パレスチナ情勢年表 2023年

パレスチナ情勢年表リストへ
1月
イスラエル軍や警察の発砲などによる1月のパレスチナ人の死者29人
・ヨルダン川西岸地区ジェニンでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人2人死亡,イスラエル軍は昨年に軍司令官を殺害したパレスチナ武装組織メンバー宅を強制捜索中にメンバーが抵抗したための対抗措置と説明(2日)。
・イスラエル極右政党「ユダヤの力」党首でネタニヤフ新政権の国家治安相に就任したベングビール氏がエルサレムの「神殿の丘」(ユダヤ教とイスラム教双方の聖地)を訪問,同氏は「神殿の丘」がヨルダン政府傘下のイスラム組織が管理しユダヤ教徒に訪問を認めてきたことに対して「神殿の丘は全ての人に開かれている」と主張,パレスチナ自治政府のアッバス議長が国連安保理に非難決議を要求する意向を示す(3日)。
・ヨルダン川西岸地区ナブルスでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人少年1人死亡,イスラエル軍は兵士が銃撃を受けたための応戦と説明(5日)。
・ヨルダン川西岸地区ナブルス近郊でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡,イスラエル軍はパレスチナ武装組織メンバーの逮捕行動中に銃撃を受けたための自衛措置と説明(11日)。
・ヨルダン川西岸地区南部のユダヤ人入植地でパレスチナ人が入植者をナイフで襲撃,入植者の発砲により襲撃者1人死亡(11日)。
・ヨルダン川西岸地区カランディア難民キャンプでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡,イスラエル軍はパレスチナ武装組織の逮捕作戦中に攻撃を受けたための自衛措置と説明,ジェニン地域でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人2人死亡,イスラエル軍は同様の作戦行動中に銃撃を受けたための自衛措置と説明(12日)。
・レバノン南部上空に飛来したイスラエルの無人機にレバノン軍が発砲,無人機は墜落せず,軍当局発表(13日)。
・ヨルダン川西岸地区ジェニン近郊でイスラエル軍のパレスチナ武装組織に対する作戦行動中の交戦によりイスラム聖戦メンバー2人死亡,1人負傷(14日)。
・ヨルダン川西岸地区シルワッド村の検問所で民間車へのイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡,イスラエル軍は兵士とパレスチナ人運転手の口論中に運転手が兵士の武器を奪おうとしたための自衛措置と説明(15日)。
・ヨルダン川西岸地区デイシェ難民キャンプでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人少年1人死亡,イスラエル軍は部隊の作戦行動中にパレスチナ人が投石や火炎瓶で攻撃してきたための自衛措置と説明(16日)。
・ヨルダン川西岸地区でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡,イスラエル軍はパレスチナ人が兵士に発砲したための自衛措置と説明,パレスチナ自治区保健省は殺害されたのはパレスチナ治安部隊員と発表(17日)。
・ヨルダン川西岸地区ジェニンでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人教師1人とイスラム聖戦戦闘員1人死亡,イスラエル軍はジェニンでの対テロ作戦行動中に銃撃を受けた兵士1人が負傷したための自衛措置と説明,教師の息子は家の外で戦闘員が打たれたため救助しようとした父がイスラエル兵に銃撃されたと証言(19日)。
・ヨルダン川西岸地区のユダヤ人所有の農地でイスラエル人警備員の発砲によりパレスチナ人1人死亡,イスラエル軍はパレスチナ人がナイフで襲撃しようとしたための自衛措置と説明(21日)。
・ヨルダン川西岸地区のユダヤ人入植地ケドゥミム近くのバス停でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡,イスラエル軍はパレスチナ人がナイフで襲撃しようとしたための自衛措置と説明(25日)。
・東エルサレムのシュアファット難民キャンプをイスラエル軍が強制捜査中にパレスチナ人の抗議行動と衝突,イスラエル兵の発砲によりパレスチナ人少年1人死亡,イスラエル警察はパレスチナ人が小火器を所持していたためと説明,その後の調査で小火器は玩具と判明(25日)。
ヨルダン川西岸地区ジェニンの難民キャンプでイスラエル軍がパレスチナ武装組織「イスラム聖戦」メンバーの逮捕作戦を実施,パレスチナ人の抵抗から銃撃戦となりイスラム聖戦メンバー2人とハマス・メンバー4人,ファタハ武装部門メンバー1人と民間人2人死亡(26日)。
・ヨルダン川西岸地区ラマラでイスラエル治安部隊員の発砲によりパレスチナ人1人死亡(26日)。
・ガザ地区からイスラエル南部へ向けてロケット弾2発を発射,イスラエルの防空システム「アイアンドーム」により撃墜(26日)。
エルサレム郊外のシナゴーグ(ユダヤ教の礼拝施設)でパレスチナ人青年の銃撃により少なくとも7人死亡,3人負傷,警官の発砲により銃撃者1人死亡,ハマスとイスラム聖戦が26日にジェニンでイスラエル軍によりパレスチナ人9人が殺害されたことへの報復とコメント(27日)。
・ガザ地区からイスラエル南部へパレスチナ武装勢力が複数のロケット弾を発射,イスラエル軍がガザ地区を報復空爆(27日)。
・イスラエルのネタニヤフ首相が27日にエルサレム郊外でパレスチナ人の発砲によりイスラエル人7人が死亡した事件に関して,「強力で迅速かつ精密な対抗措置」をとると発表,発砲者の自宅の封鎖,家族の社会保障や医療給付などの停止を決定,イスラエル人の武器購入手続きの簡素化を承認(28日)。
・エルサレム近郊シルワンで13歳のパレスチナ人少年がイスラエル人に発砲し2人負傷,イスラエル人の発砲により少年負傷(28日)。
・ブリンケン米国務長官がエルサレムを訪問しイスラエルのネタニヤフ首相との会談でイスラエルとパレスチナ間の暴力の応酬の鎮静化を促し「2国家共存案が紛争解決に向けた唯一の道」という認識を表明(30日)。
・ブリンケン米国務長官がヨルダン川西岸地区ラマラを訪問しパレスチナ自治政府のアッバス議長と会談しイスラエルとパレスチナ間の暴力の応酬を終わらせるよう訴え「2国家共存案」を脅かすいかなる行動にも反対すると表明,アッバス議長は「今日の情勢はイスラエル政府に責任がある。2国家共存案を損ない署名された協定に反している」と非難(31日)。
2月
イスラエル軍や警察の発砲などによる2月のパレスチナ人の死者25人,パレスチナ人の襲撃などによるイスラエル人の死者6人
・ガザ地区からイスラエル南部地域を標的に発射されたロケット弾1発をイスラエルの防空システムが迎撃(1日)。
・ガザ地区のハマス拠点標的にイスラエル軍が空爆,軍当局はイスラエルへのロケット弾の発射への報復措置と説明,パレスチナ解放民主戦線(DFLP)が空爆への対抗措置としてイスラエルに向けてロケット弾を発射したと発表(2日)。
・ヨルダン川西岸地区ナブルス近郊でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡,イスラエル軍はパレスチナ人がイスラエル兵を襲撃しようとしたための自衛措置と説明(3日)。
・ヨルダン川西岸地区東部エリコ南郊の難民キャンプをイスラエル軍が急襲し数十人のパレスチナ人青年と衝突,イスラエル兵の発砲によりパレスチナ人13人負傷(4日)。
・ヨルダン川西岸地区東部エリコ近郊のアクバット・ジャブル難民キャンプをイスラエル軍が急襲しハマス戦闘員5人死亡,イスラエル軍はハマスがイスラエル人標的の攻撃を計画していたための作戦行動と説明(6日)。
・ヨルダン川西岸地区ナブルスでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人少年1人死亡,イスラエル軍はパレスチナ武装組織に対する作戦行動中に銃撃を受けたための自衛措置と説明(7日)。
・イスラエルの極右政党代表のスモトリッチ財務相がブリンケン米国務長官が先週にイスラエルに対してヨルダン川西岸地区でのユダヤ人入植地建設を停止するよう要求したことに対して入植地の拡大を凍結することはないと言明(7日)。
・ヨルダン川西岸地区南西部ヘブロン地域でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人青年1人死亡,イスラエル軍はパレスチナ人が包丁で兵士を襲撃しようとしたための自衛措置と説明(9日)。
・エルサレム近郊のバス停にパレスチナ人の運転する車が突っ込み子ども1人含むイスラエル人2人死亡,5人負傷,警官の発砲により運転手1人死亡(10日)。
・ヨルダン川西岸地区で小火器で武装したユダヤ人入植者がパレスチナ人の村を襲撃しパレスチナ人1人死亡(11日)。
・10日にエルサレム近郊のバス停に突進したパレスチナ人の車により負傷した子ども1人が病院で死亡(11日)。
・ガザ地区からイスラエル南部に発射されたロケット弾1発をイスラエル軍の防空システムが撃墜(11日)。
・ヨルダン川西岸地区ジェニンでイスラエル軍のパレスチナ武装組織メンバー拘束作戦中にイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人少年1人死亡,2人負傷,イスラエル軍は作戦行動中に銃撃を受けたための自衛措置と説明(12日)。
・イスラエル政府がヨルダン川西岸地区での9カ所のユダヤ人入植地建設を承認(12日)。
・ヨルダン川西岸地区ナブルスでイスラエル軍がパレスチナ武装組織戦闘員の逮捕作戦を実施,銃撃戦となりパレスチナ人青年1人死亡,ハマスは青年をメンバーと発表(13日)。
・エルサレム近郊のパレスチナ難民キャンプ近くでパレスチナ人がイスラエル警官をナイフで襲撃し警官1人負傷,イスラエル民間人が襲撃者標的に発砲した弾丸が警官に命中し警官1人死亡(13日)。
・ヨルダン川西岸地区南西部ヘブロンでパレスチナ人に暴行したイスラエル兵に軍当局が10日間の禁固刑を言い渡し(13日)。
・ヨルダン川西岸地区ナブルス近郊のパレスチナ難民キャンプでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人青年1人死亡,イスラエル軍はパレスチナ武装組織メンバーの逮捕作戦中にパレスチナ人の抗議行動と衝突し青年が爆発物を持っていたために射殺したと説明(14日)。
・イスラエル政府が12日にヨルダン川西岸地区に9カ所のユダヤ人入植地を承認したことに対して英・米・仏・独・伊の5カ国がパレスチナ問題の2国家併存の解決を困難にするとして非難声明を発表(14日)。
・イスラエル議会がテロ行為で投獄されたパレスチナ人がパレスチナ自治政府から給付金を受け取った場合に居住権の剥奪を可能にする法律を賛成94票,反対10票で可決(15日)。
・国連安保理でイスラエルが発表したヨルダン川西岸地区でのユダヤ人入植地拡大計画を非難する声明を採択,UAEがより強い内容の決議案の採決を取り下げたために米国も賛成(20日)。
・イスラエル首相府が今後数カ月間はヨルダン川西岸地区での新たな入植を承認しないと発表(20日)。
ヨルダン川西岸地区ナブルスでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ武装組織イスラム聖戦メンバー4人と民間人4人含むパレスチナ人11人死亡,100人以上負傷,イスラエル軍はパレスチナ武装組織メンバーの逮捕作戦中に銃撃を受けたための自衛措置と説明(22日)。
・ガザ地区からイスラエル南部へ向けてパレスチナ武装組織が6発のロケット弾を発射,5発はイスラエル軍の防空システムが撃墜,1発は空き地に着弾,死傷者なし,イスラエル軍戦闘機がハマスの武器製造工場を報復空爆,死傷者なし(23日)。
・ヨルダン南部アカバでイスラエル政府とパレスチナ自治政府の代表が米国,ヨルダン,エジプトの高官をオブザーバーとして会談し暴力の応酬の激化を抑制することで合意(26日)。
ヨルダン川西岸地区北部フワラでイスラエル人の乗る車へのパレスチナ人の銃撃によりイスラエル人2人死亡,イスラエル人入植者が同地域を襲撃しパレスチナ人の住宅7軒と車15台に放火,入植者の発砲によりパレスチナ人1人死亡,90人以上負傷(26日)。
