パレスチナ情勢年表 2024年

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1月
イスラエル軍の攻撃や警官の発砲などによる1月のパレスチナ人の死者5,097人(ガザ地区で5,079人,ヨルダン川西岸地区で18人),パレスチナ人側の攻撃などによるイスラエル人の死者37人(31日まで)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は156人,負傷者は246人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は21,978人,負傷者は56,697人と発表(1日)。
・ガザ地区中部マガジ難民キャンプでイスラエル軍の空爆と戦車からの砲撃によりパレスチナ人10人死亡(1日)。
・ヨルダン川西岸地区ラマラ東方シルワドと川西岸地区北部ジェニンをイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人をイスラエル軍が攻撃しパレスチナ人と戦闘(1日)。
・ハマスのアル・カッサム旅団がガザ地区で地雷原によりイスラエル兵15人死亡と発表(1日)。
・イスラエル軍の戦車部隊の一部がガザ地区から撤退を開始,米軍高官はイスラエル軍が低強度の軍事作戦への転換したとの推測を発表(1日)。
・イスラエル中部と南部をハマスが多数のロケット弾で攻撃,イスラエル国防省は防空システム「アイアン・ドーム」で迎撃し地上への着弾はなかったと発表(1日)。
・イスラエル国防軍(IDF)のハガリ報道官がハマスとの戦闘は2024年いっぱい続くとの認識を表明(1日)。
・イスラエルの最高裁が議会が昨年可決した最高裁の権限を制限する司法制度改革法案を8対7で無効とする判決(2日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は207人,負傷者は338人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は22,185人,負傷者は57,035人と発表(2日)。
・レバノン西部ベイルート郊外ダヒエのヒズボラの拠点へのイスラエル軍の無人機攻撃によりハマス副政治局長のアルーリ氏(アル・カッサム旅団の創設者の1人)とアル・カッサム旅団幹部2人含む7人死亡,11人負傷ハマスがレバノンの主権を侵害する「テロ行為」と非難(2日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は128人,負傷者は261人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は22,313人,負傷者は57,296人と発表(3日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の空爆と地上部隊による攻撃が継続,南部ラファでイスラエル軍のミサイル攻撃によりパレスチナ人3人死亡,北部ジャバリヤ難民キャンプへのイスラエル軍の空爆により数十人死傷(3日)。
・ヨルダン川西岸地区北西部トゥルカルムとヌール・シャム難民キャンプをイスラエル軍が2台のブルドーザーとともに強襲(3日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は125人,負傷者は318人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は22,438人,負傷者は57,614人と発表(4日)。
・ガザ地区南部ハンユニスでイスラエル軍の空爆により2人死亡,保健当局発表(4日)。
・ヨルダン川西岸地区北西部トゥルカルムのヌール・アルシャムス難民キャンプをイスラエル軍が強襲し過激派への関与容疑で住民少なくとも120人を拘束,パレスチナ赤新月社はイスラエル兵によって21人が負傷と発表(4日)。
・イスラエルのガラント国防相がガザ地区での軍事作戦は人質の解放を確実にし,ハマスを解体して軍事的脅威を取り除くまで継続すること,ハマス掃討作戦終了後のガザ地区について,ハマスもイスラエルも統治せず,複数のパレスチナ人の組織がイスラエルに脅威を与えない条件下で統治するとの計画概要を発表(4日)。
・イスラエルのヨルダン川西岸地区での入植活動を監視するNGO「ピース・ナウ」が昨年10月7日のイスラエルとハマスの軍事衝突開始以降,西岸地区で新たな入植地9カ所が確認され,居住するパレスチナ人を暴力的に排除するなど,記録的なペースで入植が増加しているとの報告書を公表(4日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は162人,負傷者は296人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は22,600人,負傷者は57,910人と発表(5日)。
・ガザ地区中部ヌッセイラート難民キャンプでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも4人死亡,南部ハンユニスでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも2人死亡(5日)。
・ヨルダン川西岸地区ベイト・リマでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人青年1人死亡,4人負傷,イスラエル軍はパレスチナ人が火炎瓶を投げたための自衛措置と説明(5日)。
・イスラエル軍がガザ地区での軍事作戦開始以降のイスラエル兵の累計死者数は175人と発表(5日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は122人,負傷者は256人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は22,722人,負傷者は58,166人と発表(6日)。
・ガザ地区南部ハンユニスでイスラエル軍の空爆と砲撃により集合住宅が破壊されパレスチナ人少なくとも2人死亡,50人負傷,中部で学校への砲撃によりパレスチナ人を4人死亡,パレスチナ・メディア発表(6日)。
・レバノン南部からイスラエル北部地域に向けてレバノン抵抗部隊が62基のミサイルを発射(6日)。
・イスラエル軍のハガリ報道官がガザ地区北部地域でこれまでの軍事作戦でハマス戦闘員約8,000人を殺害しハマスの軍事態勢の解体が完了,今後は同地区中部と南部でのハマスの殲滅に集中すると発表(6日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は113人,負傷者は250人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は22,835人,負傷者は58,416人と発表(7日)。
・ガザ地区南部ハンユニスでイスラエル軍の空爆により子ども15人含むパレスチナ人70人以上死亡,パレスチナ・メディア発表(7日)。
・ガザ地区南部ラファでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人ジャーナル人死亡(7日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人6人死亡,保健当局発表,同地域でIED攻撃によりイスラエル警官1人死亡(7日)。
・ヨルダン川西岸地区とエルサレムの境界検問所でイスラエル警官が接近する車に発砲しパレスチナ人少女1人死亡(7日)。
・ハマスのアル・クッズ旅団がイスラエル南部スデロット,ニールアムとユダヤ人入植地をミサイルで攻撃したと発表(7日)。
・レバノンのイスラム抵抗部隊がイスラエル北部ハイファを巡航ミサイルで攻撃したと発表(7日)。
・ブリンケン米国務長官がヨルダンとカタールを訪問し,ドーハでの記者会見でこの紛争は容易に転移する可能性があり,さらなる不安や苦しみを生み出しかねない」との認識を表明,ヨルダンのアブドゥラ国王はイスラエルに対する米国の影響力を使って即時停戦を迫るよう要求し,イスラエルの軍事作戦継続による「破滅的な影響」を警告(7日)。
・イスラエルのネタニヤフ首相が「ハマスの排除,人質の全員帰還,ガザがイスラエルの脅威でなくなることを確実にするという全ての目標を達成するまで戦争を停止してはならない」と言明(7日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は249人,負傷者は510人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は23,084人,負傷者は58,926人と発表(8日)。
・イスラエル軍がガザ地区中部ブレジで発見したとするハマスの大規模な武器製造拠点を報道陣に公開(8日)。
・ブリンケン米国務長官がサウジアラビアとUAEを訪問し首脳らと会談,会談後に米国はこの地域でのイスラエルとの関係正常化の追求に明らかな関心があるが,「そのためにはガザ地区での戦争の終結が必要であり,パレスチナ国家への現実的な道筋が必要であることも明らかだ」との認識を表明,サウジアラビアのムハンマド皇太子はガザ地区での軍事行動を停止し和平への道筋をつけることの重要性を強調,さらにパレスチナの人々が正当な権利を獲得し公正で永続的な和平を達成できるよう安定と和平路線を回復するための条件整備に取り組む必要性も強調(8日)。
・レバノン南部イスラエル国境地帯をイスラエル軍が攻撃しヒズボラの精鋭部隊「ラドワン部隊」のタウィル司令官を殺害(8日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は126人,負傷者は241人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は23,210人,負傷者は59,167人と発表(9日)。
・ブリンケン米国務長官がイスラエル・テルアビブを訪問しネタニヤフ首相、ヘルツォグ大統領と相次いで会談後の記者会見で「ガザ地区での民間人犠牲者があまりにも多い」と述べ、イスラエル政府が永続的な安全保障を得るためにアラブ諸国からの支援を期待するなら「2国家併存」に向けて動き,パレスチナの人々がもともと住んでいた場所に直ちに戻れるようにしなければならないと強調(9日)。
・イスラエル軍がガザ地区での地上作戦開始以降のイスラエル兵の185人と発表(9日)。
・レバノン南部へのイスラエル軍の攻撃によりヒズボラ戦闘員4人死亡(9日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は147人,負傷者は243人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は23,357人,負傷者は59,410人と発表(10日)。
・ガザ地区南部ラファでイスラエル軍の空爆により多数の子ども含むパレスチナ人少なくとも15人死亡(10日)。
ガザ地区中部でイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人58人死亡,アルジャジーラTV報道(10日)
・パレスチナ赤新月社がガザ地区中部デイル・アルバラでイスラエル軍の空爆により救急車が損壊しスタッフ4人含む6人が死亡と発表(10日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ナブルスでイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人12人負傷(10日)。
・ヨルダン川西岸地区ベイト・リマでイスラエル兵の事前警告なしの発砲によりパレスチナ人青年1人死亡,2人負傷,APが過去24時間のライブ映像の検証に基づき報道(10日)。
・ブリンケン米国務長官がヨルダン川西岸地区ラマラでパレスチナ自治政府のアッバス議長と会談しガザ地区での民間人の被害を最小限に抑えるための米国の取り組みについて協議,ブリンケン氏はパレスチナ国家樹立に向けた「実体的な措置」を支持すると表明(10日)。
・ヨルダン南部アカバでエジプトのシシ大統領とヨルダンのアブドゥラ国王がアッバス議長と会談,パレスチナ人住民をガザ地区から追放しようとするいかなる計画に反対すると表明,アブドゥラ国王はヨルダン川西岸地区でユダヤ人入植者によるパレスチナ人への攻撃が増加していることを批判,エジプト大統領府は国際社会に対して即時停戦のための「断固とした姿勢」を呼びかけ(10日)。
・バイデン大統領がサウスカロライナ州での選挙関連行事でガザ地区での戦闘休止を求める参加者の抗議に対してその思いは理解できる」とし「イスラエル政府に対し内密にガザ派遣部隊の大幅な撤退などを働きかけている」と述べる(10日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は112人,負傷者は194人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は23,469人,負傷者は59,604人と発表(11日)。
・ガザ地区南部ハンユニスでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも32人死亡,アルジャジーラTV報道(11日)。
・オランダ・ハーグの国際司法裁判所(ICJ)でイスラエルがガザ地区で集団虐殺を行なっているとの南アフリカの提訴の審理開始(11日)。
・紅海でイスラエル向けの貨物船などを攻撃しているイエメンのフーシ派の複数の拠点を米軍と英軍が空と海から攻撃(11日)。
・アデン湾を航行中の商船をフーシ派が対艦ミサイルで攻撃,被害なし(11日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は151人,負傷者は248人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は23,708人,負傷者は60,005人と発表(12日)。
・ガザ地区中部ディル・アルバラでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも11人死亡,ガザ地区ガザ郊外でイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人3人死亡,数十人負傷,ガザ保健当局発表(12日)。
・米国防総省が11日のイエメンのフーシ派への攻撃で約30カ所の拠点を150発以上の砲弾で攻撃したと発表(12日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は135人,負傷者は312人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は23,843人,負傷者は60,317人と発表(13日)。
・ガザ地区ガザで民間防衛隊がイスラエル軍の空爆により破壊された民家のがれきの下からパレスチナ人20人の遺体を発見(13日)。
・ガザ地区南部ラファの避難所へのイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも13人死亡,保健当局発表(13日)。
・ガザ地区中部ディル・アルバラをイスラエル軍が激しい空爆(13日)。
・ヨルダン川西岸地区南西部ヘブロンのユダヤ人入植地でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人青年3人死亡,イスラエル軍はパレスチナ人がナイフなどを持って入植地に侵入しようとしたための発砲と説明(13日)。
・イエメン南部サヌアのフーシ派のレーダー基地を米軍が
空爆,フーシ派は大規模な報復攻撃を警告(13日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は125人,負傷者は265人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は23,968人,負傷者は60,582人と発表(14日)。
・イスラエルのネタニヤフ首相がハマスとの戦闘開始から100日目にハマス掃討作戦は「誰にも止められない」と主張しハマス殲滅まで攻撃を継続すると言明,またハマス殲滅後もガザ地区に軍事装備や殺傷武器が流入するのを防ぐためにガザ地区とエジプトとの境界地帯を封鎖する必要があると主張(14日)。
・レバノン南部からイスラエル北部への誘導ミサイル攻撃によりイスラエル民間人2人死亡,1人負傷,イスラエル軍がレバノンから侵入しようとした武装勢力4人を殺害したと発表(14日)。
・レバノンのヒズボラ最高指導者ナスララ師が米軍によるイエメンのフーシ派への攻撃について,紅海が紛争地域と化し,同海域を航行するすべての船舶に被害が及ぶ状況を米国が作ったと批判(14日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は132人,負傷者は252人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は24,100人,負傷者は60,834人と発表(15日)。
・ハマスがイスラエル人の人質2人の遺体を撮影した動画を公開しイスラエル人女性が2人はイスラエル軍の攻撃で死亡したとのコメントを読み上げ(15日)。
・ガザ地区各地をイスラエル軍が空爆,ガザ市北部でパレスチナ人12人死亡,南部ハンユニスでハマスとイスラエル軍の激しい戦闘,ハマスはイスラエル兵5人を殺害したと発表,中部マガジ難民キャンプとブレイジ難民キャンプへのイスラエル軍の砲撃によりパレスチナ仁少なくとも4人死亡(15日)。
