた上で,望ましい方向を「追求」するという3つの部分により構成されている。 |
主要参考文献 | 『地球環境経済論』,『環境保全と経済の発展』,『第一次地球革命』,『地球環境のための政治経済革命』,『地球環境問題とはなにか』,『資本論の世界』 |
テーマ |
「サービス」経済研究の文献サーベイと検討〜「サービス」の定義付けと統計指標の考察〜 |
概要 |
「サービス」の基本概念を理解し,そのアプローチ方法をいくつか挙げ検討する。現実の現象のみにとらわれず,歴史的に経済活動を振り返る。そこで主に日本をとりあげ,経済指標の検討も含め,「サービス」化の要因とともに過程を考察する。 |
主要参考文献 | 井村喜代子『現代日本経済論』 野村清「サービス産業の発想と戦略」 井原哲夫「サービス経済学入門」 |
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市場支配をしたいと言っていた君へ |
概要 |
資本家が,特許という経営戦略上の武器をもったとき,いかにして市場を支配することに成功するのか。莫大な資本と有効な特許を持つ資本家「君」が,市場における独占支配者になるには何が必要であるのかについて,経済理論と法律そして現実の事例の3つの観点から分析する。 |
主要参考文献 | Fritz Machalup『特許制度の経済学』 R.Hiferding『金融資本論』 『レーニン全集』 |
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日本の「エコマーク」制度とその将来〜行政・消費者・企業というフィルターを通して分析する |
概要 |
諸外国でも多数実施されているエコラベルについて,特に日本の「エコマーク」を取り上げ,行政や消費者・企業などのフィルターを通して現在の制度を検討し,今後を考える。 |
主要参考文献 | 山田國廣『ISO14000から環境JISへ』藤原書店 『環境白書1996年度版』 『産業と環境』1996年4月号,11月号。『ジェトロセンサー』1995年7月号。『週刊東洋経済』1994年12月3日号 |
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日本的雇用の変化と実態 |
概要 |
昨年の春から夏にかけて就職活動をしていて,雇用環境が厳しい状況にあるということをじかに感じとることができ,今後の動向が気になっており,日本的雇用というものを分析していきたいと思った。 |
主要参考文献 | 労働省『労働白書』 渡部孝雄『日本的経営の変貌』学生社,1987年 内橋克人『危機の中の日本企業』岩波書店,1994年 |