・ヨルダン川西岸地区エリコ地域で走行中の車へのパレスチナ武装集団の銃撃により米国籍のイスラエル人1人死亡,ハマス報道官が前日のイスラエル人入植者によるパレスチナ人の村への襲撃に対する自然な反応との声明を発表(27日)。
3月
イスラエル軍や警察の発砲などによる3月のパレスチナ人の死者24人,パレスチナ人の襲撃などによるイスラエル人の死者0人
・イスラエルのネタニヤフ政権の極右連合勢力のスモトリッチ財務相が2月26日にユダヤ人入植者がパレスチナ人の住むフワラ村を襲撃した事件についての質問に対して「フワラは消去する必要がある」と回答,米国務省のプライス報道官が「我々はパレスチナ人の暴力の扇動を非難しているように(スモトリッチ氏の)挑発的な発言も暴力の扇動として非難する」とコメント(1日)。
・ヨルダン川西岸地区でイスラエル軍が2月27日に米国籍のイスラエル人を射殺した容疑者の逮捕行動中の発砲によりパレスチナ人1人死亡,6人の将棋者を逮捕(1日)。
・ヨルダン川西岸地区アゾウンでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人少年1人死亡,イスラエル軍はイスラエル軍車両に花火を投げた容疑者の捜索中に少年が爆発物を投げようとしたための自衛措置と説明,アゾウン市長は少年は投石しただけと説明(2日)。
ヨルダン川西岸地区ジェニンのパレスチナ難民キャンプをイスラエル軍が急襲し民家へのミサイル攻撃や銃撃によりパレスチナ人6人死亡,16人負傷,銃撃戦によりイスラエル兵4人負傷,イスラエル軍は2月26日にフワラでイスラエル人2人を殺害した容疑者の逮捕作戦中の交戦と説明(7日)。
・ヨルダン川西岸地区ジェニン南方ジャバでイスラエル軍特殊部隊員の発砲によりパレスチナ人3人死亡,イスラエル軍は作戦行動中の部隊にイスラム聖戦メンバーが発砲したための反撃と説明(9日)。
・イスラエル西部テルアビブでハマス戦闘員の発砲によりイスラエル人3人負傷,警官の発砲により襲撃者1人死亡,ハマスはジャバでパレスチナ人3人がイスラエル軍に殺害された報復と発表(9日)。
・パレスチナ保健省が7日にジェニンの難民キャンプへのイスラエル軍の攻撃により負傷した少年1人が死亡したと発表(9日)。
・ヨルダン川西岸地区カルキリヤ近郊でユダヤ人入植者の発砲によりパレスチナ人1人死亡,発砲者はパレスチナ人がナイフと爆発物を所持していたと説明,同地域でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡,イスラエル軍はイスラエル兵に火炎瓶を投げた容疑者と説明(10日)。
・ヨルダン川西岸地区ナブルス近郊でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人3人死亡,1人逮捕,イスラエル軍はパレスチナ武装組織がイスラエル軍拠点を攻撃したための応戦と発表,パレスチナ武装組織「ライオンの巣穴」が3人はメンバーと認める声明(12日)。
・ヨルダン川西岸地区近くの道路でIED攻撃によりイスラエル人1人負傷,同地域の検問所でイスラエル治安部隊員の発砲によりパレスチナ人1人死亡,イスラエル軍はIEDを設置した容疑者はレバノンのヒズボラとつながりがあり自爆ベストを着用していたための予防措置と説明(13日)。
・ヨルダン川西岸地区ジェニンでイスラエル軍の発砲によりパレスチナ人4人死亡,うち3人は武装組織メンバー,1人は投石などで抗議をした少年,約20人負傷(16日)。
・ヨルダン川西岸地区でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡,イスラエル軍はパレスチナ人がナイフを所持してイスラエル兵に接近してきたための自衛措置と説明(17日)。
・エジプト東部シャルムエルシェイクでエジプト,米国,ヨルダン各政府の仲介によるイスラエル政府とパレスチナ自治政府の協議でイスラエルとパレスチナ人の暴力の応酬を抑制するメカニズムの設立で合意(19日)。
・ヨルダン川西岸地区北部フワラでパレスチナ武装組織戦闘員の銃撃により元米海兵隊員のイスラエル人1人負傷,イスラエル兵の発砲により負傷した襲撃者1人を逮捕(19日)。
・イスラエルのスモトリッチ財務相がフランスでの国際会議でヨルダン川西岸地区にはパレスチナ人の歴史も文化も存在しないと発言,演台にはヨルダン川西岸地区,東エルサレム,ガザ地区とヨルダンにイスラエルの国旗,パレスチナ自治政府,国連,ヨルダン政府が強く非難(20日)。
・イスラエル議会がヨルダン川西岸地区北部の4つのユダヤ人入植地から退去を命じる2005年の法律について,イスラエル軍の承認を条件としてユダヤ系住民に帰還を認める修正案を可決(21日)。
・ヨルダン川西岸地区北部の4つのユダヤ人入植地から退去を命じる2005年の法律について,イスラエル議会がユダヤ系住民の帰還を認める修正案を可決したことへの国際社会の批判に対して,イスラエル政府がこれらの地域に新たな入植地を建設する意図はないと弁明(22日)。
・ヨルダン川西岸地区トゥルカルムでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡,イスラエル軍はイスラエル人への銃撃容疑者宅を強制捜査中にパレスチナ人が武器を取ろうとしたための発砲と説明(23日)。
・ヨルダン川西岸地区北部フワラで走行中の車からの銃撃によりイスラエル兵2人負傷,パレスチナ解放民族戦線(PFLP)が実行声明(25日)。
・パレスチナ自治政府外務省がヨルダン川西岸地区シンジェルの民家がユダヤ人入植者に放火されたと非難,イスラエル警察は漏電による火災と反論(26日)。
・イスラエルの検事局がパレスチナ人居住のヨルダン川西岸地区フワラを襲撃した容疑でユダヤ人入植者2人を起訴(31日)。
4月
イスラエル軍や警察の発砲などによる4月のパレスチナ人の死者13人,パレスチナ人側の襲撃などによるイスラエル人の死者3人
・ヨルダン川西岸地区でイスラエル軍部隊にパレスチナ人の車が突進しイスラエル兵3人負傷,イスラエル兵の発砲によりパレスチナ人運転手1人死亡(1日)。
・エルサレムでイスラエル警官の発砲によりパレスチナ人1人死亡,警察は拘束したパレスチナ人が警官の銃を奪おうとしたための発砲と説明(1日)。
・イスラエル軍がシリア方面から飛来した航空機1機を撃墜したと発表(2日)。
・ヨルダン川西岸地区ナブルスでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人2人死亡,イスラエル軍はパレスチナ武装組織の摘発行動中に銃撃を受けたための自衛措置と説明,パレスチナ武装組織「ライオンの巣穴」は死者の1人は同組織メンバーでもう1人はファタハのメンバーと発表(3日)。
・ガザ地区上空でイスラエル軍戦闘機が無人機1機を撃墜,ハマスは訓練飛行中の無人機「シェハブ」がイスラエル空軍に撃墜された報復として地対空ミサイルを発射したが命中せずと発表(3日)。
・テルアビブ近郊でパレスチナ人がイスラエル兵をナイフで襲撃しイスラエル兵2人負傷,イスラエル警官の発砲により襲撃者1人負傷,1人を逮捕(4日)。
・エルサレム旧市街のアルアクサ・モスクにイスラエル警察が5日未明に突入しラマダンの礼拝のために4日夜から集まっていたパレスチナ人と衝突しパレスチナ人12人負傷,350人以上を逮捕,警察はパレスチナ人が退去要請に応じず投石や花火で抵抗したための鎮圧措置と説明,ハマスが反発しガザ地区からイスラエルに向けてロケット弾を発射,イスラエル軍がガザ地区を報復空爆,5日夜にイスラエル警察がモスク内に残っていたパレスチナ人を排除しようとして衝突しパレスチナ人6人負傷(5日)。
・レバノン南部からイスラエル北部に向けて34発のロケット弾攻撃,うち25発はイスラエル軍の防空システムにより撃墜,着弾したロケット弾によりイスラエル人2人負傷,イスラエル軍がレバノン南部ティレ地区に報復砲撃(6日)。
・ガザ地区からイスラエル南部に向けてパレスチナ武装組織がロケット弾を発射,死傷者なし,イスラエル軍がガザ地区を報復空爆(6日)。
・ヨルダン川西岸地区のユダヤ人入植地ハムラ近郊で銃撃によりイスラエル人姉妹2人死亡,母親1人負傷,イスラエル中部テルアビブの海岸沿い道路で通行人に車が突っ込みイタリア人旅行者1人死亡,イタリア人とイギリス人旅行者5人負傷,警官が運転者のパレスチナ人を射殺,ハマスがアルアクサ・モスクへのイスラエル警察の襲撃への報復として2人の襲撃者を称賛するコメント(7日)。
・イスラエル軍がガザ地区とレバノン南部を報復空爆しガザ地区で民家や子ども病院が損傷,レバノンで数人負傷(7日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニン地域ブルキンのイスラエル軍拠点を武装集団が銃撃,イスラエル軍がブルキンを襲撃しパレスチナ人2人負傷(8日)。
・ヨルダン川西岸地区アッザオウンでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡,パレスチナ保健省発表(8日)。
・シリアからイスラエルの占領するゴラン高原に向けて発射されたロケット弾3発のうち1発が着弾,死傷者なし,シリアのパレスチナ抵抗組織がイスラエル警察のアルアクサ・モスク襲撃の報復としてゴラン高原を攻撃したとの声明を9日に発表(8日)。
・ヨルダン川西岸地区東部エリコ近くのパレスチナ難民キャンプをイスラエル軍が7日のユダヤ人入植地で銃撃によりイスラエル人姉妹が死亡した事件の強制捜査中のイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人少年1人死亡,7日の事件で負傷した姉妹の母親が死亡(10日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ナブルス東方地域でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人2人死亡,イスラエル軍はユダヤ人入植地近くのイスラエル軍駐屯地へ車から銃撃があったための自衛措置と説明,パレスチナ武装組織「ライオンの巣穴」が2人は同組織の戦闘員と認める声明(11日)。
・イスラエルのネタニヤフ首相がエルサレムのアルアクサ・モスクを中心とするイスラム教の聖地にラマダン期間終了までユダヤ教徒などイスラム教徒以外の立ち入りを禁止すると発表(11日)。
・ヨルダン川西岸地区カルキリヤでパレスチナ人の抗議行動とイスラエル軍の衝突中にイスラエル兵のゴム弾の発砲によりパレスチナ人3人負傷(14日)。
・エルサレム旧市街のアルアクサ・モスクにラマダン期間最後の金曜礼拝でパレスチナ人10万人以上が訪問,イスラエル警官2000人以上がユダヤ人との衝突回避のために警備(14日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンでパレスチナ武装組織戦闘員の発砲によりイスラエル人2人負傷,パレスチナ人とイスラエル軍の衝突によりパレスチナ人6人負傷(18日)。
・ヨルダン川西岸地区でイスラエル軍のパレスチナ武装組織への強制捜査中にイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡(24日)。
・エルサレムでパレスチナ人の運転する車が群衆に突進しイスラエル人5人負傷,通行人の発砲により運転者のパレスチナ人1人死亡,ハマスはイスラエルのパレスチナ人への攻撃に対する報復と発表(24日)。
・イラク政府の内務相がバグダッドを訪問したパレスチナ自治政府の内務相との会談後にイラクの国民すべては党派を超えてパレスチナ人の大義を支持するとの声明を発表(26日)。
・ヨルダン川西岸地区でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡,イスラエル軍はパレスチナ人の運転する車がイスラエル民間人と治安部隊に突進し,さらに車を降りて警官をナイフで襲撃したための発砲と説明(27日)。
・ヨルダン川西岸地区ベスレヘム近郊でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人少年1人死亡,イスラエル軍は数十人のパレスチナ人が兵士に投石を繰り返して生命の危険を感じたための自衛措置と説明,ヨルダン川西岸地区北部ジェニンでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人2人負傷,イスラエル軍はパレスチナ人が爆発物を投げたための自衛措置と説明(28日)。