・ヨルダン川西岸地区南西部ヘブロン近郊ドーラでイスラエル軍の発砲によりパレスチナ人2人死亡,トゥルカルムでイスラエル兵の発砲により1人死亡(15日)。
・アデン湾を航行中のアメリカ所有のコンテナ船にフーシ派が発射した対艦弾道ミサイルが直撃,軽微な被害で死傷者なし,航行を継続,米軍発表(15日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は158人,負傷者は320人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は24,285人,負傷者は61,154人と発表(16日)。
・ガザ地区からハマスがイスラエルに向けてロケット弾を発射,イスラエルの防空システム「アイアン・ドーム」が迎撃(16日)。
・ガザ地区北部ベイトラヒヤでイスラエル軍がハマス戦闘員数十人を殺害したと発表(16日)。
・レバノン南部スルキ渓谷地域のヒズボラ拠点をイスラエル軍が少なくとも16回の空爆,ヒズボラはイスラエル南部へ向けてロケット弾を発射したと発表(16日)。
・イエメンのフーシ派が紅海でイスラエルに向かう貨物船をミサイルで攻撃したと発表(16日)。
・サウジアラビアのファイサル外相がパレスチナ国家樹立を含む包括的な合意が得られればイスラエルを国家として承認する可能性があるとの認識を表明(16日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は163人,負傷者は350人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は24,448人,負傷者は61,504人と発表(17日)。
・ガザ地区南部ラファでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人16人死亡,数人負傷,保健当局発表(17日)。
・ガザ地区南部ハンユニスのヨルダン病院付近へのイスラエル軍の攻撃により民家が損壊しパレスチナ人7人死亡,保健当局発表(17日)。
・ヨルダン川西岸地区西部ラマラをイスラエル軍が攻撃,アルジャジーラTV報道(17日)。
・イエメンのフーシ派がアデン湾を航行中の米国の貨物船をミサイルで攻撃したと発表,米軍はフーシ派の拠点を攻撃(17日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は172人,負傷者は326人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は24,620人,負傷者は61,830人と発表(18日)。
・ガザ地区全域へのイスラエル軍の空爆と地上部隊の攻撃が継続,南部ラファで空爆により民間が損壊し民間人16人死亡,医療機関発表(18日)。
・ガザ地区北部でハマスのアル・カッサム旅団とイスラエル軍歩兵部隊の戦闘によりイスラエル兵4人死亡,ジャバリヤ難民キャンプ近くでカッサム旅団がイスラエル軍の戦車に砲撃,同旅団発表(18日)。
・米国務省のミラー報道官がイスラエルがパレスチナ地域で抱える長期的な安全保障上の課題とガザ地区の再建という短期的な課題はパレスチナ国家の樹立なしで解決する方法はないと言明(18日)。
・イスラエルのネタニヤフ首相が「イスラエルはヨルダン川の日の全域を安全に管理すなければならない。主権の原則と衝突するが我々にはどうすることもできない」と主張し,イスラエルの安全保障を保証しないパレスチナ国家の樹立に反対すると米国に伝えたと述べる(18日)。
・ネタニヤフ首相がガザ地区のハマスの戦闘部隊の約3分の2を壊滅させたとし「完全勝利」まで戦争を続けると強調(18日)。
・イエメンのフーシ派がアデン湾で米国の船舶「ケム・レンジャー」をミサイルで攻撃し命中したと発表(18日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は142人,負傷者は278人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は24,762人,負傷者は62,108人と発表(19日)。
・ガザ地区南部ハンユニスのアル・アマル病院をイスラエル軍無人機が攻撃,パレスチナ赤十字社発表(19日)。
・ガザ市のアル・シファ病院へのイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人12人死亡,ガザ地区中部ヌッセイラート難民キャンプでイスラエルの空爆によりパレスチナ人5人死亡,保健当局発表(19日)。
・米中央軍(USCENTCOM)が紅海南部へ向けて発射準備を進めていたフーシ派の対艦ミサイル3基を攻撃したと発表(19日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は165人,負傷者は280人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は24,927人,負傷者は62,388人と発表(20日)。
・ガザ地区北部ジャバリア難民キャンプへのイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人5人死亡,南部ラファでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人死亡,保健当局発表(20日)。
・ガザ地区南部ハンユニスでイスラエル軍がハマスの設置したロケット弾発射装置とIEDを破壊したと発表(20日)。
・イスラエル西部テルアビブでネタニヤフ政権の退陣を求める数千人規模のデモ(20日)。
・シリア南部ダマスカス西部でイスラエル軍のミサイル攻撃によりイラン革命防衛隊の使用施設が損壊しイラン人顧問5人死亡(20日)。
・レバノン南部地域でイスラエル軍の無人機攻撃によりヒズボラ戦闘員含む2人死亡(20日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は178人,負傷者は293人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は25,105人,負傷者は62,681人と発表(21日)。
・ガザ地区へのイスラエル軍の空爆により南部ハンユニスで子ども1人含む3人死亡,南部ラファで3人死亡,中部ガザ市で3人死亡,保健当局発表(21日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ナブルス,中部ベスレヘムをイスラエル軍が襲撃(21日)。
・ネタニヤフ首相がガザ地区からの軍の完全撤退やハマスによるガザ地区当地の継続などを求めたハマス側の人質解放条件を拒否すると発表(21日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は190人,負傷者は340人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は25,295人,負傷者は63,000人と発表(22日)。
・ガザ地区南部ハンユニス西郊アルマワシにイスラエル軍が進軍し病院を包囲し医療スタッフを拘束,攻撃によりパレスチナ人少なくとも0人死亡,保健当局発表(22日)。
・イギリス首相府がイスラエルのネタニヤフ首相のパレスチナ国家樹立についての否定的なスタンスに「失望」しており,イスラエルと将来のパレスチナ国家が共存する「2国家解決」が「恒久的な平和への最善の道」というイギリスの立場に変更はないと言明(22日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は195人,負傷者は354人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は25,490人,負傷者は63,354人と発表(23日)。
・ガザ地区中部イスラエルとの境界近くのマガジ難民キャンプでイスラエル軍戦車部隊へのRPG攻撃により弾薬などが爆発しイスラエル兵21人死亡,南部地域で建物に仕掛けられた爆弾によりイスラエル兵3人死亡とイスラエル軍が発表(23日)。
・ガザ地区南部ハンユニスで国連運営の避難所へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人6人死亡,UNRWA発表(23日)。
・イスラエルとハマスがガザ地区での戦闘を1か月間休止し,ハマスが拘束中のイスラエル人の人質とイスラエルが拘束中のパレスチナ人の交換を行なうことで大筋合意が成立と関係者情報(23日)。
・国連のグテーレス事務総長が安保理でイスラエル政府がパレスチナ国家樹立による「2国家共存」を明確に栗けし拒否していることは容認できないと非難(23日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は210人,負傷者は386人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は25,700人,負傷者は63,740人と発表(24日)。
・ガザ地区南部ハンユニスの住民の避難所の国連訓練センターにイスラエル軍の砲弾が着弾しパレスチナ人12人死亡,75人負傷,UNRWA発表,ハマスは200人以上が殺害され病院に125人の遺体が搬入されたと発表(24日)。
・イスラエル政府報道官が人質交換と引き換えにハマスとの戦闘休止で合意との報道を全面的に否定(24日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は200人,負傷者は370人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は25,900人,負傷者は64,110人と発表(25日)。
・ガザ地区中部ガザ市で食料供給を待つパレスチナ人の行列へのイスラエル軍の空爆により20人死亡,150人負傷,中部ヌッセイラート難民キャンプでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人6人死亡。南部ハンユニスの2つの病院をイスラエル軍戦車部隊が包囲,ガザ保健当局が過去24時間の攻撃によりパレスチナ人少なくとも50人死亡と発表(25日)。
・イエメンのフーシ派がイスラエルに関連する船舶への攻撃はガザ地区に食料や医薬品などの支援が届くまで続くと宣言,米英のフーシ派への攻撃は逆効果で我々の意思と決意に影響は及ぼさないと強調(25日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は183人,負傷者は377人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は26,083人,負傷者は64,487人と発表(26日)。
・国際司法裁判所(ICJ)が南アフリカによるイスラエルがジェノサイド防止に関する条約に違反しているとしてイスラエルに戦闘停止の緊急措置を命じるよう提訴した訴訟で,イスラエルに対してガザ地区でのジェノサイドを防止するためのあらゆる措置を講じ,1カ月以内に進捗状況を報告するよう命令(26日)。
・イスラエルの駐ジュネーブ国連・国際機関常駐代表が世界保健機関(WHO)はガザ地区の病院が「テロ目的で利用」されている証拠を無視することでハマスと「共謀」していると非難(26日)。
・イスラエルのスモトリッチ財務相がハマスに拉致された人質解放交渉の仲介役のカタールに対して,「ハマスの後援者でありハマスによるイスラエル市民の虐殺に大きな責任がある」とX上で主張(26日)。
・レバノン南部へのイスラエル軍の攻撃によりひずみゲージ人死亡,ヒズボラ発表(26日)。
・UNWRAが職員12人が昨年10月7日のハマスによるイスラエル攻撃に関与した疑いがあるとして解雇したと発表,イスラエル当局からの情報提供,米英など9カ国が資金拠出を一時停止(26日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は174人,負傷者は310人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は26,257人,負傷者は64,797人と発表(27日)。
・イエメンのフーシ派がアデン湾を航行中の石油タンカー「マーリン・ルアンダ」にミサイルを発射しタンカーが炎上(27日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は165人,負傷者は290人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は26,422人,負傷者は65,087人と発表(28日)。
ヨルダン北東部シリア国境近くの米軍基地「タワー22」への無人機攻撃により米兵3人死亡,34人負傷,「イラクのイスラム抵抗勢力」が実行声明(28日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は215人,負傷者は300人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は26,637人,負傷者は65,387人と発表(29日)。
・ガザ地区南部ハンユニスへのイスラエル軍の激しい攻撃が継続,ハガリ報道官はハマスの4個大隊のうち2個大隊を解体したと発表(29日)。
・シリア南部ダマスカス郊外でイスラエル軍の空爆により2人死亡,数人負傷,国営メディア発表(29日)。
・イエメンのフーシ派がアデン湾を航行中の米海軍艦船をミサイルで攻撃したと発表(29日)。
・イスラエル政府のベングビール公共治安相がユダヤ人入植者にガザ地区への帰還を呼びかけ,米NSCのカービー戦略広報調整官がベングビール氏の発言は無謀で扇動的と非難(29日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は114人,負傷者は249人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は26,751人,負傷者は65,636人と発表(30日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンのイブン・シナ病院に医療スタッフや女性を装った10人以上のイスラエル軍特殊部隊員が侵入しパレスチナ人青年3人を殺害,イスラエル軍は病院に潜伏していたハマスとイスラム聖戦の戦闘員標的の作戦と発表,カッサム旅団が殺害された青年をメンバーと認める声明(30日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は150人,負傷者は313人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は26,901人,負傷者は65,919人と発表(31日)。
・イスラエル軍がガザ地区中部ガザ市と南部ハンユニスへの空爆によりパレスチナ戦闘員25人死亡と発表。(R)
イスラエル軍がガザ地区での戦闘でイスラエル軍将校1人と兵士2人が死亡と発表(31日)。
・国際司法裁判所(ICJ)がイスラエルに対しガザで大量虐殺を防止するためにあらゆる措置を講じるよう命じたことについて,南アフリカのパンドール外相が全ての国はイスラエルの軍事行動への資金提供を停止する義務を負っているとの見解を発表(31日)。
・イエメンのフーシ派がアデン湾を航行中の米海軍駆逐艦グレーブリーと米国商船標的にミサイルを発射したと発表,イギリスの海上警備会社はアデン湾を航行中の商船からミサイル攻撃を受けて右舷で爆発が起きたと報告があったと発表(31日)。
2月
イスラエル軍の攻撃や警官の発砲などによる2月のパレスチナ人の死者3,175人(ガザ地区で3,165人,ヨルダン川西岸地区で10人),パレスチナ人側の攻撃などによるイスラエル人の死者11人(29日まで)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は118人,負傷者は190人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は27,018人,負傷者は66,139人と発表(1日)。
・ガザ地区南部ラファ東部の民家へのイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人4人死亡,アルジャジーラTV報道(1日)。
・イスラエル軍が過去24時間にガザ地区でパレスチナ武装勢力戦闘員25人を殺害,戦闘でイスラエル兵3人死亡と発表(1日)。
・イスラエルのガラント国防相がガザ地区南部ハンユニスでハマスの旅団を解体したと発表(1日)。
・イエメンのフーシ派が紅海をパレスチナのイスラエル占領地域へ向かって航行中の英国商船を攻撃したと発表(1日)。
バイデン大統領がヨルダン川西岸地区でパレスチナ人を攻撃したユダヤ人入植者に金融制裁やビザ制限などの制裁を科す大統領令を発令,第1弾として入植者4人を米金融資産の凍結や米国人との取引禁止の制裁対象に指定,ブリンケン国務長官が「イスラエルはヨルダン川西岸で民間人に対する暴力を阻止し責任を追及するために一段の措置を講じる必要がある」とし,イスラエルと将来のパレスチナ国家が共存する「2国家解決」の実現可能性を含め「米国の外交政策目標推進に向けた行動を取り続ける」との声明を発表(1日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は112人,負傷者は148人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は27,131人,負傷者は66,287人と発表(2日)。
イギリスのキャメロン外相がイスラエルのネタニヤフ首相との協議で,パレスチナ国家樹立による「2国家共存」へのイギリスの支持を改めて表明し,国連もパレスチナ国家を承認する時が来るとの認識を示したうえで,「あり得る」ことについて話し始めるよう呼びかけ(2日)。
・イスラエル軍がゴラン高原からシリア南部ダマスカスを多数のミサイルで攻撃しイラン革命防衛隊の顧問1人死亡(2日)。
・米軍がイラクとシリアのイラン革命防衛隊やイラン支援の武装組織の標的85カ所以上を空爆(2日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は107人,負傷者は165人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は27,238人,負傷者は66,452人と発表(3日)。
・ガザ地区南部ラファとディル・アルバラでイスラエル軍の空爆により2人死亡,5人死亡,アルジャジーラTV報道(3日)。
欧米の政府職員800人以上がイスラエルとガザ地区の戦いに対する自国政府の政策は「国際法の深刻な違反,戦争犯罪,そして民族浄化や大量虐殺にさえ我々の政府の政策が加担しているリスクが高い」と警告する「大西洋を超える声明」に署名(3日)。
・イエメンのフーシ派の拠点13カ所に米軍と英軍が攻撃(3日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は127人,負傷者は178人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は27,365人,負傷者は66,630人と発表(4日)。
・イスラエル軍の空爆によりガザ地区南部ハンユニスでパレスチナ人26人死亡,ディル・アルバラで10人死亡,アルジャジーラTV報道(4日)。
・イスラエル西部テルアビブでネタニヤフ政権の退陣と議会の解散・総選挙を求める大規模なデモ(4日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は113人,負傷者は205人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は27,478人,負傷者は66,835人と発表(5日)。
・ヨルダン川西岸地区のマアレ・アドゥミム難民キャンプでイスラエル警官の発砲によりパレスチナ人少年1人死亡,警察は少年がナイフで警官を襲撃しようとしたための発砲と説明(5日)。
・イスラエルのネタニヤフ首相がこれまでにイスラエル軍はハマス戦闘員の半数以上を死傷させたとし「完全勝利まで戦いを続ける」と言明(5日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は107人,負傷者は143人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は27,585人,負傷者は66,978人と発表(6日)。
・ガザ地区南部ハンユニスでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも14人死亡,医療当局発表(6日)。
・ガザ地区南部ラファでイスラエル軍戦車の砲撃により警官6人含む計8人死亡,ガザ保健当局発表(6日)。
・ガザ地区北部ジャバリア難民キャンプでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人10人死亡,10人負傷(6日)。
・イスラエル軍がガザ地区北部でのパレスチナ武装勢力との戦闘で陸軍大隊副司令官1人が死亡と発表(6日)。
・イスラエル軍報道官がガザ地区でハマスに拘束されているイスラエル人の人質のうち31人の死亡が確認されたと発表(6日)。
・イエメンのフーシ派が紅海を航行中のバルバドス船籍で英国企業所有の「モーニング・タイド」号とマーシャル諸島船籍で米国企業所有の「スター・ナシア」号にミサイルを発射したと発表(6日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は123人,負傷者は169人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は27,708人,負傷者は67,147人と発表(7日)。
・ヨルダン川西岸地区北西部トゥルカルム近くのヌール・シャム難民キャンプ内の民家をイスラエル軍が攻撃しパレスチナ人3人死亡,イスラエル軍は死亡したのは手配中のパレスチナ武装組織戦闘員と発表(7日)。
・ガザ地区南部ラファでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも10人死亡(7日)。
サウジアラビア外務省がイスラエルとの外交関係について,東エルサレムを首都とし1967年(第3次中東戦争前)の境界に基づくパレスチナ独立国家が承認され,イスラエルによるガザ地区への「侵略」が停止されない限り正常化はあり得ないとの声明を米国に伝達したと発表(7日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は130人,負傷者は170人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は27,840人,負傷者は67,317人と発表(8日)。
・ガザ地区南部ラファでイスラエル軍の空爆により民家2軒が損壊しパレスチナ人少なくとも女性2人と子ども5人含む13人死亡,ハンユニスとディル・アルバラへも激しい砲撃,米国務省のバデル副報道官が100万人以上が避難しているラファへのイスラエル軍の「このような作戦は支持しない」と批判(8日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は107人,負傷者は142人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は27,947人,負傷者は67,459人と発表(9日)。
・ガザ地区中部ディル・アルバラでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも8人死亡,南部ハンユニスの学校へのイスラエル軍の無人機攻撃によりパレスチナ人少なくとも2人死亡,数十人負傷(9日)。
・バイデン大統領が記者団に対してイスラエルのガザ地区での軍事行動について「私はガザ地区での対抗措置は行き過ぎだとみている」との認識を表明し,人道支援強化のためガザ地区の封鎖解除を求める自身の取り組みに言及(9日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は117人,負傷者は152人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は28064人,負傷者は67,611人と発表(10日)。
・イスラエル軍がガザ地区ガザ市西部のUNRWA本部の地下でハマスがPCなど電気設備を設置し小銃や弾薬などの保管場所として使用したトンネルを発見したと発表しメディアに公開(10日)。
・レバノン南部シドン近くのイスラエル国境から約60q地域でイスラエル軍が走行中の車を無人機で攻撃し少なくとも2人死亡,2人負傷,レバノン治安当局発表,南部ホウラへのイスラエル軍の砲撃により1人死亡,9人負傷,国営メディア報道(10日)。
・シリア南部ダマスカス地域をイスラエル軍がゴラン高原からミサイル攻撃,物的損害のみ,一部は防空システムにより撃墜とシリア軍発表(10日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は112人,負傷者は173人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は28176人,負傷者は67,784人と発表(11日)。
・ガザ地区南部ラファでイスラエル軍の空爆により警官少なくとも5人死亡,警察当局発表,民間人12人死亡,病院関係者発表(11日)。
・イスラエル軍が計画中のガザ地区南部ラファでの地上作戦について,10日の閣議でネタニヤフ首相がラマダンが始まる3月10日前の完了を指示したとCNN報道(11日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は164人,負傷者は200人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は28,340人,負傷者は67,984人と発表(12日)。
・ガザ地区南部ラファでイスラエル軍の空爆を含む攻撃により女性と子ども含むパレスチナ人少なくとも74人死亡,ネタニヤフ首相がハマスに拘束されていた人質2人を特殊部隊が解放したと発表(12日)。
・ガザ地区南部ハンユニスでイスラエル軍戦車への対戦車ロケット弾攻撃によりイスラエル軍将校2人死亡,兵士2人負傷,イスラエル軍発表(12日)。
・バイデン大統領がヨルダンのアブドゥラ国王との会談後,イスラエルに対してガザ地区での戦闘の長期停戦につながる最低6週間の戦闘休止を呼びかけていると発表(12日)。
・オランダの控訴裁判所がイスラエルがガザ地区で使用しているF35戦闘機の部品輸出について,差し止めを請求していた人権団体の抗告を認め,昨年12月のハーグ地裁の決定を覆してすべての部品の輸出と輸送を停止するよう政府に命令(12日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は133人,負傷者は162人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は28,473人,負傷者は66,146人と発表(13日)。
・ガザ地区中部ヌッセイラート難民キャンプでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも16人死亡,ガザ市でイスラエル軍の空爆により子ども含むパレスチナ人6人死亡,南部ハンユニスでイスラエル兵の狙撃によりパレスチナ人3人死亡,10人負傷(13日)。
・国連のグリフィス事務次長(人道問題担当)がイスラエル軍のガザ地区南部ラファへの攻撃は「大虐殺」と「壊滅的な」結果をもたらすとの声明を発表(13日)。
・エジプト・カイロでガザ地区での戦闘休止についての米国,イスラエル,エジプト,カタールの交渉再開,成果なく終了(13日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は103人,負傷者は145人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は28,576人,負傷者は66,291人と発表(14日)。
・ガザ地区中部ヌッセイラート難民キャンプでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人6人死亡,保健当局発表(14日)。
・ネタニヤフ首相が「我々は完全な勝利まで戦う」が,ガザ地区南部ラファについては民間人の退去後にハマスに対する攻撃を進めると言明(14日)。
・パレスチナ自治政府のマリキ外相が「ネタニヤフ首相は、自分の個人的なキャリアや将来のために戦争を続けることを望んでおり,罪のないイスラエル人とパレスチナ人の運命や命,イスラエルの人質やガザ地区の罪のないパレスチナ人のことを気にしていないのは明らかだ」と批判(14日)。
・レバノン南部へのイスラエル軍の空爆により女性と子ども4人含む民間人9人死亡,ヒズボラ戦闘員4人死亡,イスラエル軍は女性兵士1人が死亡し8人が負傷した軍事基地へのロケット弾攻撃に対する報復と発表(14日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は87人,負傷者は104人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は28,663人,負傷者は66,395人と発表(15日)。
・ガザ地区南部ハンユニスのナセル病院をイスラエル軍の特殊部隊が急襲,イスラエル軍のハガリ報道官はハマス戦闘員が病院内に潜伏し人質が拘束されているとの情報に基づく攻撃と主張し,多数の容疑者を逮捕したと発表,ハマス政治部門はハマスはナセル病院で活動していないと否定,ガザ地区保健当局はイスラエル軍が460人以上の医療スタッフや患者,避難民を強制的に退去させたと発表(15日)。
・ガザ地区中部でイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも11人死亡,保健当局発表(15日)。
・イスラエル軍がガザ地区南部の戦闘で兵士1人死亡,3人負傷と発表(15日)。
・イエメンのフーシ派指導者がイスラエルがパレスチナに対する「犯罪」を続ける限り,パレスチナ人との連帯を示すため紅海での船舶への攻撃を継続すると言明(15日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は112人,負傷者は157人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は28,775人,負傷者は66,552人と発表(16日)。
・ガザ地区中部ヌッセイラート難民キャンプでイスラエル軍の空爆により女性と子ども10人含むパレスチナ人少なくとも12人死亡,アクサ病院当局発表(16日)。
・ガザ地区南部ラファでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも10人死亡,保健当局発表(16日)。
・イスラエル南部キリヤット・マラチのバス停で武装集団の銃撃によりイスラエル人2人死亡,4人負傷(16日)。
・バイデン大統領が記者団に対して「私はここ数日間,イスラエル首相とそれぞれ約1時間にわたって広範な対話を行なってきた」とし,その中で人質や捕虜の解放に向けた「一時的な停戦が必要だと主張したと述べる(16日)。
・イエメンのフーシ派がアデン湾を航行中のバルバドス船籍の貨物船でイギリス所有の「リカビトス」にミサイル攻撃を行なったと発表,海上警備会社は船体に軽度の損傷と発表(16日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は83人,負傷者は125人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は28,858人,負傷者は66,677人と発表(17日)。
・ガザ地区南部ハンユニスのイスラエル軍が武力で制圧したナセル病院で酸素供給が停止しICUの患者5人が死亡したと病院当局発表(17日)。
・ガザ地区各地でイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人ジャーナリスト4人死亡(17日)。
・イエメンのフーシ派が紅海を航行中のイギリスの石油タンカーをミサイルで攻撃したと発表(17日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は127人,負傷者は205人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は28,985人,負傷者は66,883人と発表(18日)。
・ガザ地区中部ディル・アルバラでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも44人死亡,数十人負傷,アクサ病院当局発表(18日)。
・ガザ地区南部ラファでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも13人死亡,病院当局発表(18日)。
・イギリス・ロンドンでガザ地区での即時停戦を求める親パレスチナ団体の抗議デモに約25万人が参加,警察が参加者12人を逮捕(18日)。
・イスラエルのネタニヤフ首相が閣議でパレスチナ国家の一方的な承認に反対する立場を宣言,全会一致で宣言を承認(18日)。
・米中央軍(USCENTCOM)がイエメンのフーシ派の拠点に対して5回の巡航ミサイルと潜水艦,無人機で攻撃したと発表(18日)。
・ガザ地区南部ラファのナセル病院がイスラエルの攻撃により機能停止したとWHO事務局長が発表(18日)。
ブラジルのルラ大統領がイスラエルはガザ地区の民間人に対して「ジェノサイド」を行なっていると非難し,「ガザのパレスチナ人に起きていることは歴史上見当たらない。強いて言えばヒトラーがユダヤ人絶滅を決断した後に起きたことと同じだ」と主張,イスラエルのネタニヤフ首相は「恥ずべきであり憂慮すべき」ものだと非難し,「ホロコーストの矮小化」であり「越えてはならない一線を越えた」と糾弾,ハマスはルラ氏の発言はガザ住民が直面している事態を「正確に説明」するものだとコメント(18日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は107人,負傷者は145人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は29,092人,負傷者は67,028人と発表(19日)。