5月
イスラエル軍や警察の発砲などによる5月のパレスチナ人の死者65人,パレスチナ人側の襲撃などによるイスラエル人の死者2人
・ヨルダン川西岸地区中部エリコのパレスチナ難民キャンプでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人少年1人死亡,6人負傷,イスラエル軍はパレスチナ武装組織メンバーの逮捕作戦行動中に銃撃を受けたための自衛措置と説明(1日)。
・ヨルダン川西岸地区ベスレヘムでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人負傷,パレスチナ保健省発表,イスラエル軍は負傷者を関知せずと発表(1日)。
・イスラエルの刑務所に裁判なしで10年以上拘束されていたパレスチナ武装組織イスラム聖戦の政治部門指導者のアドナン氏が87日間のハンガー・ストライキ後に死亡,パレスチナ側は同氏の弁護士や人権団体がイスラエル当局に要請した必要な医療措置が取られなかったとして「暗殺」と非難,ヨルダン川西岸地区とガザ地区で同氏の追悼とともにイスラエルへの抗議行動が激化,ガザ地区からイスラエル南部への少なくとも26発のロケット弾攻撃によりイスラエル人ら3人負傷,ハマスはイスラエル軍戦車がガザ地区の監視所を砲撃したことへの報復と発表,イスラエル軍がガザ地区のハマス訓練キャンプなどを空爆,死傷者なし(2日)。
・ヨルダン川西岸地区ナブルスでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人3人死亡,ハマスが3人は同組織の戦闘員と発表,イスラエル軍は4月7日にヨルダン川西岸地区のユダヤ人入植地ハムラ近郊でイスラエル人姉妹2人と母親を殺害した容疑者の逮捕行動中に銃撃を受けたための応戦と発表(4日)。
・ヨルダン川西岸地区フワラ近くでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人女性1人死亡,イスラエル軍はパレスチナ人が兵士をナイフで襲撃したための自衛措置と説明(4日)。
・ヨルダン川西岸地区北部トゥルカルムでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人2人死亡,イスラエル軍はイスラエル人への銃撃事件の容疑者が逃走しようとしたための発砲と説明(6日)。
・ヨルダン川西岸地区南部ベスレヘム近郊のパレスチナ人学校の建物をイスラエル軍部隊が破壊し備品などを押収,軍当局は違法建築で学童たちや訪問者に危険があるために裁判所が破壊を命令したためと説明,EUのパレスチナ派遣団が教育施設の破壊は国際法違反でありパレスチナとイスラエルの緊張をさらに激化させる行為でしかないと強く非難(7日)。
・ガザ地区へのイスラエル軍の空爆によりイスラム聖戦幹部3人と女性4人と子ども4人含む民間人18人死亡,64人負傷,イスラエル軍報道官はパレスチナ武装組織の拠点や兵器製造所標的の空爆と説明(9日)。
・ガザ地区南部ハンユニスのイスラム聖戦の拠点へのイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも5人死亡,パレスチナ解放民族戦線がうち4人は同組織のメンバーと発表(10日)。
・ガザ地区のパレスチナ武装組織がイスラエル南部と中部へ向けて400発以上のロケット弾を発射,死傷者等の詳細未発表(10日)。
・ヨルダン川西岸地区カバティヤでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人2人死亡,イスラム聖戦が2人は同組織のメンバーと発表(10日)。
・エジプト政府がパレスチナ自治政府とイスラエル政府に対して和平のための仲介を開始(10日)。
・ガザ地区へのイスラエル軍の空爆によりイスラム聖戦のロケット弾部隊長1人と副官1人死亡,別の武装組織メンバー2人死亡,民間人女性4人と子ども6人死亡,ガザ地区から発射されたロケット弾の96%はイスラエル軍防空システムにより撃墜,イスラエル中部レホボトの民家にロケット弾が着弾し民間人1人死亡,5人負傷(11日)。
・ガザ地区へのイスラエル軍の空爆によりイスラム聖戦幹部1人と部下1人死亡(12日)。
・ガザ地区からエルサレム標的に2発のロケット弾攻撃,イスラエル軍の防空システムにより迎撃(12日)。
・ヨルダン川西岸地区ナブルス東方のパレスチナ難民キャンプでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人2人死亡,3人負傷,アルジャジーラ衛星放送の報道(13日)。
・エジプト政府の仲介によりイスラエルとパレスチナ武装組織イスラム聖戦との間で13日午後10時からの停戦に合意,民間人標的の攻撃やパレスチナ人民家の破壊の禁止などを含む(13日)。
・ヨルダン川西岸地区ナブルスでイスラエル軍とパレスチナ抵抗戦線との衝突,イスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人負傷(14日)。
・ガザ地区からイスラエル南部に向けてロケット弾1発発射,死傷者なし,パレスチナ武装組織が技術的ミスによる誤発射と発表(14日)。
・イスラエル建国,パレスチナ側にとってのナクバ(大災厄,大量の難民発生の始点)から75年,パレスチナ自治政府のアッバス議長が国連総会で演説し,パレスチナ難民問題の解決のためとユダヤ人国家とアラブ人国家の2国家併存案の実行とパレスチナ人の帰還が実現するまでイスラエルの国連加盟国資格を一時停止するよう要請(15日)。
・ヨルダン川西岸地区ナブルスでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡,イスラム聖戦が死者は同組織のメンバーと発表,イスラエル軍は武装組織の摘発作戦中に投石や爆発物で攻撃を受けたための自衛措置と説明(15日)。
・ガザ地区のハマスがパレスチナ人に対してエルサレム旧市街で計画されている1967年のイスラエルの東エルサレム占領を祝賀するユダヤ極右主義者のパレードに抗議するよう呼びかけ(17日)。
・「エルサレムの日」(1967年の第3次中東戦争でイスラエルが東エルサレムを占領した5月18日)の記念行事として数万人規模の右派ユダヤ人がイスラエル国旗を掲げて行進,一部の参加者が「アラブ人に死を」と叫びパレスチナ人を挑発,パレスチナ人がいた報道エリアへの投石などで2人負傷(18日)。
・イスラエル軍中央司令官がイスラエル人によるヨルダン川西岸地区北部ホメシュでの入植活動を許可する命令書に5月18日に署名したことに対して米国務省が強く非難する声明を発表(21日)。
・エルサレム旧市街のアルアクサ・モスク地域をイスラエル政府の極右主義者の国家安全保障担当大臣が訪問し,この地域は「我々の管理下にある」と宣言,パレスチナ自治政府とヨルダン政府が強く非難(21日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ナブルス近郊のバラタ難民キャンプでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人3人死亡,イスラエル軍は同キャンプの強制捜査中に銃撃を受けたための自衛措置と説明,パレスチナ保健省は3人はファタハ系のアルアクサ殉教者旅団のメンバーと発表(22日)。
・ヨルダン川西岸地区南西部ヘブロン近郊のユダヤ人入植地近くで入植者の発砲によりパレスチナ人1人死亡,イスラエル軍はパレスチナ人が入植者をナイフで襲撃しようとしたための発砲と説明(26日)。
・ヨルダン川西岸地区ラマラ近郊の村でユダヤ人入植者がイスラエル兵をともなってパレスチナ人を投石などで襲撃しパレスチナ人の車両数台に放火,パレスチナ人5人負傷(26日)。
・ヨルダン川西岸地区ジェニンでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ治安部隊員1人死亡,イスラエル軍は犯罪容疑者の捜索中に銃撃を受けたための自衛措置と説明,ファタハ系のアルアクサ殉教者旅団が死者は同組織のメンバーと発表(29日)。
・ヨルダン川西岸地区のイスラエルとの境界から6qのユダヤ人入植地ハーメッシュでパレスチナ武装組織メンバーの発砲により入植者1人死亡,ファタハ系のアルアクサ殉教者旅団が同組織メンバーが前日にイスラエル兵に殺害されたことへの報復と実行声明(30日)。
・レバノン東部シリア国境近くのベカー渓谷にあるパレスチナ解放人民戦線総司令部派(PFLP-GC)の基地内で大規模な爆発によりメンバー5人死亡,10人負傷,PFLP-GCはイスラエル軍の空爆による爆発と発表,イスラエル軍は同地域でいかなる攻撃も行なっていないと否定(31日)。
6月
イスラエル軍や警察の発砲などによる6月のパレスチナ人の死者17人,パレスチナ人側の襲撃などによるイスラエル人の死者4人)。
・エルサレム北郊のユダヤ人入植地でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人男性1人と3歳の息子1人負傷,イスラエル軍は入植地での作戦行動中に銃撃を受けたための自衛措置と説明,息子は5日に死亡(1日)。
・イスラエル南西部エジプト国境地域でエジプト警官の発砲によりイスラエル兵2人死亡,その後のエジプト治安部隊とイスラエル軍の交戦によりエジプト警官1人とイスラエル兵1人死亡,エジプト治安当局は麻薬密輸犯を追跡中の事件と発表(3日)。
・ブリンケン米国務長官が親イスラエルのロビー団体の集会での演説で,合衆国はイスラエルの安全保障とパレスチナ紛争の2国家併存による解決に関与し続けるとしつつ,ユダヤ人入植地の拡大やヨルダン川西岸地区のイスラエルへの併合の動きが和平の障害となっていると言明(5日)。
・イスラエル北部ナザレ近郊で武装集団の銃撃により男性1人と3歳の少女1人負傷,同地域のアラブ人居住区で男が銃を乱射し5人死亡,警察は「パレスチナ犯罪組織の抗争とみられる」と発表,アラブ系政党アラムはイスラエル政府と極右政党が「パレスチナ人を死地に追いやっている」と非難声明(8日)。
・イスラエルのネタニヤフ首相がヨルダン川西岸地区でのユダヤ人入植地の建設の拡大はパレスチナとの和平の障害にはならないと主張,国連人権委員会の調査ではヨルダン川西岸地区の279か所のユダヤ人入植地に70万人の入植者が生活,2012年には52万人(9日)。
・ブリンケン米国務長官がサウジアラビアを訪問しファイサル外相と会談しサウジとイスラエルの外交関係の正常化のための努力を進めると発表,ファイサル外相は米国がサウジの原子力発電を支援する合意が成立することを望むと発言(9日)。
・ヨルダン川西岸地区ラマラ北西のランティス検問所でパレスチナ人がイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡,イスラエル軍はパレスチナ人の乗る車を盗難車の疑いで調べようとした際にパレスチナ人が兵士の銃を奪おうとして兵士1人が負傷したための発砲と説明(9日)。
・ヨルダン川西岸地区ナブルス地域のバラタ難民キャンプを急襲し容疑者の自宅を破壊しようとしたたイスラエル軍とパレスチナ武装組織の銃撃戦,イスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡,8人負傷(13日)。
・中国の習近平国家主席が北京を訪問中のパレスチナ自治政府のアッバス議長との会談でパレスチナの国連正式加盟の支持とイスラエルとの和平交渉の促進のために中国が積極的な役割を果たす意思を表明(14日)。
・イスラエル政府がヨルダン川西岸地区に新たに4560戸のユダヤ人入植者の住宅建設の許可をする計画を来週のイスラエル高等計画委員会の議題にすると発表,米国務省のミラー報道官がパレスチナ問題の「2国家共存による解決の実現をより困難とし和平の障害となるこのような一方的な行為に反対する」と批判(18日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンでイスラエル軍が攻撃ヘリ「アパッチ」の支援下でパレスチナ人の集団を攻撃しパレスチナ人少年1人含む6人死亡,91人負傷(うち23人は重傷),国際赤十字社は負傷者の移送中にイスラエル軍の銃撃を受けて救急車2台が損壊したと発表,イスラエル軍はパレスチナ人の犯罪容疑者2人の逮捕作戦行動中に攻撃を受け銃撃戦となりイスラエル兵8人が負傷したための自衛的措置と発表(19日)。