・ガザ地区中部ヌッセイラート難民キャンプ,ディル・アルバラ,ザワイダ地域へのイスラエル軍の空爆により女性と子ども中心にパレスチナ人70人死亡,アルジャジーラTV報道(19日)。
・ヨルダン川西岸地区ナブルスとラマラをイスラエル軍が急襲(19日)。
・イスラエル軍が昨年10月7日以降のガザ地区でのイスラエル兵の死者が574人,負傷者は2,938人と発表(19日)。
・イエメンのフーシ派がアデン湾を航行中のレバノン企業運航の米国の貨物船とギリシャ船籍で米企業保有の貨物船をミサイルで攻撃したと発表,船体に損傷,死傷者なし(19日)。
・米国が安保理にガザ地区南部ラファでのイスラエル軍の地上攻撃に反対する決議案を提出(19日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は103人,負傷者は142人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は29,195人,負傷者は67,170人と発表(20日)。
・国連安保理でアルジェリア提出のガザ地区での人道目的の即時停戦を求める決議案の採決,13カ国が賛成,英国が棄権,米国の拒否権行使により否決,米国連大使は決議案は関係国が現在進めている人質解放などに関する微妙な交渉に悪影響を及ぼすと主張(20日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は118人,負傷者は163人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は29,313人,負傷者は67,333人と発表(21日)。
・ガザ地区南部ラファでイスラ絵軍の空爆により子ども含むパレスチナ人少なくとも8人死亡,ハンユニスでイスラエル軍戦車の砲撃によりパレスチナ人6人死亡(21日)。
・世界保健機関(WHO)がガザ地区南部ハンユニスのナセル病院から感謝32人を他の病院に移送したと発表(21日)。
・国際司法裁判所(ICJ)で米国務省の代表がICJはイスラエルの安全保障への配慮のためにイスラエル軍のパレスチナ自治区からの無条件撤退を命じるべきではないと主張(21日)。
・米国防総省がイエメンで米軍の無人機MQ-9がフーシ派に撃墜されたと発表(21日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は97人,負傷者は132人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は29,410人,負傷者は67,465人と発表(22日)。
・ヨルダン川西岸地区のエルサレムとの境界地域のイスラエル検問所でパレスチナ武装集団の銃撃によりイスラエル人1人死亡,5人負傷,警官と民間人の発砲により襲撃者のパレスチナ人2人死亡,1人負傷(22日)。
・イスラエル政府がヨルダン川西岸地区にユダヤ人入植者住宅3,300戸の建設計画を発表(22日)。
・国境なき医師団(MSF)がガザ地区でイスラエル軍の攻撃により職員の家族2人が死亡したと発表(22日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ナブルス東部バラタ難民キャンプをイスラエル軍が襲撃しパレスチナ武装勢力と交戦,パレスチナ人多数を逮捕(22日)。
ブラジル・リオデジャネイロで開催されたG20外相会議でほぼすべての参加者がイスラエルとパレスチナの紛争を和平に導く唯一の道として「2国家共存」案を支持したとブラジルのビエイラ外相が発表,「多くの国」がイスラエル軍によるガザ地区最南部ラファへの攻撃を非難したと付言(22日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は104人,負傷者は160人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は29,514人,負傷者は67,616人と発表(23日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人2人死亡,数十人負傷,イスラエル軍はイスラム聖戦幹部標的の空爆と説明,パレスチナ・メディアはイスラム聖戦メンバー以外に民間人青年1人も死亡と発表(23日)。
ブリンケン米国務長官が訪問先のブエノスアイレスでの記者会見で,イスラエル政府がヨルダン川西岸地区に新たな入植者住宅の建設計画を発表したことに対して,「国際法に違反する」と非難し,永続的な和平の実現には逆効果だと指摘,トランプ前政権は入植活動は国際法に違反しないと歴代の政権の見解を変更(23日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は92人,負傷者は123人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は29,606人,負傷者は67,737人と発表(24日)。
・イエメンのフーシ派がアデン湾を航行中の米国企業所有の石油タンカーをミサイルで攻撃したと発表(24日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は86人,負傷者は131人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は29,692人,負傷者は67,879人と発表(25日)。
・イエメンのフーシ派が紅海を航行中の米海軍戦艦とアデン湾を航行中の石油タンカーを攻撃したと発表,米軍と英軍がサヌア,タイズ,アムラン,ホデイダを空爆したと発表(25日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は90人,負傷者は164人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は29,782人,負傷者は70,043人と発表(26日)。
・ヨルダンのアブドゥラ国王がガザ地区へのイスラエル軍の攻撃がラマダン中も継続されるなら紛争は中東のより広い地域に拡大しかねないと警告し即時停戦の必要性を主張(26日)。
・レバノン南部ベカー渓谷へのイスラエル軍の攻撃によりヒズボラ・メンバー少なくとも2人死亡(26日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は96人,負傷者は164人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は29,878人,負傷者は70,215人と発表(27日)。
・イエレン米財務長官がイスラエル政府がパレスチナ自治政府の代わりに徴収した税金の送金を再開したと発表(27日)。
・バイデン米大統領がガザ地区でのイスラエルとハマスの戦闘休止交渉について3月4日までに妥結することを期待している述べる(27日)。
・レバノンのヒズボラがイスラエル北部の航空監視基地に対する大規模なロケット弾攻撃を実施したと発表(27日)。
・レバノンのヒズボラがガザ地区での戦闘でハマスがイスラエルとの停戦案に同意すればイスラエルに対する攻撃を停止すると発表(27日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は76人,負傷者は110人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は29,954人,負傷者は70,325人と発表(28日)。
・ヨルダン川西岸地区ジェニン,ナブルス,ラマラ,ベスレヘム,ヘブロンでイスラエル軍がパレスチナ武装勢力掃討作戦を実施,ヘブロンでパレスチナ人19人を逮捕,ジェニンの難民キャンプを攻撃ヘリと無人機で攻撃し民生インフラなどを破壊(28日)。
・ガザ地区北部に設置されたイスラエル軍部隊司令部をカッサム旅団のパレスチナ抵抗部隊が40基のグラッド・ミサイルなどで攻撃(28日)。
・米中央軍(USCENTCOM)が紅海でイエメンのフーシ派の無人機5機を撃墜したと発表(28日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は112人,負傷者は760人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は30,066人,負傷者は71,068人と発表(29日)。
・ガザ地区中部ガザ市近郊で援助物資を積んだトラックを待つ群衆へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも112人死亡,760人負傷,ガザ地区保健当局発表,イスラエル軍は援助トラックが到着した際に集まった群衆が将棋倒しになり数十人負傷,イスラエル軍具体と車列に群衆が接近したために威嚇射撃を行なったと説明(29日)。
・ヨルダン川西岸地区ナブルス南方のユダヤ人入植地エリでパレスチナ人の銃撃によりイスラエル人2人死亡,イスラエル兵の発砲により襲撃者2人死亡(29日)。
3月
イスラエル軍の攻撃や警官の発砲などによる3月のパレスチナ人の死者2,743人(ガザ地区で2,716人,ヨルダン川西岸地区で27人),パレスチナ人側の攻撃などによるイスラエル人の死者0人(31日まで)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は193人,負傷者は920人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は30,228人,負傷者は71,377人と発表(1日)。
・ガザ地区中部ガザ市近郊で2月29日に援助物資を積んだトラックを待つ群衆へのイスラエル軍の発砲により115人が死亡した事件について,国連の人道問題調整事務所(OCHA),世界保健機関(WHO),児童基金(UNICEF)の代表で構成されたチームが負傷者が搬送されたシファ病院を訪問,負傷者の体に「多数の銃創」を確認したと発表(1日)。
・世界保健機関(WHO)がガザ地区で餓死した子どもは少なくとも10人に達したと発表(1日)。
・ハマス軍事部門カッサム旅団がガザ地区でイスラエル軍の砲撃により拘束していた人質7人と警備担当の複数のハマス戦闘員が死亡したと発表(1日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は92人,負傷者は156人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は30,320人,負傷者は71,533人と発表(2日)。
ガザ地区南部ラファの病院近くでイスラエル軍の空爆により少なくとも子ども5人含むパレスチナ人25人死亡,50人負傷,保健当局発表(2日)。
・ガザ地区の沿岸部に米軍とヨルダン軍が人道支援物資の食料3万8000食分を空中投下,米中央軍(USCENTCOM)発表,国際NGOの「オックスファム」は空中投下は供給できる物資の量が少なく象徴的な意味しかもたず,米国はイスラエルへの武器供給を停止し,同国に物資搬送の妨害をやめるよう要求する方が効果は大きいと指摘(2日)。
・レバノン南部ラミアと沿岸部のナクラでイスラエル軍の無人機攻撃によりヒズボラ・メンバー計7人死亡,国営メディア報道(2日)。
・紅海で2月18日にイエメンのフーシ派の弾道ミサイル攻撃を受けたベリーズ船籍の貨物船が沈没,フーシ派の攻撃を受けた船舶が沈没したのは初めて(2日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は90人,負傷者は177人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は30,410人,負傷者は71,700人と発表(3日)。
・ハリス米副大統領がアラバマ州での演説でハマスに対して6週間の即時休戦に応じるよう要求,イスラエルに対しては,ガザ地区の無辜の人々は「人道上の大惨事」状態に置かれているとして,即時休戦とガザ地区への援助物資の搬入のための努力を「言い訳はなしだ」と強く要求(3日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は124人,負傷者は210人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は30,534人,負傷者は71,920人と発表(4日)。
・ヨルダン川西岸地区ラマラ地域のパレスチナ難民キャンプに大規模な攻撃を実施,イスラエル兵の発砲により10歳と16歳のパレスチナ人少年2人死亡(4日)。
・ハリス米副大統領がイスラエル戦時内閣メンバーのガンツ前国防相と会談しガザ地区への支援物資搬入増加のための効果的な措置を要求(4日)。
・イスラエル軍のハガリ報道官がUNRWAがハマスを含む武装組織から450人超の「軍事工作員」を雇用していたと主張(4日)。
・イエメンのフーシ派がアラビア海でイスラエルの船舶を攻撃したと発表(4日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は97人,負傷者は123人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は30,631人,負傷者は72,043人と発表(5日)。
・ヨルダン川西岸地区北部フワラでパレスチナ人のナイフによる襲撃でイスラエル兵1人負傷,イスラエル兵の発砲により襲撃者のパレスチナ人少年1人死亡,昨年10月以降のイスラエル兵やユダヤ人入植者に殺害されたパレスチナ人は少なくとも358人,パレスチナ人の襲撃によるイスラエル人の死者は少なくとも12人(5日)。
・ブリンケン米国務長官がワシントンDCでイスラエル戦時内閣のガンツ前国防相と会談しガザ地区に人道支援物資を搬入するためにイスラエルは緊急的に行動を起こす必要があると要求(5日)。
・レバノン南部でイスラエル軍の空爆によりヒズボラの医療重視者3人死亡,イスラエル北部へのヒズボラのミサイル攻撃により外交人労働者1人死亡(5日)。
・イエメンのフーシ派がアデン湾を航行中のリベリア船籍でスイスの企業が所有するコンテナ船をミサイル2基で攻撃し1機が命中,物的損害のみ,米中央軍(USCENTCOM)発表(5日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は86人,負傷者は113人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は30,717人,負傷者は72,156人と発表(6日)。
・パレスチナ武装組織「イスラム抵抗運動」がイスラエル北西部ハイファ空港の発電設備を無人機で攻撃したと発表(6日)。
・南アフリカ政府がイスラエルのガザ地区攻撃で発生した飢餓への緊急対応が必要だとして国際司法裁判所(ICJ)に仮処分を申請(6日)。
・イエメンのアデン港沖50カイリ付近でフーシ派のミサイル攻撃によりバルバドス船籍でギリシャ所有の貨物船「トゥルー・コンフィデンス」が炎上し乗組員3人死亡,米中央軍(USCENTCOM)発表(6日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は83人,負傷者は142人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は30,600人,負傷者は72,298人と発表(7日)。
・ネタニヤフ首相がイスラエル軍は「ハマスの最後の拠点であるラファ」を含むガザ全域で活動すると言明(7日)。
・イスラエル政府がヨルダン川西岸地区に新たに3400戸以上のユダヤ人入植者向け住宅を建設する計画を承認,住宅の7割はエルサレム東郊のマアレ・アドゥミムに建設される予定,その他は近郊のケダルとベツレヘム南側のエフラト(7日)。
・バイデン米大統領がガザ地区の海岸に人道支援物資を搬入するために大型船舶が着岸できる港を整備すると発表(7日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は78人,負傷者は104人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は30,678人,負傷者は72,402人と発表(8日)。
・ガザ地区ガザ市西郊のシャティ難民キャンプで空中投下された支援物資のパラシュートが開かずに民家に落下しパレスチナ人5人死亡,10人負傷(8日)。
国連人権高等弁務官がイスラエルのガザ地区攻撃開始以降にヨルダン川西岸地区でユダヤ人入植地を記録的に拡大していることやイスラエル軍と入植者によるパレスチナ人への暴力が急増していることについて国際法に違反する「戦争犯罪」と非難(8日)。
・カナダ政府が国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への資金拠出を再開すると発表(8日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は82人,負傷者は122人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は30,960人,負傷者は72,524人と発表(9日)。
バイデン米大統領がイスラエル軍のガザ地区での軍事行動は自国を救うのではなく害を及ぼしていると批判し,罪のない人々の命に「もっと注意を払うべきだ」と述べ,ラファへの地上部隊の振興を実行すれば「レッドライン」を超えることになると警告(9日)。
・ハマス軍事部門「イスラム抵抗運動」がゴラン高原北部のイスラエル情報施設を無人機で攻撃したと発表(9日)。