・ヨルダン川西岸地区のユダヤ人入植地エリのレストランとガソリンスタンドでパレスチナ武装勢力2人の銃撃によりイスラエル人4人死亡,4人負傷,ハマスが2人は同組織武装部門メンバーと認め前日にジェニンでイスラエル軍がパレスチナ人6人を殺害した事件への報復と発表,銃撃者の1人はイスラエル民間人の発砲で死亡,もう1人はイスラエル軍の発砲で死亡(20日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンで19日にイスラエル軍の攻撃により負傷したパレスチナ人少女1人が死亡(21日)。
・ヨルダン川西岸地区ジャマラで走行中の車へのイスラエル軍の無人機攻撃によりパレスチナ人3人死亡,イスラエル軍はパレスチナ武装組織戦闘員標的の攻撃と説明(21日)。
・ヨルダン川西岸地区ラマラ近郊のパレスチナ人居住地をユダヤ人入植者が襲撃しパレスチナ人1人死亡,1人負傷,前日にパレスチナ武装組織メンバーによりイスラエル人4人が殺害された事件への報復(21日)。
・イスラエルのネタニヤフ首相がヨルダン川西岸地区のユダヤ人入植地エリに新たに入植者用住宅1000戸の建設を承認,前日のパレスチナ武装組織メンバーによりイスラエル人4人が殺害された事件への対抗措置と説明(21日)。
・ヨルダン川西岸地区北部エビアタルの非合法のユダヤ人入植者詰め所でベングヴィル国家安全保障相が演説,入植地の拡大とパレスチナ人の住宅の破壊,必要とあれば数千人の「テロリストの除去」を主張(23日)。
・ヨルダン川西岸地区ラマラ近郊で21日にパレスチナ人を襲撃し2人を死傷させたユダヤ人入植者3人をイスラエル警察が逮捕(23日)。
・ヨルダン川西岸地区の検問所をパレスチナ武装組織メンバーが銃撃し警備員1人負傷,イスラエル兵の発砲により銃撃者のアルアクサ殉教者旅団メンバー1人死亡(24日)。
・ヨルダン川西岸地区ラマラ近郊のパレスチナ人の村をユダヤ人入植者が襲撃しパレスチナ人の住宅2軒に放火,イスラエル軍が襲撃者1人を逮捕,治安当局が「国家主義的テロリズム」と非難,極右主義者のスモトリッチ財務相とベングヴィル国家安全保障相がアラブのテロリズムとイスラエル民間人の対抗行動を同一視するものと批判(24日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンから手製ロケット弾2発が発射され80m程度飛行後にパレスチナ人居住地域に着弾,死傷者なし,イスラエル軍当局発表(26日)。
・イスラエル政府がヨルダン川西岸地区に新たにユダヤ人入植者用住宅5700軒の建設を承認したことに対して,,米国務省のミラー報道官が西岸地区でのユダヤ人入植の拡大はパレスチナ問題の2国家共存による解決の障害となると「深い憂慮」を表明(26日)。
・イスラエルのガラント国防相がパレスチナ解放機構(PLO)高官との電話会談でユダヤ人入植者の暴動を厳格に取り締まる意思を表明,イスラエルのコーヘン外相もブリンケン米国務長官との電話会談で入植者の暴力に対して適切な処置をとると言明(27日)。
7月
イスラエル軍や警察の発砲などによる7月のパレスチナ人の死者27人,パレスチナ人側の襲撃などによるイスラエル人の死者1人
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンでイスラエル軍のミサイル攻撃によりパレスチナ人1人死亡,1人負傷,イスラエル軍はパレスチナ武装組織の司令部標的の攻撃と説明(2日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンのパレスチナ難民キャンプでイスラエル軍のミサイルや無人機と地上部隊の夜間の急襲作戦によりパレスチナ人少なくとも8人死亡,50人以上負傷,イスラエル軍は「大規模テロ対策」の一環で難民キャンプを拠点とするパレスチナ武装組織の司令部標的の攻撃と説明(3日)。
・ヨルダン川西岸地区ラマラの検問所でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡(3日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンの難民キャンプでパレスチナ武装組織に対する大規模な軍事作戦を実施したイスラエル軍が撤退を開始,これまでのパレスチナ人の死者は13人(4日)。
・イスラエル西部テルアビブのバス停でパレスチナ人の運転するトラックが歩行者に突っ込んだのちに刃物で襲撃しイスラエル人8人負傷,市民の発砲により襲撃者のパレスチナ人青年1人死亡,ハマスが襲撃者をメンバーと認め3日のジェニンでのイスラエル軍の軍事作戦への報復で自衛行動と発表(4日)。
・ガザ地区各地をイスラエル軍が空爆,死傷者なし,イスラエル軍はガザ地区からイスラエル南部へ向けてロケット弾が発射されたための報復と説明(5日)。
・ヨルダン川西岸地区ナブルス近郊のユダヤ人入植地ケデゥミム近くでパレスチナ人の銃撃によりイスラエル兵1人死亡,イスラエル兵の発砲により襲撃者のパレスチナ人1人死亡,ハマスが襲撃者は同組織のメンバーでパレスチナ人多数が死傷したジェニンでのイスラエル軍の軍事行動に対する報復と発表(6日)。
・レバノン南部からイスラエルに向けて2発のロケット弾発射,イスラエル軍が国境を越えてレバノン省内を砲撃,双方に被害なし(6日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ナブルスをイスラエル軍が急襲しでパレスチナ武装勢力と銃撃戦,パレスチナ人2人死亡,パレスチナ解放人民戦線(PFLP)が2人は同組織のメンバーと発表(7日)。
・ヨルダン川西岸地区中部ウム・サファでユダヤ人の入植活動に対するパレスチナ人の投石などの抗議行動に対するイスラエル軍の鎮圧行動中のイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡(7日)。
・ヨルダン川西岸地区ラマラでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡,イスラエル軍は停止を命令した車両から降りたパレスチナ人が手榴弾と小火器で攻撃してきたための自衛措置と説明(10日)。
・イスラエル検察がユダヤ人入植者2人をテロ関連で告訴,1人はモスクを冒涜した容疑,1人はパレスチナ人に対する暴動と住宅への放火容疑(12日)。
・ヨルダン川西岸地区でのユダヤ人入植者住宅が今年前半で12,855戸建設され,2012年以降で最多となったとイスラエルのNGO「ピースナウ」が発表,国連統計ではヨルダン川西岸地区と東エルサレムで279か所の入植地に約70万人が居住,2012年の52万人から急増(13日)。
・レバノン南部イスラエル国境地域のブスタンでイスラエル兵の手榴弾攻撃によりヒズボラのメンバー3人負傷,イスラエル軍は境界フェンスに武装集団が接近してきたための対応と説明(13日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ナブルスでイスラエル軍がパレスチナ人のユダヤ人の入植活動への抗議行動に対して豪弾や音響手榴弾,催涙ガスなどで鎮圧行動,パレスチナ人10人以上負傷(15日)。
・ヨルダン川西岸地区でイスラエル人の乗る車へのパレスチナ人の発砲によりイスラエル人少女2人含む3人負傷,逃走した発砲者をイスラエル治安部隊が追跡し逮捕(16日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンでパレスチナ治安部隊がパレスチナ武装組織「イスラム聖戦」戦闘員5人を逮捕,同組織はこれまでに戦闘員計10人が逮捕されたと発表,ファタハ主体のパレスチナ自治政府がイスラエル政府の圧力に屈していると批判(17日)。
・イスラエルのヘルツォグ大統領が訪米しホワイトハウスでバイデン米大統領と会談,両者が米国とイスラエルの緊密な関係を確認したと発表(18日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ナブルスのイスラム教礼拝所をイスラエル軍部隊とユダヤ人入植者を襲撃,パレスチナ人の抗議行動に対するイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡,4人負傷(20日)。
・ヨルダン川西岸地区ラマラ近郊でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人青年1人死亡,イスラエル軍は強制捜査中にパレスチナ人グループが投石などで抵抗したための自衛措置と説明,ヨルダン川西岸地区北部ナブルスでパレスチナ人の乗る車両へのイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡,1人負傷,パレスチナ医療当局発表,イスラエル軍は車両がイスラエル軍部隊に突進してきたための自衛措置と説明,ヨルダン川西岸地区南西部ヘブロン地域でパレスチナ人グループとイスラエル軍の衝突によりイスラエル兵3人負傷(21日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ナブルス近郊でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人3人死亡,イスラエル軍はパレスチナ人グループが車からイスラエル軍部隊に発砲しようとしたための対抗措置と説明,ハマスは死亡した3人は同組織のメンバーと発表(25日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ナブルス近郊カルキリヤのパレスチナ難民キャンプで武装組織戦闘員の逮捕作戦行動中のイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人少年1人死亡,2人負傷,イスラエル軍はパレスチナ人グループが投石などで抵抗したための対抗措置と説明(26日)。
・トルコ中部アンカラを訪問したパレスチナ自治政府のアッバス議長とハマスのハニヤ指導者がエルドアン大統領と会談,エルドアン氏はパレスチナへの強固な支持を言明(26日)。
・レバノン南部シドンのパレスチナ難民キャンプでファタハ・メンバーとヒズボラなど対抗グループの衝突により6人死亡,7人負傷(30日)。
8月
イスラエル軍や警察の発砲などによる8月のパレスチナ人の死者19人,パレスチナ人側の襲撃などによるイスラエル人の死者5人
・エルサレム東方のヨルダン川西岸地区のユダヤ人入植地マアレ・アドゥミムでパレスチナ人の銃撃によりイスラエル人6人負傷,非番のイスラエル警官の発砲により銃撃者のパレスチナ人青年1人死亡,ハマスは先イスラエル政府のベングヴィル国家安全保障相を先頭に極右主義者たちが「神殿の丘」に立ち入ったことへの対抗行動と説明(1日)。
・ヨルダン川西岸地区南西部ヘブロン近郊でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡,イスラエル軍はパレスチナ人がナイフで襲撃しようとしたための自衛措置と説明(1日)。
・ヨルダン川西岸地区北部トゥルカルムでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人青年死亡,イスラエル軍はパレスチナ人が投石や爆発物を投げようとしたための自衛措置と説明(4日)。
・ヨルダン川西岸地区西部ラマラ東郊のパレスチナ人居住のブルカ村をユダヤ人入植者が襲撃し車2台に放火,投石で対抗しようとしたパレスチナ人への入植者の発砲によりパレスチナ人青年1人死亡,4人負傷(4日)。
・イスラエル西部テルアビブ中心部でパレスチナ人の銃撃により市警備職員1人死亡,警官の発砲により銃撃者のパレスチナ人1人死亡,パレスチナ人はヨルダン川西岸地区北部ジェニン在住と警察発表,ハマスとイスラム聖戦が7月のジェニンの難民キャンプでパレスチナ人多数が死傷したイスラエル軍の軍事行動に対する報復と賞賛(5日)。
・イスラエル警察が4日にパレスチナ人居住のブルカを襲撃しパレスチナ人1人が死亡し4人が負傷した事件の容疑者としてイスラエル人2人を逮捕(5日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンのパレスチナ難民キャンプ近くでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人3人死亡,イスラエル軍は3人は武装組織戦闘員でイスラエルへの攻撃のためにキャンプから出たところだったと説明,ハマスとイスラム聖戦は「3人のパレスチナ人を暗殺した敵はその犯罪の報いから逃れることはできない」と非難(6日)。
・ヨルダン川西岸地区ラマラ北方のユダヤ人入植地オフラ近くで2日にイスラエル兵の発砲により負傷したパレスチナ人青年1人が死亡,イスラエル軍はパレスチナ人が火炎瓶を投げようとしたための自衛措置と説明(7日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ナブルスのパレスチナ難民キャンプのアスカルでイスラエル軍が2月26日にイスラエル人兄弟2人を殺害した容疑者(3月にイスラエル軍が殺害)の家族宅を破壊,住民の抗議行動に対するイスラエルへの発砲によりパレスチナ人2人負傷,イスラエル政府はパレスチナ人のイスラエルに対する将来の攻撃を抑止するためと主張,国際人権団体は国際法で禁止されている連座処罰と非難(8日)。
・イスラエル政府のスモトリッチ財務相が東エルサレムのアラブ人居住地とパレスチナ教育計画への援助金を凍結すると発表(8日)。
・ヨルダン川西岸地区西部ラマラ東郊のパレスチナ人居住のブルカ村を襲撃しパレスチナ人青年1人を射殺した容疑でイスラエル警察が5日に逮捕したユダヤ人入植者2人のうち1人について,裁判所が証拠不十分として釈放し自宅軟禁の処置に,もう1人は襲撃中の負傷の治療のために病院内での保護監察を継続(9日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ナブルス北方ザワタでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡,イスラエル軍はパレスチナ人が兵士に発砲したための反撃と説明,アルアクサ殉教者旅団が死亡したのは同組織のメンバーと発表(10日)。
・ヨルダン川西岸地区北東部トゥルカルムのパレスチナ難民キャンプでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡,8人負傷,イスラエル軍は難民キャンプへの作戦行動中にパレスチナ人グループが爆発物や火炎瓶を投げてきたための自衛措置と説明(11日)。
・サウジアラビア政府からパレスチナ自治政府と外交関係を結ぶために派遣された最初の大使が着任(12日)。
・イスラエル警察が8月4日にパレスチナ人青年を殺害した容疑で5日に逮捕したユダヤ人入植者の罪状をより厳格に処罰される「人種差別の動機による殺人罪」から「故意の殺人罪」に変更(12日)。
・ヨルダン川西岸地区中部エリコのパレスチナ難民キャンプでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人青年2人死亡,イスラエル軍はパレスチナ武装組織戦闘員の逮捕作戦中に銃撃を受けたための自衛措置と説明(15日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡,1人負傷,イスラエル兵1人負傷,イスラエル軍はイスラム聖戦メンバー容疑者の逮捕作戦中に銃撃を受けたための反撃と説明,イスラエル軍部隊が死亡したパレスチナ人の家族の家を爆破(17日)。
・ヨルダン川西岸地区北部フワラでパレスチナ人の発砲によりイスラエル人2人死亡(19日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンでイスラエル兵の発砲により負傷したパレスチナ人青年1人死亡(19日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ナブルス南部でイスラエル軍のパレスチナ武装勢力追跡作戦実施中にパレスチナ人の抗議行動と衝突,退去しようとしたパレスチナ人の背後からイスラエル兵が発砲しパレスチナ人8人負傷,うち1人は後頭部を撃たれて重体(21日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ナブルス近郊の幹線道路で走行中の車からのパレスチナ人の発砲によりユダヤ人入植者の女性1人死亡,男性1人負傷(21日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人青年1人死亡,イスラエル軍はパレスチナ武装組織メンバーの逮捕作戦中にパレスチナ人が爆発物を投げようとしたための自衛措置と説明(22日)。
・ヨルダン川西岸地区南西部ヘブロンでイスラエル治安部隊が21日にユダヤ人入植者の女性1人を殺害した容疑者のパレスチナ人2人を逮捕したと発表(22日)。
・イスラエルのベングヴィル国家安全保障相が国営テレビで「ユダヤ・サマリア地区(ヨルダン川西岸地区)のとおりを私や妻子が行き来できる権利はアラブ人の移動の自由よりも重要だ」と主張しパレスチナ人対象の移動制限措置を正当化(23日)。
・ガザ地区中部のハマス軍事施設で爆発によりハマス軍事部門メンバー1人死亡,1人負傷,爆発原因の発表なし(24日)。
・イスラエルのベングヴィル国家安全保障相が23日に国営テレビで「ユダヤ・サマリア地区(ヨルダン川西岸地区)のとおりを私や妻子が行き来できる権利はアラブ人の移動の自由よりも重要だ」と主張しパレスチナ人対象の移動制限措置を正当化したことに対して,ネタニヤフ首相が支持を表明,パレスチナ系アメリカ人のスーパーモデルのベラ・ハディド氏がベングヴィル氏の主張とネタニヤフ氏の支持表明に対して,「誰かの生命が民族や文化の違いや憎悪に基づいて他の人の生命よりより価値があるような場所も時代もあってはならない」と非難(25日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニン近郊で7月3日にイスラエル兵の発砲により負傷したパレスチナ人青年1人が死亡(26日)。
・エルサレムの鉄道駅でイスラエル警官の発砲によりパレスチナ人少年1人死亡,警察はパレスチナ人が非番の境界警備員をナイフで襲撃したための発砲と説明,目撃者は少年がナイフを取り出したので足で蹴ってナイフを落とさせた直後に警官が発砲したと証言(30日)。
・ヨルダン川西岸地区ナブルスのユダヤ教の聖地「ヨセフの墓」に向かう礼拝者を護衛するイスラエル軍部隊へのパレスチナ人の爆弾攻撃によりイスラエル兵4人負傷(30日)。
・ヨルダン川西岸地区北部トゥルカルムのパレスチナ難民キャンプでパレスチナ人のグループとパレスチナ治安部隊が衝突しパレスチナ人1人死亡(30日)。
・イスラエル中部からヨルダン川西岸地区に続く道路上の検問所にパレスチナ人が運転するトラックが突っ込みイスラエル兵1人死亡,3人負傷,イスラエル兵の発砲により運転者のパレスチナ人1人死亡(31日)。
9月
イスラエル軍や警察の発砲などによる9月のパレスチナ人の死者20人,パレスチナ人側の襲撃などによるイスラエル人の死者0人(。
・ヨルダン川西岸地区北部ナブルス北東トゥバス近郊アルアカバの民家をイスラエル軍が携行ミサイルや手榴弾,小火器で急襲しパレスチナ武装組織戦闘員と銃撃戦,イスラエル兵の発砲により組織と無関係のパレスチナ人教師1人死亡(1日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンのパレスチナ難民キャンプを急襲したイスラエル軍とパレスチナ人の衝突,イスラエル軍が無人機で空爆,死傷者等の詳細未発表(4日)。
・ヨルダン川西岸地区北西部トゥルカルム近くのパレスチナ難民キャンプをイスラエル軍が強制捜査中にパレスチナ武装組織戦闘員と銃撃戦になりパレスチナ人1人死亡,イスラム聖戦が死者は同組織メンバーと発表(5日)。
・ヨルダン川西岸地区東部エリコ地域のユダヤ人入植地内のショッピングモールでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人青年1人死亡,イスラエル軍はパレスチナ人が銃撃してきたための自衛措置でイスラエル兵1人が負傷と発表(5日)。
・エルサレム旧市街のジャッファ・ゲート外側でパレスチナ人青年がイスラエル人をナイフで襲撃し2人負傷,イスラエル警察が襲撃者1人を逮捕(6日)。
・ヨルダン川西岸地区シェイク・ジャラーでイスラエル警察がパレスチナ国旗を掲げてユダヤ人の入植活動に抗議するパレスチナ人グループを阻止し3人を逮捕(8日)。
・ヨルダン川西岸地区南西部ヘブロン近郊のパレスチナ難民キャンプ外側でイスラエル軍がパレスチナ人の抗議行動の鎮圧のために催涙ガスや実弾を使用,イスラエル兵の発砲によりパレスチナ人青年1人死亡,イスラエル軍はパレスチナ武装勢力戦闘員が火炎瓶を投げたための自衛措置と説明(9日)。
・レバノン南部シドンのパレスチナ難民キャンプでイスラム武装勢力とファタハとの銃撃戦により少なくとも3人死亡,10人負傷(9日)。
・ヨルダン川西岸地区からハマス系武装組織がイスラエルにロケット弾を発射しようとして失敗したとイスラエル軍が発表(10日)。
・レバノン南部のパレスチナ難民キャンプでイスラム武装勢力とファタハの交戦によりファタハ戦闘員6人と武装勢力戦闘員2人,民間人2人の少なくとも10人死亡,レバノン軍兵士5人含む多数負傷(11日)。
・ガザ地区のイスラエルとの境界地域で2005年のイスラエルのガザ地区からの撤退を記念するパレスチナ人青年のグループがイスラエルに拘束されているパレスチナ人たちの解放を要求する抗議行動,抗議メンバーの1人がイスラエル兵に投げようとした爆発物が爆発しパレスチナ人5人死亡(13日)。
・レバノン南部シドンのパレスチナ難民キャンプでイスラム武装勢力とファタハの衝突により5人死亡,多数負傷(13日)。
・イスラエル税関当局が7月にトルコからガザ地区に向かう貨物船を臨検して押収した54トンの石膏の中に隠されたハマスのロケット弾製造用物質16トンを発見したと発表,ハマス報道官はガザ地区の封鎖を強化する目的の「虚偽」と否定(14日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンでイスラエル軍部隊の発砲と無人機攻撃によりパレスチナ人青年3人死亡,少なくとも30人負傷,イスラエル軍は武装勢力掃討作戦中にパレスチナ人が軍車両に対して爆発物で攻撃したための自衛措置と発表(19日)。
・ガザ地区のイスラエルとの境界地域でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人青年1人死亡,11人負傷,イスラエル軍は数百人のパレスチナ人が分離壁近くで暴動を起こしさらなるエスカレートを防ぐための発砲と説明(19日)。
サウジアラビアのサウド外相がパレスチナとイスラエルの紛争の解決のためにはパレスチナの独立国家創設による2国家共存しかないとの見解を発表(19日)。
・ガザ地区からパレスチナ人労働者がイスラエルで働くために通過するエレズ検問所をイスラエル軍が閉鎖,パレスチナ武装組織戦闘員の入国の防止目的(20日)。
・ヨルダン川西岸地区東部エリコ近くのパレスチナ難民キャンプでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人青年1人死亡,イスラエル軍はパレスチナ人が爆発物を投げようとしたための自衛措置と発表(20日)。
・ガザ地区のイスラエルとの境界地域でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡,イスラエル軍はパレスチナ人が分離壁へ爆発物を投げようとしたための予防措置と発表(20日)。
・ヨルダン川西岸地区で2022年以降にユダヤ人の入植のために退去させられたパレスチナ人は1100人以上と国連が調査結果を発表(21日)。
・エルサレム旧市街入り口ジャッファ・ゲート外側でパレスチナ人青年がイスラエル人2人をナイフで襲撃し1人軽傷,イスラエル警察が襲撃者を逮捕(21日)。
・エルサレムの鉄道駅でパレスチナ人青年のナイフによる襲撃で警備員1人軽傷,イスラエル警官の発砲により襲撃者1人重傷(21日)。