・レバノンのヒズボラがイスラエル北部のイスラエル軍集合地を攻撃したと発表(9日)。
・米中央軍(USCENTCOM)が紅海で米海軍艦船と航空機がイエメンのフーシ派が発射した無人機15機を撃墜したと発表(9日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は85人,負傷者は130人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は31,045人,負傷者は72,654人と発表(10日)。
・ハマス軍事部門のムジャヒディン旅団がガザ地区北部ジャバリヤ難民キャンプに展開中のイスラエル軍部隊標的に短距離ミサイルで攻撃したと発表(10日)。
・バイデン米大統領が9日にイスラエル軍のガザ地区での軍事行動は自国を救うのではなく害を及ぼしていると発言したことに対して,イスラエルのネタニヤフ首相が「バイデン氏が何を言おうとしたのか分からないが,私が大半のイスラエル国民の意思に反して私的な政策を進め,それが国益を損なっているという意味なら,いずれも間違いだ」と反論し,ラファへの侵攻は実行すると改めて主張(10日)。
・ネタニヤフ首相がイスラエル軍のガザ地区でのこれまでの軍事行動によりハマス・メンバー13,000人以上が死亡したと発表(10日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は67人,負傷者は106人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は31,112人,負傷者は72,760人と発表(11日)。
・ヨルダン川西岸地区ゼイタでイスラエル軍がパレスチナ武装組織の自爆攻撃要員1人を殺害したと発表(11日)。
・イスラエル軍がガザ地区中部地域でイスラエル軍の空爆によりハマス戦闘員15人死亡と発表(11日)。
・レバノンのヒズボラがゴラン高原のイスラエル軍防空前哨基地を無人機4機で攻撃したと発表(11日)。
・イスラエル軍のハガリ報道官が2日前の空爆でハマス軍事部門のイッサ副司令官が死亡したとの情報について確認中と発表(11日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は72人,負傷者は129人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は31,184人,負傷者は72,889人と発表(12日)。
・エルサレム郊外でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人少年1人死亡,イスラエル警察はパレスチナ人の暴動鎮圧中の発砲と説明(12日)。
・エルサレム西部アル・ジブのイスラエル軍検問所でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人少なくとも2人死亡,3人負傷,パレスチナ赤新月社発表(12日)。
・レバノンのヒズボラがイスラエル北部の複数のイスラエル軍拠点をカチューシャ・ロケット弾100発で攻撃したと発表,レバノン北東部のヒズボラの拠点2カ所へのイスラエル軍の空爆により少なくとも2人死亡,20人負傷(12日)。
・オーストラリアのウォン外相がバイデン大統領の9日のネタニヤフ首相は「イスラエルを救うのではなく打撃を与えている」との発言について,「10月7日はテロ攻撃で,その時世界は当然イスラエルに同情し連帯した」が,「世界は現在の状況に震撼していると思う。イスラエルが方針を変えなければ支持を失い続けるだろう」とバイデン大統領の発言に同意すると述べる(12日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は88人,負傷者は135人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は31,272人,負傷者は73,024人と発表(13日)。
・ガザ地区南部ラファの食糧配給施設へのイスラエル軍の空爆により国連職員1人とパレスチナ人4人死亡,20人負傷,イスラエル軍はハマス標的の空爆により指揮官1人を殺害したと発表(13日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンでイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人2人死亡(13日)。
・ヨルダン川西岸地区とエルサレムの境界地域の検問所でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人青年1人死亡,イスラエル軍はパレスチナ人がナイフで襲撃したための自衛措置と説明(13日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は69人,負傷者は110人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は31,341人,負傷者は73,134人と発表(14日)。
・ガザ地区ガザ市北部で支援物資積載のトラックを待つ人々へのイスラエル軍の砲撃によりパレスチナ人少なくとも21人死亡,150人以上負傷,中部ヌッセイラート難民キャンプの支援物資配給センターへのイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも8人死亡,中部の民家にイスラエル軍のミサイルが着弾しパレスチナ人9人死亡,保健当局発表(14日)。
・イスラエル南部のレストランでパレスチナ人のナイフによる襲撃でイスラエル兵1人負傷,発砲により襲撃者1人死亡(14日)。
・米上院民主党のシューマー院内総務が議会演説でイスラエルのネタニヤフ政権がガザ地区での戦闘の和平の妨げになっているとして新たな選挙の実施が必要との認識を表明,上院共和党のマコネル院内総務は「民主主義への外国の干渉に過敏に反応する米国人が民主的に選ばれたイスラエルの指導者の解任を求めるのは偽善的だ」と批判(14日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は149人,負傷者は300人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は31,490人,負傷者は73,439人と発表(15日)。
・ガザ地区北部ガザ市で支援物資を待つ群衆へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも30人死亡,約150人負傷,市当局発表(15日)。
・ハマス軍事部門のアル・カッサム旅団がガザ地区でイスラエル軍の戦車5両を砲撃しイスラエル兵多数が死傷したと発表(15日)。
・イスラエル首相府がネタニヤフ首相がガザ地区ラファへのイスラエル軍の地上部隊の攻撃計画を承認したと発表(15日)。
・イエメン西部ホデイダ沖でフーシ派のミサイル攻撃により商船1隻に損傷,死傷者なし,米中央軍(USCENTCOM)がフーシ派支配地域で対艦ミサイル9基と無人機2機を破壊したと発表(15日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は63人,負傷者は112人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は31,553人,負傷者は73,546人と発表(16日)。
・ガザ地区にキプロスから海上輸送された最初の人道支援物資約200トンが到着,米国のNPOの「ワールド・セントラル・キッチン(WCK)」がUAEと連携して海岸に桟橋を作って実施,輸送はスペインのNGO「オープン・アームズ」の船舶が担当(16日)。
・ガザ地区中部ヌッセイラート難民キャンプでイスラエル軍の空爆により子どもと妊婦含むパレスチナ人少なくとも37人死亡,イスラエル軍はハマスのテロリスト数人が居住していたと主張(16日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は92人,負傷者は130人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は31,645人,負傷者は73,676人と発表(17日)。
・イエメンのフーシ派がイスラエルや米国に関係する船舶への攻撃をインド洋に拡大すると発表(17日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は81人,負傷者は116人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は31,726人,負傷者は73,792人と発表(18日)。
・ガザ地区北部アル・シファ病院をイスラエル軍の戦車部隊を含む地上部隊が攻撃し火災が発生,パレスチナ人少なくとも20人死亡,イスラエル軍はハマス幹部が同病院を使用している情報に基づく作戦行動で死者はハマス幹部と戦闘員と発表(18日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は93人,負傷者は142人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は31,819人,負傷者は73,934人と発表(19日)。
・ガザ地区中部ヌッセイラート難民キャンプでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも15人死亡,保健当局発表(19日)。
・シリア南部ダマスカス近郊のヒズボラの複数の拠点をイスラエル軍がミサイル攻撃,死傷者なし(19日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は104人,負傷者は162人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は31,923人,負傷者は74,096人と発表(20日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人3人死亡,1人負傷,イスラエル軍はイスラム聖戦幹部の車標的の空爆と説明(20日)。
・イスラエル軍がガザ地区北部のアル・シファ病院での作戦行動によりハマス戦闘員90人死亡,160人を逮捕と発表,ハマス政府メディアは死者はすべて治療中の患者や避難民と発表(20日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は65人,負傷者は92人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は31,988人,負傷者は74,188人と発表(21日)。
・ヨルダン川西岸地区でイスラエル兵の発砲などによりパレスチナ人計8人死亡,北西部トゥルカルムの難民キャンプでイスラエル兵の発砲と軍の攻撃によりパレスチナ人4人死亡,西部ラマラ近郊でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人青年1人死亡,東部エリコでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡,南部ベスレヘムでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡,エラザール難民キャンプでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡(21日)。
・パレスチナ保健省(PMH)の過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死傷者数の発表なし(22日)。
・イスラエル軍報道官がガザ地区北部ガザ市のアル・シファ病院への18日以降の攻撃により殺害したハマス戦闘員は150人以上,拘束者は約600人と発表,ガザ保健当局は病院への電力供給が遮断され酸素吸入器が使えなくなったため患者13人が死亡と発表(22日)。
・ヨルダン川西岸地区西部ラマラ近郊でイスラエル軍の攻撃ヘリの銃撃によりパレスチナ人1人死亡,イスラエル軍はパレスチナ武装組織戦闘員がイスラエル人の車両に発砲したための報復措置と説明(22日)。
・イスラエル政府のスモトリッチ財務相がヨルダン川西岸地区のパレスチナ人の土地600haをユダヤ人入植地に利用するためにイスラエルに編入すると発表(22日)。
・ブリンケン米国務長官がイスラエルのネタニヤフ首相がガザ地区ラファで地上部隊の軍事行動を実施すれば国際的な孤立を招くと警告(22日)。
・スペイン,アイルランド,マルタ,スロベニアの4カ国首脳がパレスチナ国家の承認の準備について話し合い,「関連地域に永続的な和平と安定を植え付けられる唯一の方途はイスラエルとパレスチナ国家の2国家共存の実現を通じてであることで合意した」との声明を発表(22日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は72人,負傷者は114人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は32,142人,負傷者は74,412人と発表(23日)。
・ガザ地区北部ガザ市で支援物資を待つ群衆へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人19人死亡,23人負傷(23日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は84人,負傷者は106人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は32,226人,負傷者は74,518人と発表(24日)。
・ガザ地区南部ハンユニスのアマル病院とナセル病院をイスラエル軍戦車部隊が包囲し封鎖,攻撃により病院スタッフ1人死亡,パレスチナ赤新月社発表,イスラエル軍はハマスとイスラム聖戦が病院を利用してテロ活動をしていると主張(24日)。
・ハリス米副大統領がABCテレビのインタビューでイスラエル軍が計画しているガザ地区南部ラファへの地上侵攻について,「大きな間違いだ」と非難し,強行すれば米政府がイスラエルに対して何らかの対応をとる可能性を「排除しない」と警告(24日)。
・レバノンのヒズボラがイスラエル北部のイスラエル軍部隊と軍事目標をミサイルで攻撃したと発表,イスラエル軍の報復攻撃によりレバノン人3人負傷(24日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は107人,負傷者は176人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は32,333人,負傷者は74,694人と発表(25日)。
・国連安保理で非常任理事国10か国提出のガザ地区での戦闘のラマダン中の即時停戦と人質全員の即時かつ無条件の解放,ガザ地区への人道支援に対するあらゆる障壁の撤廃を求める決議案を賛成14カ国,米国の棄権により採択,イスラエル政府のカッツ外相は決議案に従うつもりはないと言明,ネタニヤフ首相は予定された側近の訪米をキャンセル(25日)。
・カタール・ドーハでのイスラエルとハマスの間接交渉で,ハマスに拘束されている人質40人の解放とイスラエルが収監中のパレスチナ人約700人の釈放を内容とする米国案にイスラエルが同意(25日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は81人,負傷者は93人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は32,414人,負傷者は74,787人と発表(26日)。
・ガザ地区南部ラファの居住地区へのイスラエル軍の攻撃により子ども9人含むパレスチナ人18人死亡,ガザ保健当局発表(26日)。
・カタール・ドーハでのガザ地区での戦闘休止交渉からイスラエル代表団がハマスの要求で交渉が「暗礁に乗り上げた」として引き揚げ(26日)。
・国連人権理事会がガザ地区でのイスラエルの軍事作戦はジェノサイドに相当し,加盟国に対し「イスラエルへの武器禁輸と制裁の実施」を求める報告書を公表(26日)。
・オースティン米国防長官が訪米中のイスラエルのガラント国防相と会談しガザ地区は「人道的大惨事」に見舞われており民間人の保護が道徳的にも戦略的にも不可欠になるとの認識を表明(26日)。
・レバノン北東部ラス・バアベルクとヘルメルへのイスラエル軍の空爆によりヒズボラ戦闘員3人死亡(26日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は76人,負傷者は102人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は32,490人,負傷者は74,889人と発表(27日)。
・ガザ地区南部ラファをイスラエル軍が複数回の空爆,民家4軒が損壊し女性と子ども含むパレスチナ人20人以上死亡,ガザ保健当局発表(27日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンでイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人3人死亡,4人負傷,保健当局発表(27日)。