・エルサレム郊外の検問所にパレスチナ人の運転する車が突っ込み警備ン1人軽傷,襲撃者は逮捕(21日)。
・ガザ地区でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人重傷,イスラエル軍はパレスチナ人がイスラエル兵を銃撃したための自衛措置と発表(21日)。
・ガザ地区からイスラエルへ向けて放たれた発火剤搭載の気球により分離壁近くの農地で火災発生,イスラエル軍がガザ地区のハマスの拠点3カ所を無人機の空爆や戦車の砲撃で報復攻撃しパレスチナ人3人負傷,分離壁地域でのパレスチナ人の抗議行動に対するイスラエル軍の鎮圧行動によりパレスチナ人31人負傷,パレスチナ保健省発表(22日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人青年1人死亡,イスラム聖戦が青年は同組織メンバーと発表イスラエル軍はパレスチナ人居住地の強制捜査中に攻撃を受けたための自衛措置と説明(22日)。
・ガザ地区のイスラエルとの境界地域でパレスチナ人の抗議行動へのイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人3人負傷,抗議行動はイスラエルに拘束されているパレス陳人の解放とユダヤ人がエルサレムのアルアクサ・モスク地区に侵入していることへの抗議(23日)。
・ヨルダン川西岸地区トゥルカルムのパレスチナ難民キャンプへのイスラエル軍の「対テロ作戦行動」中にパレスチナ武装組織戦闘員と銃撃戦となりパレスチナ人2人死亡,ハマスが死者の1人は同組織メンバーと発表,もう1人は事件を見るために自宅の屋根に上った際にイスラエル軍の狙撃により死亡(24日)。
・ガザ地区のイスラエルとの境界地域でのパレスチナ人の抗議行動に対してイスラエル軍がハマスの拠点2カ所を空爆,パレスチナ人3人負傷(24日)。
・ヨルダン川西岸地区ラマラの大学をイスラエル軍が強制捜査し学生9人を逮捕,イスラエル軍は逮捕者はハマス支持者でイスラエルへの攻撃を計画していたと発表(24日)。
・ガザ地区のイスラエルとの境界地域でパレスチナ人グループが投石や爆発物,タイヤを燃やして抗議行動,イスラエル兵の発砲によりパレスチナ人11人負傷,パレスチナ保健省発表,イスラエル軍が北部と南部のハマスの拠点を無人機,軍用ヘリ,戦車で抗議行動への報復攻撃,死傷者なし(26日)。
・イスラエル北部バスマトの民家への武装集団の銃撃によりパレスチナ人家族5人死亡,1人負傷(27日)。
・イスラエル北西部ハイファで武装集団の銃撃によりパレスチナ人1人死亡(27日)。
・イスラエル政府がガザ地区とイスラエルとの通行のためのエレズ検問所の閉鎖(20日)を国連やエジプト,カタールなどの緊張緩和のための仲介により約1週間ぶりに解除(28日)。
・ヨルダン川西岸地区のユダヤ人入植地プサゴット近くでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡,1人負傷,イスラエルは同軍詰め所にハマス戦闘員のパレスチナ人が火炎瓶で攻撃してきたための自衛措置と発表(29日)。
10月
イスラエル軍や警察の発砲などによる10月のパレスチナ人の死者8,619人,パレスチナ人側の襲撃などによるイスラエル人の死者1,400人以上
・エルサレム旧市街でキリスト教徒や教会に対して唾を吐くなどの冒涜行為を行なったとしてイスラエル警察が極右主義者のユダヤ人5人を逮捕(4日)。
・ヨルダン川西岸地区北西部トゥルカルムのパレスチナ難民キャンプをイスラエル軍が強制捜査中にイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人2人死亡,イスラエル軍はパレスチナ人戦闘員が発砲し境界警備警官5人が負傷したための自衛措置と説明(5日)。
・ヨルダン川西岸地区北部フワラのパレスチナ人居住地をユダヤ人入植者が襲撃し住民と衝突,イスラエル兵の鎮圧行動中の発砲によりパレスチナ人青年1人死亡,同地区でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡,イスラエル軍はパレスチナ人がイスラエル人の乗る車に発砲したための対応措置と説明(5日)。
ガザ地区からイスラエルに向けてハマスが3000発以上のロケット弾攻撃,一部はテルアビブやエルサレムにも着弾,同時並行的に武装集団がイスラエル南部地域に侵入して攻撃しイスラエル軍将校らと民間人50人以上を拉致,イスラエルのネタニヤフ首相は「戦争状態」を宣言しイスラエル軍がガザ地区へ大規模な報復空爆し電力供給を停止,ハマスの攻撃によるイスラエル人の死者は少なくとも250人,負傷者は1590人,イスラエル軍の空爆によるパレスチナ民間人の死者は198人,負傷者は1610人とパレスチナ保健省(PMH)発表,ハマス軍事部門司令官は「地上最後の占領を終わらせるための偉大な戦いの日だ」と宣言,パレスチナ自治政府のアッバス議長はパレスチナ人には「入植者や占領軍による恐怖」から自衛する権利があると主張,バイデン米大統領とイギリス外相はハマスの攻撃を非難しイスラエルの自衛権を支持すると発表,イラン政府はパレスチナの自衛権を尊重しハマスの攻撃を支持すると発表,カタール外務省は暴力が悪化し続ける責任はイスラエルだけにあると発表(7日)。
・7日からのハマスのイスラエル攻撃によるイスラエル人の死者は700人以上,負傷者は2150人以上,イスラエルのガザ地区への報復空爆による7日以降のパレスチナ民間人の死者は313人,負傷者は1990人とパレスチナ保健省(PMH)発表,イスラエルに侵入したハマス戦闘員は撤退,イスラエルのネタニヤフ首相が基本法に基づきハマスに宣戦布告,ガザ地区への空爆や地上軍の攻撃は400回以上(8日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区の民間人の死者は子ども140人と女性105人含む560人,負傷者は2900人と発表。(9日)
・米英独仏伊の5カ国首脳が「イスラエルが自国を防衛し,最終的に平和で統合された中東地域の条件を整えられるよう,我々は同盟国として,イスラエルの共通の友人として,結束と連携を続けていく」との共同声明を発表(9日)。
・イスラエル軍がハマスの大規模戦闘に向けて過去最高となる30万人の予備役を招集したと発表(9日)。
・レバノン南部のイスラエルとの国境地域でイスラエル軍の砲撃によりシーア派組織ヒズボラのメンバー3人死亡(9日)。
・国連のグテーレス事務総長が「イスラエルがガザ地区の完全包囲を開始し,電力・食料・燃料などの一切の立ち入りを禁止するという本日の発表を非常に遺憾に思う」と指摘し,ガザ地区の状況はハマスのイスラエル攻撃前から「きわめて悲惨」だったが,イスラエルの報復攻撃と包囲によってさらに悪化するため,医療機器や食料などの人道的支援物資と人材の現地入りを促進する必要があるとの認識を表明(9日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区の民間人の死者は830人,負傷者は4250人と発表(10日)。
・ハマスがイスラエルがガザ地区への無差別空爆を継続するならイスラエルから拉致したイスラエル人の人質を殺害すると警告(10日)。
・イスラエルがガザ地区を完全包囲し食糧・水・電力供給を遮断(10日)。
・国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)がイスラエルによるガザ地区の「完全包囲」は市民から生活必需品を奪うもので、国際人道法により「禁止」されていると警告(10日)。
・イスラエル軍報道官が「イスラエル領内のガザ地区周辺でハマス戦闘員約1500人の遺体を確認した」と発表(10日)。
・トルコのエルドアン大統領がイスラエルに対して民間人を無差別に攻撃しないよう要請,ハマスに対しては戦争の「倫理」を尊重するよう要請(10日)。
・フランス外務省がEUがハマスのイスラエル攻撃を受けてパレスチナへの資金援助の見直しを発表したことに対して反対の意思を表明(10日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区の民間人の死者は1055人,負傷者は5184人と発表(11日)。
・イスラエル軍が7日以降のハマスの攻撃によるイスラエル人の死者は1200人以上と発表(11日)。
・国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が7日以降にイスラエル軍のガザ地区への空爆によりUNRWA職員11人と国際赤十字社職員5人死亡と発表(11日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ナブルスでイスラエル治安部隊とユダヤ人入植者の発砲によりパレスチナ人3人死亡,7日以降のヨルダン川西岸地区でのイスラエル側の攻撃によりパレスチナ人の死者は27人,パレスチナ外務省発表(11日)。
・ヨルダン川西岸地区のパレスチナ自治政府が「イスラエルは占領者で敵であり,我々は自衛権を保有している」と宣言(11日)。
・イスラエルのネタニヤフ首相がハマスとの戦争遂行のために野党のガンツ党首と挙国一致内閣の樹立で合意したと共同声明を発表,ガラント国防相は「ハマスを地球上から消し去る」と宣言(11日)。
・イスラエル軍幹部がガザ地区から侵入した武装勢力少なくとも1000人を殺害したと発表(11日)。
・トルコのエルドアン大統領がイスラエルがガザ地区を封鎖し食糧や水,電力の供給を停止し,民家やインフラを空爆していることについて,「あらゆる恥ずべき方法を用いる行為は戦争ではなく虐殺だ」と非難(11日)。
・レバノンのヒズボラが9日にイスラエル軍の砲撃によってメンバー3人が殺害された報復としてイスラエル軍の拠点標的にミサイル攻撃,イスラエル軍がレバノン南部の町を報復砲撃(11日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区の民間人の死者は子ども500人含む1537人,負傷者は子ども1644人含む6612人と発表(12日)。
・イスラエルのエネルギー相のカッツ氏がハマスが人質を解放するまでガザ地区への水,燃料,人道支援物資の供給を許さないとの方針を発表(12日)。
・ハマスがパレスチナ人に対して東エルサレムとヨルダン川西岸地区でイスラエルのガザ地区への攻撃に対する抗議デモを呼びかけ(12日)。
・イランのライシ大統領がイスラム教国とアラブ諸国に対して「シオニストによるパレスチナ人のジェノサイドを止めるために」イスラエルへの対抗のために団結と協力を呼びかけ(12日)。
・ロシア外務省がイスラエルに対して停戦に同意しガザ地区への食糧や医薬品の供給を可能にするよう呼びかけ(12日)。
・G7財務相・中央銀行総裁会議でハマスのイスラエル攻撃を非難しイスラエル国民への連携を表明する共同声明を発表(12日)。
・シリア南部ダマスカスと北部アレッポの2カ所のの空港をイスラエル軍がミサイル攻撃し両空港が使用不能になったと国営メディアが報道(12日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区の民間人の死者は子ども614人と女性370人含む1900人,負傷者は7696人と発表(13日)。
・ヨルダン川西岸地区でパレスチナ人の抗議行動に対するイスラエル治安部隊の発砲によりパレスチナ人9人死亡,10人以上負傷(13日)。
・ハマス軍事部門がガザ地区北部へのイスラエルの空爆により拘束していたイスラエル人と外国人計13人が死亡したと発表(13日)。
・イスラエル政府がガザ地区北部の住民110万人に対して24時間以内に南部に退避すべきだと通告,ハマスは「我々は断固として自分の土地,自分の家,自分の街に残る。避難はない」と言明(13日)。
・ガザ地区内でイスラエル軍の歩兵部隊と戦車部隊がハマスのロケット弾部隊への攻撃と人質に関する情報入手のために「局地的な奇襲」を実施したと軍報道官発表(13日)。
・イスラエルのネタニヤフ首相がガザ地区に対するこれまでの攻撃は「始まりに過ぎない」と言明(13日)。
・イスラエル軍がガザ地区で白リン弾を使用したことを確認したとアムネスティ・インターナショナル発表(13日)。
・ガザ地区北方アシュケロンと北東スデロットをハマスがロケット弾で攻撃(13日)。