・レバノンのヒズボラがイスラエル北部キリヤット標的に数十発のロケット弾を発射したと発表,イスラエル人1人死亡,同国南部へのイスラエル軍の空爆によりヒズボラ戦闘員含む16人死亡(27日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は62人,負傷者は91人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は32,552人,負傷者は74,980人と発表(28日)。
・ガザ地区中部ディル・アルバラでラマダンの夜の礼拝のために集まっていたパレスチナ人へのイスラエル軍の空爆により少なくとも女性6人と子ども10人含む21人死亡,アルアクサ殉教者病院発表,イスラエル軍はハマスの能力を抹殺するための作戦と説明(28日)。
・国際司法裁判所(ICJ)がイスラエルに対してガザ地区のパレスチナ人に食料などの緊急支援物資を遅滞なく届けるために必要かつ効果的な措置を講じるよう全会一致で命令,南アフリカ提起のイスラエルがガザ地区でジェノサイドを行なっているとした訴訟の一環,ハマスは命令を歓迎しつつ人道危機回避のためにはイスラエルに軍事攻撃の停止を命令する必要があると主張(28日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は71人,負傷者は112人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は32,623人,負傷者は75,092人と発表(29日)。
・ガザ地区北部ガザ市東郊アル・シェジャイア地域でイスラエル軍の空爆により避難民への支援物資警備の警官10人含むパレスチナ人17人死亡,中部マガジ難民キャンプでのイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人8人死亡,保健当局発表(29日)。
・レバノン南部ティールでイスラエル軍の無人機攻撃によりヒズボラ・メンバー1人死亡(29日)。
シリア北西部アレッポ州アレッポ地域へのイスラエル軍の空爆によりシリア政府軍兵士36人とヒズボラ戦闘員7人,イラン支援の組織のシリア人メンバー1人死亡,同地域にはヒズボラの武器庫が存在,シリア人権監視団発表(29日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は82人,負傷者は88人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は32,705人,負傷者は75,190人と発表(30日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニン南方カバティヤでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人少年1人死亡,イスラエル軍はパレスチナ武装集団から銃撃を受けたための応戦と説明(30日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は77人,負傷者は108人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は32,782人,負傷者は75,298人と発表(31日)。
・パレスチナ自治政府のアッバス議長が28日に首相に指名したムハンマド・ムスタファ氏が組閣した新内閣が発足(31日)。
・エルサレムのイスラエル国会前でハマスに拘束されている人質の解放を実現できないネタニヤフ政権に反対する数万人規模の集会,早期の選挙の実施を要求(31日)。
・ブラウン米統合参謀本部議長がイスラエル軍のガザ地区での軍事作戦について,イスラエルが米国に求めた兵器のすべてを供与しているわけではないと記者団に回答(31日)。
・シリア南部ダマスカス郊外でイスラエル軍がゴラン攻撃から発射したミサイル攻撃により民間人2人負傷(31日)。
4月
イスラエル軍の攻撃や警官の発砲などによる4月のパレスチナ人の死者1,782人(ガザ地区で1,706人,ヨルダン川西岸地区で29人),パレスチナ人側の攻撃などによるイスラエル人の死者6人(30日まで)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は63人,負傷者は94人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は32,845人,負傷者は75,392人と発表(1日)。
・イスラエル軍が3月17日の襲撃を開始したガザ地区北部アル・シファ病院での作戦が終了したとして撤退,2週間の軍事行動でハマスとイスラム聖戦の戦闘員200人を殺害し,容疑者900人以上を拘束,うち600人がハマスまたはイスラム聖戦のメンバーと特定されたと発表,撤退後の病院敷地付近から数十人の遺体が発見されたと保健当局発表(1日)。
・ガザ地区中部ディル・アルバラのアルアクサ殉教者病院でイスラエル軍の空爆により国際NPOの「ワールド・セントラル・キッチン」の外国人スタッフ6人とパレスチナ人運転手1人死亡,同機関発表(1日)。
・シリア南部ダマスカスのイラン大使館領事部の建物でイスラエル軍の空爆によりイラン革命防衛隊将校ら部隊関係者6人とシリア民間人6人含む13人死亡(1日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は71人,負傷者は102人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は32,916人,負傷者は75,494人と発表(2日)。
・ガザ地区中部ディル・アルバラでイスラエル軍の空爆により国際NPO「ワールド・セントラル・キッチン」の職員ら7人が死亡した事件について,イスラエルのネタニヤフ首相が「意図せず無実の人々を攻撃した」と認め「悲劇的な事件」として調査中としつつ,「戦争では起こること」だと主張(2日)。
・上川外相が国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への資金拠出を再開し,2023年度内に予定していた約3500万ドル(約52億円)を拠出すると発表(2日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は59人,負傷者は83人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は32,975人,負傷者は75,577人と発表(3日)。
・エルサレムのイスラエル議会前でガザ地区でハマスに拘束されている人質の家族らが4夜連続でネタニヤフ首相に抗議する大規模なデモを実施,昨年10月7日の「大惨事」の責任はネタニヤフ首相にあるとして解散総選挙を要求,バラク元首相も参加,家族の一部が議場に乱入し,議員たちに人質の早期解放のための行動をただちに起こすよう訴え,野党議員も家族らのシュプレヒコールに参加(3日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は62人,負傷者は91人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は33,037人,負傷者は75,668人と発表(4日)。
バイデン米大統領がイスラエルのネタニヤフ首相との電話会談でガザ地区の人道状況の改善と安定,民間人の保護のためには即時停戦が不可欠と強調し,支援団体や民間人の安全確保のための即時行動を要求,米国の支援はイスラエルの対応によって決定されると警告,ブリンケン米国務長官も訪問先のブリュッセルでイスラエルは人道支援の増強と支援従事者の安全確保を通じ「この局面に対応する必要がある」とし,「求められる変化が見られなければ、米国の政策は変更されることになるだろう」と警告(4日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は54人,負傷者は82人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は33,091人,負傷者は75,750人と発表(5日)。
・イスラエル内閣がガザ地区北部のエレズ検問所を人道支援物資の搬入拡大のために一時的に解放し,アシュトッド港からの搬入も認めることを承認(5日)。
・イスラエル軍がガザ地区で国際NPOの「ワールド・セントラル・キッチン」のスタッフ7人を殺害した攻撃の責任を理由に軍高官2人を解任し3人をけん責処分とすると発表(5日)。
・イスラエル治安当局が東エルサレムで警察署やスタジアムへの攻撃を計画していたIS支持者2人を逮捕したと発表(5日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は46人,負傷者は65人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は33,137人,負傷者は75,815人と発表(6日)。
・国連人権委員会でイスラエルへの武器売却の全面停止を求める決議案を構成国47カ国中で賛成28カ国,反対6カ国,棄権13カ国で採択(6日)。
・エルサレムとテルアビブでネタニヤフ政権に人質の解放のためにハマスとの交渉の即時妥結を要求する大規模なデモ(6日)。
・レバノン東部シリア国境近くのベカア渓谷にあるヒズボラ訓練基地をイスラエル軍が空爆,死傷者なし(6日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は38人,負傷者は71人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は33,175人,負傷者は75,886人と発表(7日)。
・イスラエル軍がガザ地区南部での戦闘でイスラエル兵4人が死亡と発表,ハマスはハンユニスでイスラエル軍部隊を攻撃したと発表(7日)。
・イスラエル軍がガザ地区南部から1つの部隊を除く大半の地上部隊を撤退させたと発表,ガラント国防相は南部ラファへの侵攻を含めて「将来の作戦への準備を進めるためだ」と説明(7日)。
・エルサレムのイスラエル国会前でネタニヤフ政権に対してハマスの拘束されている人質の早期解放を求める数千人の抗議集会(7日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は32人,負傷者は47人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は33,207人,負傷者は75,933人と発表(8日)。
・エジプト・カイロでイスラエル代表団とハマス代表団が休戦交渉を再開,ハマス側はイスラエルが提示した休戦案を拒否したと発表,イスラエルのネタニヤフ首相はハマスに対する完全な勝利はガザ地区南部ラファにいるテロリスト部隊の排除が必要で,攻撃の日程は決まっていると言明(8日)。
・レバノン南部スルタニヤの住宅地でイスラエル軍の空爆により少なくとも3人死亡(8日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は153人,負傷者は60人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は33,360人,負傷者は75,993人と発表(9日)。
・ハマスがガザ地区での休戦や人質解放交渉について,エジプト,カタール,米国の尽力に謝意を述べつつ,イスラエルが提示した案について「かたくなな態度のままで,こちらの要求に何も応じていない」と批判(9日)。
・イスラエルのラピド前首相が訪問先の米国でブリンケン国務長官と会談後,ネタニヤフ政権に対してハマスとの停戦案を受け入れて人質解放に向けて動くよう訴え(9日)。
・トルコ政府がイスラエルがガザ地区での停戦を宣言し充分な人道支援の搬入を許可するまでイスラエルへの鉄鋼,肥料,ジェット燃料などの輸出を制限すると発表,イスラエルは対抗措置を講じると反発(9日)。
・フランスのセジュルネ外相がガザ地区への人道支援に必要な国境開放のためにイスラエルへの制裁を科す必要があるとの見解を表明(9日)。
・連邦議会下院外交委員会の民主党のミークス議員がイスラエルへの武器移転について,どのように使用されるか追加の情報が得られるまで承認しない意向を表明(9日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は122人,負傷者は56人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は33,482人,負傷者は76,049人と発表(10日)。
・ガザ地区へのイスラエル軍の空爆によりハマスのハニヤ指導者の息子3人と孫4人死亡,イスラエル軍は息子3人はハマス工作員と発表(10日)。
・イスラエル政府がガザ地区に支援物資を搬入するトラックが数が急ピッチで増加していると発表,赤新月社や国連人道問題調整事務所(OCHA)はトラックの数はイスラエル発表より大幅に少なく,積載量も半分以下と批判(10日)。
・イランの最高指導者ハメネイ師がシリアのイラン大使館領事部をイスラエル軍が攻撃したことについて,「領事部への攻撃は我々の国土を攻撃したのと同じだ」と指摘し,「邪悪な政権は過ちを犯したことで罰せられなければならず,そうなる」と警告(10日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は63人,負傷者は45人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は33,545人,負傷者は76,094人と発表(11日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は89人,負傷者は120人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は33,634人,負傷者は76,214人と発表(12日)。
・ガザ地区北部ガザ市でイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも25人死亡,中部の難民キャンプへのイスラエル軍の砲撃によりパレスチナ人6人死亡,パレスチナ人ジャーナリスト3人含む約70人負傷,保健当局発表(12日)。
・ヨルダン川西岸地区ヨルダン渓谷地域でイスラエル軍の攻撃によりハマス軍事部門アル・カッサム旅団メンバー1人死亡,同地区チュバスの難民キャンプでイスラエル軍の襲撃によりパレスチナ民間人1人死亡,同地区ラマラ近郊でユダヤ人入植者とイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡,少なくとも25人負傷,保健当局と赤新月社発表(12日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は52人,負傷者は95人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は33,686人,負傷者は76,309人と発表(13日)。
・ヨルダン川西岸地区で14歳のイスラエル人少年がパレスチナ人に殺害されたとしてユダヤ人入植者が複数のパレスチナ人居住地を襲撃し民家約30戸と農場10カ所,車数台に放火,赤新月社はパレスチナ人6人負傷と発表(13日)。
イラン革命防衛隊が1日に在シリアのイラン大使館が攻撃を受けたことへの報復として200機を超える弾道ミサイル,巡航ミサイル,無人機をイスラエルに向けて発射,イスラエル軍のハガリ報道官が巡航ミサイル10基を撃墜,少女1人負傷と発表(13日)。
・バイデン米大統領がイランがイスラエルに向けて発射した弾道ミサイルと無人機のほぼすべてが米軍の支援により撃墜されたと発表(13日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は43人,負傷者は62人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は33,729人,負傷者は76,371人と発表(14日)。
・イランの国連代表部がイスラエルへの攻撃はシリアのイラン大使館への攻撃に対する報復であり,この件は「完結したとみられる」と述べたうえで,「イスラエル政権が再び過ちを犯すならイランの対応はずっと厳しくなるだろう。これはイランとならず者イスラエルとの紛争であり米国が介入するべきではない」と警告(14日)。
・シリア南部のダマスカス国際空港をイスラエル軍が空爆したとシリア国営メディア報道(14日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は68人,負傷者は94人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は33,797人,負傷者は76,465人と発表(15日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ナブルス近郊のパレスチナ人居住地域をイスラエル軍部隊監視下で武装したユダヤ人入植者が襲撃しパレスチナ人青年2人死亡,地区首長発表,イスラエル兵が負傷者を搬送しようとした救急車をブロック,赤新月社発表,同地区ナブルスでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人青年1人死亡,3人負傷,警察はパレスチナ人が爆発物を投げようとしたための自衛措置と説明(15日)。
・ガザ地区北部でイスラエル軍の発砲によりパレスチナ人避難民5人死亡(15日)。