・国連安保理の非公開の会議で各理事国はイスラエルに対してガザ地区北部への攻撃を回避するよう要請,ロシアの国連大使がハマスとイスラエルの戦争の人道的停戦と民間人に対する暴力とすべてのテロ行為を非難する決議案を提出(13日)。
・エジプトのシシ大統領がガザ地区の住民は自分たちの土地にとどまるべきだと主張しパレスチナ人の「正当な権利」を確保するという「確固たる立場」を表明(13日)。
・イタリア,トルコ,イスラム諸国など世界各地でイスラエルのガザ地区攻撃への抗議とパレスチナ支持の大規模なデモが拡大,フランスとドイツでは親パレスチナのデモを禁止(13日)。
・中国・北京のイスラエル大使館のイスラエル人職員を男性がナイフで襲撃し職員1人負傷(13日)。
・ロシアのプーチン大統領がイスラエルへのハマスの攻撃を非難しつつガザ地区内でのイスラエルの地上攻撃は「深刻な結果」につながるとして,殺戮に終止符を打つよう警告(13日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区の民間人の死者は子ども724人と女性458人含む2215人,負傷者は8714人,ヨルダン川西岸地区での死者は54人,負傷者は1100人と発表(14日)。
・ガザ地区北部の難民キャンプへのイスラエル軍の空爆により27人死亡,50人負傷(14日)。
・ハマス軍事部門のカッサム旅団が拘束中のイスラエル人5人と外国人4人がイスラエル軍の空爆により死亡と発表(14日)。
・国際赤十字社がガザ地区への支援物資がシナイ半島に到着し地区内への搬入についての合意待ちと発表(14日)。
・サウジアラビア外務省が13日のイスラエルによるガザ地区攻撃を非難する声明を発表後,イスラエルとの国交正常化交渉を中断すると決定を下したとAFP報道(14日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区の民間人の死者は2670人,負傷者は9600人と発表(15日)。
・ガザ地区の医療従事者が病院の能力を超える多数の負傷者が搬入され,燃料や医療活動のための基礎的物資の不足により数千人が死亡する危険性を警告(15日)。
・西欧諸国,米国,オーストラリア,トルコなど世界各地でパレスチナへの連帯を訴えるデモ,ドイツと米国でイスラエルを支持する集会(15日)。
・中国の王毅外相がガザ地区におけるイスラエルの行動は「自衛の域を超えている」として「国際社会と国連事務総長の呼びかけに真摯に耳を傾け,ガザ市民に対する集団懲罰をやめるべきだ」と主張(15日)。
・エジプトのシシ大統領がブリンケン米国務長官との会談でイスラエルのガザ地区攻撃は自衛権の範囲を超えていると批判し,ガザ地区への人道援助物資の搬入に外交的努力を強化していると表明(15日)。
・ハマス軍事部門カッサム旅団がイスラエル西部テルアビブをロケット弾で攻撃,一部がベングリオン空港に着弾,同旅団はイスラエル軍のガザ地区への攻撃の報復と発表(15日)。
・レバノン南部からイスラエル北部のイスラエル軍拠点とユダヤ人入植地標的のミサイル5基による攻撃,イスラエル軍がレバノン南部のヒズボラの拠点を報復攻撃,死傷者等の詳細未発表(15日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区の民間人の死者は2778人,負傷者は9938人と発表,医療施設に到着した犠牲者のみの集計(16日)。
・ハマスがイスラエル人200〜250人を人質として拘束中と発表(16日)。
・ガザ地区南部ラファのエジプトとの通行の検問所で爆発があり人の移動に支障,現地当局はすぐに修復可能と発表(16日)。
・イラン外相がイスラエルがガザ地区への地上攻撃を開始すれば「予防的措置があり得る」と警告(16日)。
・国連安保理でロシア提出のイスラエルとハマスの即時停戦,人質の解放,人道支援を可能にする措置などの決議案を賛成5カ国,反対4カ国,棄権6カ国で否決,米国の国連大使は決議案にハマスへの非難がないことを批判(16日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区の民間人の死者は約3,000人,負傷者は12,500人と発表(17日)。
・ガザ地区のアルアハリ病院で爆発がありパレスチナ人少なくとも500人死亡,保健当局はイスラエル軍の空爆による爆発と発表,イスラエル軍はイスラム聖戦によるロケット弾発射の失敗が原因と主張,事件を受けてバイデン大統領とエジプト,パレスチナの代表者との会談中止(17日)。
・ガザ地区の病院での爆発についてアラブ諸国でイスラエル軍の病院空爆に対する抗議行動(17日)。
・ヨルダン川西岸地区ラマラでハマスを支持しアッバス自治政府議長に対する抗議行動(17日)。
・イスラエル軍高官が7日以降のガザ地区のハマス拠点への空爆は約5000カ所と発表(17日)。
・ガザ地区南部ラファの検問所に支援物資を積載したトラックが到着,検問所は閉鎖中(17日)。
・レバノン南部のイスラエル国境地帯でイスラエル軍がフェンスを越えて爆発物を仕掛けようとしたヒズボラ戦闘員4人を殺害したと発表(17日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区の民間人の死者は3,478人,負傷者は12,065人,死傷者の70%は子ども,女性,高齢者,17日のアルアハリ病院へのイスラエル軍の攻撃による死者は471人,負傷者は314人と発表(18日)。
・ヨルダン川西岸地区ラマラ近郊でイスラエル兵の発砲によりイスラエル軍のガザ地区攻撃に抗議するパレスチナ人青年2人死亡(18日)。
・イスラエル軍が7日のハマスのイスラエル攻撃以降のイスラエル軍兵士の死者は306人と発表(18日)。
・バイデン大統領がイスラエルを訪問しネタニヤフ首相と会談,17日のガザ地区の病院の爆発は「テロ組織によるロケット弾の誤射」との認識を表明(18日)。
・バイデン大統領がエジプトのシシ大統領との電話会談でエジプト政府がガザ地区とエジプトを結ぶラファ検問所を開通させ人道支援物資を運ぶトラック約20台を受け入れることで合意したと発表(18日)。
・国連安保理でガザ地区への人道支援を可能にするための戦争の一時停止を求めるブラジル提出の決議案を米国の拒否権行使により否決,米国大使は決議案がイスラエルの自衛権に言及していないと批判(18日)。
・イラン,イラク,レバノン,ヨルダンなど中東各地と米国ワシントンでイスラエル軍のガザ地区攻撃への激しい抗議行動(18日)。
・トルコ北西部イスタンブールのイスラエル大使館前でイスラエル軍のガザ地区攻撃に抗議するデモ隊と治安部隊の衝突によりデモ参加者1人死亡,63人負傷(18日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区の民間人の死者は子ども1,524人と女性1,000人,高齢者120人含む3,785人,負傷者は子ども3,983人と女性3,300人含む12,493人と発表(19日)。
・ガザ地区南部ハンユニスでイスラエル軍の空爆により集合住宅が損壊し少なくとも12人死亡,80人負傷(19日)。
・ヨルダン川西岸地区北西部トゥルカルムのパレスチナ難民キャンプへのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも12人死亡,パレスチナ保健省発表(19日)。
・ロシア非常事態省がガザ地区に27トン分の人道支援物資(小麦,砂糖,米,パスタなど)をエジプトの赤新月社経由で送ったと発表(19日)。
・イスラエル北部レバノン国境地域でのヒズボラとの戦闘によりイスラエル軍戦車10両と兵員輸送車4台が損壊,兵士40人が死傷とイスラエル・メディア報道(19日)。
・ワシントンDCの連邦議会の建物にガザ地区の停戦を訴えるイスラエルによるシオニズム運動に反対するユダヤ人団体「平和へのユダヤ人の声」が組織した100人以上のデモ隊が侵入して座り込み,ガザ地区攻撃は「我々の名においてではない」,「直ちに停戦を」と主張(19日)。
・バイデン大統領が大統領執務室で国民向けに演説しイスラエルとウクライナへの多額の追加支援の重要性を訴え(19日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区の民間人の死者は4137人,負傷者は13,300人と発表(20日)。
・ガザ地区のギリシャ正教会へのイスラエル軍の空爆によりキリスト教徒のパレスチナ人16人死亡,エルサレム正教会総主教庁がイスラエルへの非難声明を発表,イスラエル軍は教会が標的ではなく過激派司令部の攻撃にともなうものと説明(20日)。
・ヨルダン川西岸地区のラマラ,ベスレヘム,ナブルスなどのパレスチナ難民キャンプへのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人13人死亡(20日)。
・ハマス軍事部門報道官が人質の米国人女性2人を「人道的理由」により解放したと発表(20日)。
・トルコのエルドアン大統領がイスラエルに対してガザ地区での「ジェノサイドに相当する攻撃」を停止するよう強く要求,世界各国にガザ危機の収束に向けた停戦に取り組むよう訴え(20日)。
・ヨルダン各地でガザ地区へのイスラエル軍の空爆を抗議するデモ,アンマンでは6000人超の抗議行動でハマスにテルアビブを攻撃するよう呼びかけ(20日)。
・グテーレス国連事務総長がガザ地区南部ラファを訪問しガザ地区への支援物資搬入を強く要請(20日)。
・イギリスのスナク首相がエジプト・カイロを訪問しシシ大統領とパレスチナ自治政府のアッバス議長と会談,ガザ地区への人道支援物資の搬入の重要性で一致,スナク首相はハマスの「テロ行為を非難しハマスがパレスチナ市民の代表でないことを強調した」と英首相府が発表(20日)。
・イスラエル国防省がレバノンからの攻撃の激化に備えてイスラエル北部レバノン国境近くのキリヤット・シュモナの住民を全員退避させると発表(20日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区の民間人の死者は4385人,負傷者は13,000人以上と発表(21日)。
・ガザ地区南部ラファの検問所からトラックがガザ地区内に人道支援物資を搬入を開始,燃料はイスラエルの反対により含まれず(21日)。
・イスラエル軍によるガザ地区への空爆が継続,ネタニヤフ首相は「勝利まで戦う」と主張(21日)。
・ハマスがガザ地区へのイスラエルの攻撃に対する報復としてイスラエル西部テルアビブ標的にロケット弾攻撃を実施したと発表(21日)。
・ハマスがガザ地区へのイスラエル軍の空爆によりパレスチナ民間防衛隊員1人死亡,4人負傷と発表(21日)。
・イスラエル北部レバノン国境近くでイスラエル軍への対戦車ロケット弾の攻撃によりイスラエル兵1人死亡,3人負傷,7日以降のイスラエル兵の死者は306人とイスラエル軍当局発表(21日)。
・イスラエルの国家安全保障会議がエジプトとヨルダンに滞在する自国民に対して即時退避を勧告(21日)。
・イギリス・ロンドン中心部でパレスチナへの連帯と反イスラエル,即時停戦を訴える10万人規模のデモ(21日)。
・レバノン南部へのイスラエル軍の空爆によりヒズボラ戦闘員6人死亡,イスラエル軍当局発表(21日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区の民間人の死者は4651人,負傷者は14,245人と発表(22日)。
・ガザ地区北部ジャバリアのパレスチナ難民キャンプへのイスラエル軍の空爆によりパレスチナ少なくとも3人死亡,ガザ地区医療当局発表(22日)。
・ガザ地区南部ハンユニス東部地域でハマスのカッサム旅団の攻撃によりイスラエル兵1人死亡,3人負傷,イスラエル軍当局発表(22日)。
・ガザ地区東方イスラエル南部のベールシェバをハマスのカッサム旅団がガザ地区の民間人へのイスラエルの空爆の報復としてロケット弾で攻撃(22日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンのモスクをイスラエル軍が空爆しパレスチナ人2人死亡,イスラエル軍はハマスとイスラム聖戦がモスク内でテロ攻撃を準備していたと説明(22日)。
・パレスチナ自治政府が今月7日以降のヨルダン川西岸地区でのイスラエル軍やユダヤ人入植者の攻撃による死者は89人と発表(22日)。