・イスラエルの戦時内閣kが前日のイランによる攻撃への対応を協議,報復の時期や規模で一致せず結論を先送り,ガンツ前国防相は「しかるべき時に代償を強いる」と発言,バイデン政権はイランへの攻撃に参加しないと言明しネタニヤフ首相に「慎重な対応」を要求(15日)。
・カリフォルニア州ゴールデンゲート・ブリッジでガザ地区への連帯を訴える抗議行動,デモ参加者数百人が同橋を封鎖,イリノイ州のシカゴ・オヘア空港周辺でもデモ参加者が道路を占拠(15日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は46人,負傷者は110人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は33,843人,負傷者は76,575人と発表(16日)。
・ガザ地区北部ベイトハヌンとジャバリア難民キャンプ地域にイスラエル軍戦車部隊が再度展開し学校や避難民を包囲(16日)。
・ガザ地区南部ラファをイスラエル軍が空爆し子ども含むパレスチナ人計22人死亡,多数負傷,保健当局発表(16日)。
・ガザ地区北部ガザ市で警察車両へのイスラエル軍の空爆により警官7人死亡,ガザ地区内務省発表(16日)。
・レバノン南部をイスラエル軍が空爆しヒズボラ指揮官含む3人死亡(16日)。
トルコのエルドアン大統領がイスラエル軍によるガザ地区での「残虐行為とジェノサイド」が続く限り新たな地域紛争が起こる可能性があると指摘し,中東における最近の緊張の高まりはネタニヤフ政権のみに責任があると批判,イランのイスラエルへの攻撃を非難しながらイスラエルによるシリアのイラン外資官への攻撃を非難していない西側諸国も強く非難(16日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は56人,負傷者は89人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は33,899人,負傷者は76,664人と発表(17日)。
・レバノンのヒズボラが16日にイスラエル軍の攻撃により指揮官含むメンバー3人が殺害されたことへの報復としてイスラエル北部の軍事施設をミサイルと無人機で攻撃したと発表,イスラエル軍はイスラエル兵14人負傷と発表,その後レバノン東部バアルベクのヒズボラ施設をイスラエル軍が空爆(17日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は71人,負傷者は106人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は33,970人,負傷者は76,770人と発表(18日)。
・ガザ地区の民間防衛部門が中部ヌッセイラート難民キャンプをイスラエル軍が数日間にわたって軍事作戦を展開したのちに撤退,作戦中に死傷,拘束または行方不明が約500人と発表(18日)。
・イスラエルの公共放送KANがイランに対する報復攻撃計画について,ネタニヤフ首相がバイデン大統領との電話会談後に実行の見送りを決めたと報道,米ABCニュースもイランへの報復攻撃を取りやめたと報道(18日)。
・トルコのフィダン外相がネタニヤフ首相は「政権を維持するために」中東の緊張を利用していると非難(18日)。
・国連安保理でパレスチナの国連への正式加盟を勧告する決議案を採決,日本を含む12カ国が賛成,イギリスとスイスが棄権,米国が拒否権を行使し否決(18日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は42人,負傷者は63人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は34,012人,負傷者は76,833人と発表(19日)。
イラン中部イスファハン州の空港や軍事基地付近で3回の爆発音,イラン宇宙機関の報道官が無人機3基の撃墜に成功し同州の核施設に被害なしと発表,米主要メディアが政府当局の情報としてイスラエルがイランへの攻撃を事前に連絡があったと報道,ブリンケン国務長官はイスラエルのイラン攻撃に米国は関与していないと発表(19日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は37人,負傷者は68人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は34,049人,負傷者は76,901人と発表(20日)。
・ヨルダン川西岸地区北西部トゥルカルム近くのヌール・シャム難民キャンプへのイスラエル軍の前日に続く襲撃によりパレスチナ人14人死亡,同地区北部ナブルス南方の村でユダヤ人入植者の発砲により負傷者を搬送しようとした救急車の運転手1人死亡,前日にもパレスチナ人1人死亡と保健当局発表(20日)。
・ガザ地区南部ラファ,中部ヌッセイラート難民キャンプ,北部ジャバリア難民キャンプをイスラエル軍が空爆しパレスチナ人多数死傷,保健当局とハマスのメディア発表(20日)。
・イスラエル西部テルアビブでネタニヤフ政権に対してハマスに拘束されている人質の即時解放の行動と総選挙の実施を要求する数千人規模の抗議行動(20日)。
・イスラエル政府のベングビール国家治安相が19日にイランで起こった爆発について,イスラエルが裏で糸を引いたものだが「生ぬるい」とSNSに投稿,ラピド前首相は「閣僚が国家の安全保障,イメージ,国際的な地位をこれほどひどく損なったのは前代未聞だ」と非難(20日)。
・トルコのフィダン外相がイスタンブールでのエジプトのショウクリー外相との会談後の会見で,中東の不安定化の主要な原因はイスラエルによるパレスチナ領域の占領と西側諸国のイスラエルへの支援にあるとの認識を表明し,「我々が最優先すべきなのはイスラエルのパレスチナ占領を終わらせ,2国家併存の解決策を実現することだ」と主張(20日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は48人,負傷者は79人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は34,097人,負傷者は76,980人と発表(21日)。
・ヨルダン川西岸地区南西部ヘブロン近郊でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人青年2人死亡,イスラエル軍はパレスチナ人がナイフで襲撃しようとしたための自衛措置と説明,同地区北部でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人女性1人死亡,イスラエル軍は女性がナイフで兵士を襲撃しようとしたための自衛措置と説明,同地区北西部ヌール・シャム難民キャンプの多数の民家をイスラエル軍がブルドーザーで破壊(21日)。
・ガザ地区南部ラファでイスラエル軍の空爆により子ども18人含むパレスチナ人22人死亡,保健当局発表(21日)。
・イスラエルのネタニヤフ首相がガザ地区へのイスラエル軍の軍事作戦について,「ハマスに軍事的・政治的圧力をかけることが我々の人質を取り戻し勝利を達成するための唯一の方法」と主張(21日)。
・レバノン南部でイスラエルの無人機1機を撃墜したとヒズボラが発表(21日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は54人,負傷者は104人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は34,151人,負傷者は77,084人と発表(22日)。
・ガザ地区南部ハンユニス東部地域をイスラエル軍地上部隊が急襲(22日)。
・ガザ地区の民間防衛隊が南部ハンユニスのナセル病院で21日に医療従事者がイスラエル軍に殺害された少なくとも73人の遺体を掘り起こしたと発表(22日)。
・コネチカット州のイエール大学でガザ地区でのイスラエルの軍事行動に反対する抗議活動をしていた学生約40人を警察が逮捕(22日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は32人,負傷者は59人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は34,183人,負傷者は77,143人と発表(23日)。
・ヨルダン川西岸地区東部エリコをイスラエル軍が襲撃,イスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡,同市郊外のアカバット・ジャムル難民キャンプでイスラエル兵の発砲により子ども1人含む2人負傷(23日)。
・国連人権高等弁務官事務所の報道官がガザ地区南部ハンユニスのナセル病院の敷地内でイスラエル軍に殺害された283人の遺体(一部には拷問の痕跡),シファ病院で30人の遺体が発見されたとのパレスチナ保健当局の報告を裏付ける作業を進めていると発表(23日)。
・ハマス軍事部門のアル・カッサム旅団のウバイダ報道官が13日のイランによるイスラエルへの攻撃を称賛し,ヨルダン川西岸地区とヨルダンを「もっとも重要なアラブ戦線の一つ」として,あらゆる戦線で戦闘をエスカレートさせるよう呼びかけ,現在進行中のイスラエルとの停戦交渉において,イスラエルが軍事攻撃の停止,ガザ地区からの撤退,避難民のガザ地区北部への帰還の承認,ガザ地区の封鎖の解除という要求を堅持していると強調(23日)。
・イスラエル軍がガザ地区中部と南部を中心に全域で攻撃を激化,「イスラエル国防軍(IDF)は国際法を遵守し民間人の被害を軽減するために実行可能な予防措置を講じている」と主張(23日)。
・レバノンのヒズボラがイスラエル軍の攻撃により戦闘員1人が死亡したことへの報復として,イスラエル北部のイスラエル軍基地を無人機で攻撃したと発表(23日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は79人,負傷者は86人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は34,262人,負傷者は77,229人と発表(24日)。
・ヨルダン川西岸地区南西部ヘブロン北郊の検問所でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人女性1人死亡,イスラエル軍は女性が刃物でイスラエル兵を襲撃しようとしたための自衛措置と説明(24日)。
・ガザ地区南部ハンユニスのナセル病院の敷地内で新たに51人の遺体が収容されたと保健当局発表(24日)。
・ガザ地区北部を多数のイスラエル軍戦闘機が空爆,イスラエル軍は前日にイスラム聖戦がイスラエル境界地域のユダヤ人入植地標的にロケット弾を発射したための報復攻撃と発表(24日)。
・イギリス海軍の駆逐艦「ダイヤモンド」がアデン湾で航行中の商船の護衛中にイエメンのフーシ派の発射したミサイルを撃墜したと英国防省発表(24日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は43人,負傷者は64人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は34,305人,負傷者は77,293人と発表(25日)。
・ガザ地区南部ラファへのイスラエル軍の空爆により少なくとも民家3戸が損壊しパレスチナ人6人死亡,保健当局発表(25日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は51人,負傷者は75人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は34,356人,負傷者は77,368人と発表(26日)。
ガザ地区南部ハンユニスのナセル病院の敷地内で掘り起こされた遺体は計392人に達したと民間防衛隊が発表(26日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は32人,負傷者は69人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は34,388人,負傷者は77,437人と発表(27日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニン近郊でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人2人死亡,イスラエル軍はパレスチナ武装勢力がイスラエル軍の拠点を車から銃撃したための応戦と説明(27日)。
・米中央軍(USCENTCOM)が紅海を航行中の艦船2隻をイエメンのフーシ派が対艦弾道ミサイル3基で攻撃,石油タンカー1隻が軽微な損害を受けたと発表,フーシ派はイエメン上空で米軍の無人機1機を撃墜したと発表(27日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は66人,負傷者は138人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は34,454人,負傷者は77,575人と発表(28日)。
・バイデン大統領がイスラエルのネタニヤフ首相と電話会談しガザ地区南部ラファへのイスラエル軍地上部隊の侵攻計画に反対する「明確な立場」を伝達,カービー戦略広報調整官はイスラエル政府がラファ侵攻を米国との事前協議なしに実行することはないと保証したと発表(28日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は34人,負傷者は68人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は34,488人,負傷者は77,643人と発表(29日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも40人死亡,南部ラファ25人死亡,北部ガザ市で6人死亡,中部ヌッセイラート難民キャンプで3人死亡,他の地域で6人死亡,保健当局発表(29日)。
・ハマス軍事部門のアル・カッサム旅団がレバノン南部からイスラエル北部のユダヤ人入植地キリヤット・シュモナをミサイルで攻撃したと発表(29日)。
・イスラエル軍がガザ地区中部での戦闘でイスラエル兵2人死亡と発表(29日)。
エジプト仲介のイスラエルとハマスの戦闘停止と人質解放についての間接交渉で,イスラエルが第1段階として人質33人の解放後に一時停戦とパレスチナ人の囚人の釈放,第2段階で残りの人質とパレスチナ人の囚人の交換,その後に恒久的停戦を話し合う意思を表明,27日に米メディアのアクシオス報道,ブリンケン米国務長官は「イスラエルの側からすれば並外れて寛大」な内容だとの見解を表明(29日)。
国際刑事裁判所(ICC)が昨年10月7日以降のイスラエル軍のガザ地区での軍事行動について,イスラエルのネタニヤフ首相ら政府高官に戦争犯罪や人道に対する罪によって逮捕状が発行される可能性があるとイスラエルのメディアが報道,米メディアのアクシオスはネタニヤフ首相が28日のバイデン米大統領との電話会談でICCが自身に対する逮捕状を発行しようとしていることを懸念し阻止するよう懇願したと報道,イスラエルも米国もICCに非加盟(29日)。
・イスラエル政府のスモトリッチ財務相がエジプト政府の戦闘休止協定案に対して,「エジプトの協議内容は屈辱的な降伏だ。人質への死刑判決を意味し,何よりもイスラエルは国家存亡の危機に直面する」とし,ネタニヤフ首相に対してラファ侵攻の実施を要求,ガンツ前国防相もラファ侵攻を中止すればネタニヤフ政権は存在意義を失うと非難(29日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は47人,負傷者は61人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は34,535人,負傷者は77,704人と発表(30日)。
イスラエルのネタニヤフ首相がガザ地区での戦闘休止合意の有無にかかわらず南部ラファに対する攻撃を実施しハマスに対する完全勝利を達成すると主張(30日)。
・エルサレムでトルコ人旅行者がイスラエル警官をナイフで襲撃し警官1人負傷,別の景観の発砲により襲撃者1人死亡(30日)。
5月
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は33人,負傷者は57人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は34,568人,負傷者は77,765人と発表(1日)。
・イスラエル政府が米国の要求に応じてガザ地区北部エレズ検問所をガザ地区への人道支援物資搬入のために開放すると発表(1日)。
・ヨルダン外務省がヨルダン川西岸地区のマアレ・アドゥミムのユダヤ人入植地近くでヨルダンからガザ地区へ人道支援物資を運ぶ車列がユダヤ人入植者に通行を妨害されたと発表(1日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は28人,負傷者は51人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は34,596人,負傷者は77,816人と発表(2日)。
・ハマス政治部門幹部のハドラン氏が共同通信の取材で,イスラエル提案のガザ地区での戦闘停止案には戦闘終結の文言が明確に記されず,あいまいな表現となっているとして「受け入れられない」と強調,交渉は継続すると回答(2日)。
・トルコ商務省がガザ地区への十分な支援物資搬入をイスラエルが認めるまでイスラエルとの輸出入を停止したと発表(2日)。
・パレスチナ保健省(PMH)による過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死傷者数の発表なし(3日)。
・ガザ地区南部ラファ西部タル・アルスルタンでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも6人死亡,多数負傷,中部ディル・アルバラ難民キャンプでイスラエル軍の空爆により少なくとも子ども1人含むパレスチナ人5人死亡,中部ブレイジ難民キャンプでイスラエル軍の空爆により9人負傷,パレスチナ・メディアWAFA報道と病院のAP記者情報(3日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は32人,負傷者は41人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は34,654人,負傷者は77,908人と発表(4日)。
・ヨルダン川北西部トゥルカルム近郊デイル・アルグスンの民家をイスラエル軍が襲撃しパレスチナ人5人死亡,ブルドーザーで2階建ての民家を破壊,イスラエル軍は昨年11月にイスラエル軍予備役の兵士を殺害したハマス戦闘員の逮捕行動中の交戦と説明(4日)。
・ガザ地区南部ラファでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも6人死亡,ガレキの下から3人の死体発見,中部ヌッセイラート難民キャンプでイスラエル軍の空爆により病院職員含む3人死亡,保健当局発表(4日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は29人,負傷者は110人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は34,683人,負傷者は78,018人と発表(5日)。
・ガザ地区南部ラファへのイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも19人死亡,保健当局発表,同地域でハマス軍事部門がロケット弾攻撃によりイスラエル兵3人死亡と発表(5日)。
ネタニヤフ政権がアルジャジーラは「ハマスの扇動組織だ」と主張し,国内での活動停止を内閣の全会一致で決定,直後に東エルサレムのアルジャジーラの拠点を強制捜査し放送機材などを押収(5日)。
・米国ニュース・メディアのアクシオスが政府が先週にイスラエルへの弾薬輸送を停止したと報道(5日)。
・レバノン南部でイスラエル軍の空爆により民間人4人死亡,ヒズボラ発表(5日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は52人,負傷者は90人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は34,735人,負傷者は78,108人と発表(6日)。
ハマスがガザ地区でのイスラエルとの戦闘休止や人質解放をめぐる間接交渉を仲介するエジプトやカタールにハニヤ最高指導者が戦闘休止案を受け入れると伝えたと発表,イスラエル首相府はハマスの回答は「イスラエルの要求とかけ離れている」と非難,イスラエル内閣がガザ地区南部ラファへの攻撃作戦を継続すると決定,イスラエル軍が10万人規模の住民の退避を要求したラファ東部への空爆と砲撃を実施,戦車部隊がラファへの侵入を開始(6日)。
・ヨルダンのアブドゥラ国王がホワイトハウスを訪問しバイデン大統領と会談しイスラエルがガザ地区南部ラファに侵攻すればパレスチナ市民の「新たな虐殺」につながると述べ,国際社会に対して緊急に行動するよう要請(6日)。
・レバノンのヒズボラがイスラエルが占領するゴラン高原のイスラエル軍部隊司令部をカチューシャ・ロケット弾で攻撃したと発表(6日)。
・パレスチナ保健省(PMH)による過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死傷者数の発表なし(7日)。
・ガザ地区南部ラファ東部への6日開始のイスラエル軍の攻撃により子ども9人と女性6人含むパレスチナ人27人死亡,病院関係者発表(7日)。
・イスラエル軍がガザ地区南部ラファの検問所のパレスチナ側を制圧したと発表(7日)。
・ヨルダン政府外務省がガザ地区への人道支援物資搬入のために同地区北部のエレズ検問所に向かう車列がヨルダン川西岸地区でユダヤ人入植者に襲撃され通行を妨害されたと発表,5月1日に続いて2回目(7日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は55人,負傷者は200人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は34,844人,負傷者は78,404人と発表(8日)。
・ハマスがガザ地区南部ラファ東部でイスラエル軍と戦闘中と発表,住民は戦闘は市街ではなく郊外で行なわれていると証言(8日)。
オースティン国防長官が連邦議会上院公聴会でイスラエル軍が「戦闘地域の民間人を保護することなくラファに対する大規模攻撃を開始すべきではない」として,イスラエル軍への一部の弾薬の供給を停止したと証言,別の政府高官はイスラエル軍のガザ地区南部ラファへの大規模な地上作戦を懸念し,先週に予定されていた2000ポンド爆弾1800発と500ポンド爆弾1700発のイスラエルへの輸送を停止したとCBSニュースに述べる(8日)。
・イスラエル南部ネゲブ砂漠のアラブ遊牧民ベドウィンの集落ワディ・ハリルでイスラエル軍がブルドーザーで住宅48棟を破壊,ベングビール国家治安相は「違法建築物」であり「ネゲブで法を犯す者」に対する警告と主張,アラブ系イスラエル人活動家は政府がベドウィンの建築許可申請を却下し,許可がないという口実で彼らの家を破壊すると批判(8日)。
・レバノン南部地域のヒズボラの拠点6カ所をイスラエル軍が空爆,ヒズボラ発表(8日)。
バイデン大統領がCNNのインタビューで,イスラエルの首相がもしガザ地区南部ラファへの大規模侵攻を命じた場合,防空システムなどの防衛のための兵器は引き続きイスラエルに供与するが,民間人の殺害に使用される武器は供与しないと言明(8日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は60人,負傷者は110人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は34,904人,負傷者は78,514人と発表(9日)。
・ガザ地区南部ラファ東部ブラジル地区でモスクへのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも3人死亡,同地域サブラ地区の民家へのイスラエル軍の空爆により女性と子ども含む12人死亡,医療関係者発表(9日)。
・エジプト・カイロで7日から開催されていたイスラエルとハマスのガザ地区での戦闘休止と人質解放の間接交渉が合意に至らず終了(9日)。
・イスラエルのネタニヤフ首相がバイデン大統領のガザ地区南部ラファへの大規模侵攻が実行されれば攻撃的武器の供与を停止するとの警告に対して,「もし必要なら爪でも戦うだろう。…だが我々には爪以上の力がある」と強硬姿勢を強調(9日)。
・東エルサレムの国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)本部にイスラエル人の集団が放火,ここ1週間で2度目,ラザリニ事務局長が安全が確保されるまで施設を閉鎖すると発表,「国連職員と施設が常に守られるようにすることは、占領国としてのイスラエルの責任だ」と非難(9日)。
・イエメンのフーシ派がイスラエルへの物資の輸送に関係するあらゆる企業の船舶を目的地に関係なく攻撃の標的とすると警告(9日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は39人,負傷者は58人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は34,943人,負傷者は78,572人と発表(10日)。
・バイデン政権がイスラエル軍がガザ地区での戦闘で米国から供与された武器を国際人道法に「深刻に違反」して使用した疑いがあるとして国務省が議会に報告書を提出(10日)。
国連総会でパレスチナの国連正式加盟を勧告する決議案を4月に否決した安保理に対して再検討を求める決議案を加盟193カ国中143カ国の賛成で採択,日本や中国が賛成,米国とイスラエルなど9カ国が反対,イギリスやスイスなど25カ国が棄権(10日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は28人,負傷者は69人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は34,971人,負傷者は78,641人と発表(11日)。
・ガザ地区北部ベイトラヒヤでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも7人死亡,医療関係者発表,南部ラファでイスラエル軍の砲撃によりパレスチナ人16人死亡,保健当局発表(11日)。
・ガザ地区南部ラファの検問所をイスラエル軍が封鎖し人道支援物資の搬入の阻止を開始して5日目,食糧不足と燃料不足のために医療活動の困難が深刻化していると国連機関が警鐘(11日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は63人,負傷者は114人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は35,034人,負傷者は78,755人と発表(12日)。
・ガザ地区北部ジャバリア難民キャンプでイスラエル軍戦車の砲撃と空爆によりパレスチナ人19人死亡,ベイトハヌン,ベイトラヒヤもイスラエル軍が空爆,イスラエル政府はハマスの再結集を阻止するための攻撃と主張(12日)。
・ガザ地区中部ディル・アルバラでイスラエル軍の攻撃により医師2人死亡,民間防衛隊発表(12日)。
ハマス軍事部門のアル・カッサム旅団とイスラム聖戦がラファなどでイスラエル軍部隊に対戦車ロケット弾や迫撃砲で攻撃(12日)。
・イスラエル軍によるガザ地区南部ラファへの攻撃と援助物資搬入の検問所の閉鎖が継続,住民に対する避難命令の対象範囲を拡大(12日)。
・イスラエル西部テルアビブなど各地でガザ地区で拘束されている人質の解放と総選挙の早期実施を求めるデモ(12日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は57人,負傷者は72人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は35,091人,負傷者は78,827人と発表(13日)。
・ガザ地区北部ジャバリア難民キャンプや南部ラファへのイスラエル軍の地上部隊による激しい攻撃が継続,ハマス戦闘員が応戦(13日)。
・ガザ地区南部ラファで移動中の国連車両への攻撃により国連職員1人死亡,1人負傷,ヨルダン外務省が死傷したのは自国民とした上で「責任はイスラエルにある」と非難(13日)。
・ヨルダン川西岸地区ヘブロン近郊でガザ地区に支援物資を運ぶトラックの車列をユダヤ人入植者が襲撃し通行を妨害,一部のトラックを破壊,イスラエルの人権団体ベツェレムが「現場にはイスラエル治安部隊もいたが止めなかった」と非難する声明(13日)。
サリバン米大統領補佐官(安全保障担当)が,米国がアフガニスタンやイラクでの戦争で経験したように,イスラエルはガザ地区での戦争の終了後にゲリラ戦の危険に直面し,対ゲリラ戦は時が経つほどテロリスト集団がより多くの戦闘員と支持者を集める能力を高め,「終わりのない対ゲリラ戦の泥沼に陥る」危険性があると警告(13日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は82人,負傷者は234人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は35,173人,負傷者は79,061人と発表(14日)。
・ガザ地区北部ジャバリア難民キャンプや南部ラファへのイスラエル軍の地上部隊による激しい攻撃が継続,ハマス戦闘員が応戦,イスラエル軍兵士13人負傷,イスラエル軍当局発表(14日)。
・ガザ地区中部ヌッセイラート難民キャンプのUNRWA運営の避難所の学校などへのイスラエル軍の2回の空爆により少なくとも子ども9人含むパレスチナ人40人死亡,北部ガザ市でイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも4人死亡(14日)。
・レバノン南部ティールでイスラエル軍の空爆によりヒズボラ・メンバー含む2人死亡(14日)。
・パレスチナ保健省(PMH)による過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死傷者数の発表なし(15日)。
・ガザ地区北部ガザ市郊外でイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも3人死亡,20人以上負傷,北部ジャバリア難民キャンプでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人ジャーナリストとその家族計4人死亡(15日)。
・ヨルダン川西岸地区西部ラマラ西方ビーレで1948年のイスラエル建国によってパレスチナ人76万人が難民となった「ナクバ」の日のパレスチナ人の抗議デモ参加者とイスラエル軍が衝突しイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人青年1人死亡(15日)。
・ハマスのハニヤ最高指導者がガザ地区での戦闘休止と人質解放の間接交渉について,仲介国が提示しイスラエルが合意した休戦案にイスラエルが修正を加えたために決裂したと非難し,「いかなる努力や合意も恒久的な停戦,ガザ地区全域からの完全撤退,真の囚人交換,避難民の帰還,復興,封鎖解除を実現しなければならない」とし,主要な要求事項を改めて強調(15日)。
・ブリンケン米国務長官が訪問中のウクライナ・キーウでの記者会見でガザ地区の今後について,イスラエルによる統治もハマスによる統治も支持しないとし,「明確かつ具体的な計画が必要であり,イスラエルが自国の考えを提示することを期待している」と要求,ネタニヤフ首相は「ハマスが存続する限り、『その翌日』に関する話は全て中身のない単なる言葉になる」と反論(15日)。
・イスラエルのガラント国防相がハマスとの戦闘終結後のガザ地区地統治についてイスラエルの軍事支配に反対を表明しネタニヤフ首相に支配の可能性を排除するよう要求,ネタニヤフ首相はまずはハマス壊滅の目的を果たす必要があると主張,ガンツ元国防相はガラント氏が「真実を語った」とコメント(15日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は39人,負傷者は64人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は35,272人,負傷者は79,205人と発表(16日)。
・ヨルダン川西岸地区ラマラ,ヘブロン,ヨルダン川西岸地区北部ジェニン,ナブルスなどをイスラエル軍が襲撃,複数の両替店の店員多数を拘束し金銭を強奪,経営者の証言,北西部トゥルカルムでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人3人死亡,保健省発表(16日)。
・ヨルダン川西岸地区でガザ地区に支援物資を運ぶトラックをユダヤ人入植者が襲撃し放火,運転手1人負傷(16日)。
・ガザ地区北部ジャバリア難民キャンプでイスラエル軍戦車の友軍誤射によりイスラエル兵5人死亡,4人負傷と軍当局発表(16日)。
・アラブ連盟がバーレーンでの首脳会議でイスラエルに対してガザ地区への攻撃の即時停止と軍の撤収を要求し「2国家共存」を支持する声明を採択(16日)。
・ガザ地区の海岸に人道支援物資搬入のための浮桟橋の固定が完了したと米軍発表(16日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が過去24時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は31人,負傷者は56人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は35,303人,負傷者は79,261人と発表(17日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンの難民キャンプへのイスラエル軍の空爆によりイスラム聖戦メンバーのパレスチナ人1人死亡,民間人8人負傷(17日)。
・ガザ地区の海岸に米国が設置した浮桟橋から米国と英国が人道支援物資の搬入開始,米中央軍(USCENTCOM)発表(17日)。
・レバノン南西部へのイスラエル軍の攻撃によりヒズボラ・メンバー1人とシリア民間人2人死亡,ユニセフは子ども2人死亡と発表,東部シリア国境近くでイスラエル軍の攻撃によりハマスメンバーのパレスチナ人2人死亡,レバノン治安当局発表(17日)。

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