・イスラエル北部地域へのヒズボラの攻撃の報復としてイスラエル軍戦闘機がレバノン南部のヒズボラの施設を空爆(22日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区の民間人の死者は子ども2,055人含む5,087人,負傷者は15,979人と発表(23日)。
・イスラエル軍が過去24時間にガザ地区のハマスのトンネンルなど320か所の標的を空爆したと発表(23日)。
・ガザ地区北部の3つの病院付近をイスラエル軍が空爆したとパレスチナ・メディア報道,死傷者等の詳細未発表(23日)。
・ハマスのカッサム旅団がイスラエル南部アシュケロンとマウキイムをミサイルで攻撃したと発表(23日)。
・ヨルダン川西岸地区西部ラマラ北方のパレスチナ難民キャンプでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人2人死亡,4人負傷(23日)。
・ハマス軍事部門報道官がガザ地区で拘束中のイスラエル人女性2人を解放したと発表(23日)。
・米政府高官がイスラエル政府に対して,ハマスが拘束している人質の救出が最優先事項であり,人質の解放交渉が継続中はイスラエル軍のガザ地区への地上侵攻を控えるよう助言しているとの政府関係者の情報をロイターが報道(23日)。
・G7の日本を除く6カ国がオンライン会議でイスラエルとその自衛権に対する支持を強調するとともに,国際人道法を順守し民間人を保護するよう求める共同声明を発表(23日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区の民間人の死者は子ども2,360人含む5,791人,負傷者は16,297人と発表(24日)。
・国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が過去24時間にガザ地区でイスラエル軍の空爆により職員6人死亡と発表,7日以降に空爆により死亡した職員は計35人,その多くはUNRWA運営の学校の教師(24日)。
・イスラエル軍がガザ地区に対して400回の空爆を実施したと発表(24日)。
・ハマスが国連,アラブ諸国,イスラム諸国に対してイスラエル軍のガザ地区攻撃を停止させ,人道支援物資や燃料の搬入を可能にする検問所を開放させるよう呼びかけ,アラブ諸国に対してイスラエルとの国交正常化を中止するよう要請(24日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンのパレスチナ難民キャンプでイスラエル軍の無人機攻撃によりパレスチナ人2人死亡,数人負傷,パレスチナ赤新月社発表(24日)。
・ガザ地区の医療当局が燃料切れのために発電機を稼働できず,多数の負傷者や病人の治療が困難となっており,40以上の医療施設が業務停止に追い込まれたと発表(24日)。
・UNRWAが燃料切れのために難民支援活動が明日にも停止すると発表(24日)。
・イスラエル軍がガザ地区への燃料の搬入はハマスの横領を防ぐために認められないと再度発表(24日)。
国連安保理でグテーレス事務総長がガザ地区の状況は明白な国際人道法違反とし,ハマスのイスラエル攻撃は正当化できないが,理由もなく急に起こったものではない,パレスチナの人々は56年間(言うまでもなく第3次中東戦争でイスラエルが武力で占領地を拡大して以降の期間),土地を奪われ家を破壊され過酷な占領下に置かれてきたと発言,イスラエルの国連大使は反発し事務総長の辞任を要求(24日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区の民間人の死者は子ども2,360人含む6,546人,負傷者は17,439人と発表(25日)。
・7日以降のヨルダン川西岸地区でのイスラエル軍や入植者の攻撃によるパレスチナ人の死者は100人に達したとパレスチナ保健省が発表(25日)。
・イスラエル政府が米国がイスラエルのミサイル防衛を強化することでガザ地区への陸上侵攻を当面延期することで合意したとウォール・ストリート・ジャーナル紙が報道(25日)。
・トルコのエルドアン大統領がハマスはテロ組織ではなくパレスチナ市民と土地を守るために戦うムジャヒディン(聖戦士)と位置づけ,イスラエルとハマスに即時停戦を求め,イスラム諸国に地域の恒久的平和のための共同行動を呼びかけ(25日)。
・レバノンのヒズボラのナスララ師,ハマスのアルリ氏,イスラム聖戦のナハラ氏が会談しガザとパレスチナにおけるレジスタンスの真の勝利の実現と残忍な侵略の阻止のための行動について協議,会談の場所や日時は未発表(25日)。
・シリア南部ダルアー州でイスラエル軍の空爆により政府軍兵士8人死亡,7人負傷,シリア国防省発表(25日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区の民間人の死者は子ども2,913人と女性1,709人含む7,028人,負傷者は子ども6,168人と女性4,793人含む18,482人と発表(26日)。
・ガザ地区北部にイスラエル軍の戦車隊などの地上部隊が侵入しハマスの対戦車ロケット弾発射施設などを破壊,攻撃終了後にイスラエル側に撤退,本格的な地上攻撃のための準備作戦(26日)。
・ハマスがガザ地区へのイスラエルの空爆によりイスラエルから拉致した人質約50人が死亡したと発表(26日)。
・アラブ諸国(サウジアラビア,UAE,ヨルダン,バーレーン,オマーン,カタール,クウェート,エジプト,モロッコ)の外相会議でガザ地区でのイスラエルによる「国際法および国際人道法の明白な違反」と「パレスチナ人の正当な人権の意図的な無視はイスラエルの自衛権で正当化されるものではない」として「集団懲罰」を非難し,「東エルサレムを首都とし1967年6月4日(第3次中東戦争)以前の境界線に基づく独立したパレスチナ国家」の樹立を保証する「2国家共存」の必要性を強調する声明を発表(26日)。
・ベルギー・ブリュッセルでのEU首脳会議でガザ地区の住民への支援のための人道回廊の設置と戦闘の一時停止を求める宣言を採択(26日)。
・フランスのマクロン大統領がエジプトを訪問しシシ大統領と会談,イスラエル軍がガザ地区に大規模な地上侵攻を行なうのは誤りで,民間人に危害が及ぶ以上,イスラエルの長期的な安全保障につながらないと主張(26日)。
・国防総省のライダー報道官が中東地域での親イラン派武装勢力による米軍基地への攻撃の頻発に対処するため米軍900人規模を派遣すると発表(26日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区の民間人の死者は子ども3,038人と女性1,726人含む7,326人,負傷者は子ども6,168人と女性4,793人含む18,967人と発表(27日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人4人死亡,イスラエル軍はジェニンを急襲中に銃撃を受けたための反撃で死者の2人はイスラム聖戦の戦闘員と発表(27日)。
・イスラエル軍が26日夜から戦闘機と無人機の支援下で地上部隊がガザ地区のハマスの軍事拠点を攻撃し,作戦終了後に撤退したと発表(27日)。
・ガザ地区のテレコム企業と赤新月社がイスラエルの空爆によりインターネットと電話貝瀬園が切断されたと発表(27日)。
・国連総会でアラブ諸国が主導したガザ地区の「人道的休戦」を求める決議案を賛成多数で採択,賛成120カ国,イスラエルと米国を含む14カ国が反対,45カ国が棄権(27日)。
・ハマス代表団がロシア・モスクワでイラン政府高官と会談しガザ地区の停戦が合意されるまでイスラエルで拘束した人質を解放しない意思を表明(27日)。
・イスラエル軍報道官がハマスがガザ地区の病院を指揮統制センターや地下トンネルの盾として利用していると非難(27日)。
・イスラエルのマーリブ紙の世論調査でガザ地区への大規模な陸上侵攻の延期の支持が49%,早期の侵攻開始への賛成が29%(27日)。
・エジプト軍がイスラエルと国境を接する紅海沿岸のタバの病院の隣の建物に国籍不明の無人機が墜落し6人が負傷と発表(27日)。
・ニューヨークのグランド・セントラル駅の中央コンコースをユダヤ人団体「平和へのユダヤ人の声」メンバー数千人が占拠しイスラエルのガザ地区区劇に抗議する座り込み,市警察がデモ参加者200人を逮捕したと発表(27日)。
・ハマスのカッサム旅団報道官がイスラエルに拘束されているパレスチナ人の囚人全員が釈放されるなら我々が拘束している人質を解放する用意があると発表(28日)。
・イスラエル国防省がガザ地区のハマスの地下トンネル150カ所を空爆しハマス軍事部門の航空兵器統括者を殺害したと発表(28日)。
・イスラエル軍の地上部隊がガザ地区に侵入し空爆支援下でハマスの拠点や地下トンネルを攻撃,ネタニヤフ首相が「ハマスを殲滅するための戦争は第2段階に入った」と宣言(28日)。
・ハマスがガザ地区に侵攻したイスラエル軍の攻撃をミサイル攻撃で撃退し複数イスラエル兵が死傷と発表(28日)。
・イーロン・マスク氏がイスラエルの空爆によりインターネット回線や電話回線が切断されたガザ地区の国際的人道支援機関に対してスペースXのスターリンクを提供すると発表(28日)。
・ハマスに拉致されたイスラエル人の家族の団体がイスラエル軍のガザ地区空爆によって人質の命も危険にさらされているとして政府閣僚に面談を要求(28日)。
・イギリス,フランス,デンマーク,スウェーデンなどヨーロッパ各地でガザ地区の即時停戦とパレスチナ人を支持する数万人規模のデモ(28日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区の民間人の死者は子ども3,342人と女性2,062人含む8,005人,負傷者は20,242人と発表(29日)。
・イスラエル軍がガザ地区北部の住民に対して南部への緊急退避を勧告(29日)。
・イスラエル国防省が過去24時間でイスラエル軍戦闘機約100機がガザ地区のハマスの拠点450カ所を空爆したと発表(29日)。
・パレスチナ赤新月社がガザ地区北部のアルクッズ病院から50m地点にイスラエル軍の空爆があったと発表(29日)。
・ハマスがガザ地区北部でイスラエル軍の戦車や地上部隊に迫撃砲とミサイルで攻撃したと発表(29日)。
・バイデン大統領がイスラエルのネタニヤフ首相にガザ地区の民間人を攻撃から守り,迅速かつ有意義な人道支援を可能にするよう電話で要請(29日)。
・イスラエル軍がイスラエルに向けて対戦車ミサイルを発射しようとしたレバノン南部のヒズボラの拠点を空爆したと発表,ヒズボラはイスラエルの無人機を地対空ミサイルで撃墜したと発表(29日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区の民間人の死者は子ども3,457人と女性2,136人含む8,306人,負傷者は21,048人と発表(30日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人4人死亡(30日)。
・ガザ地区北部のシファ病院とアルクッズ病院付近をイスラエル軍が空爆,南部ハンユニスでパレスチナ武装勢力とイスラエル軍地上部隊と交戦(30日)。
・ガザ地区北部ガザ市をイスラエル軍地上部隊が2方向から攻撃,東から市内に入ろうとした部隊をハマスやイスラム聖戦の戦闘員が砲撃などで撃退,北部イスラエル境界地域で交戦(30日)。
・イスラエル軍のハガリ報道官がイスラエル軍はガザ地区内で計画通りに前進していると発表(30日)。
・イスラエル軍当局がガザ地区での地上作戦中にハマスに拉致されていた女性兵士1人を救出したと発表(30日)。
・イスラエルのネタニヤフ首相がハマスとの停戦はないと言明し「いかなる戦争にも意図せざる民間人の犠牲はあり得る」と主張(30日)。
・国際刑事裁判所(ICC)のカーン主任検察官がガザ地区への人道支援物資の搬入を妨げる行為はジュネーブ条約に違反する戦争犯罪になり得ると警告(30日)。
・ガザ地区北部のジャバリア難民キャンプをイスラエル軍が空爆しパレスチナ人少なくとも50人死亡,150人以上負傷,イスラエル軍はハマスの7日のテロ攻撃の首謀者を殺害したと発表,ハマスはジャバリアに上級指揮官はいなかったと非難(31日)。
・ガザ地区北部と南部でイスラエル軍地上部隊の攻撃に対してハマスが機関銃や対戦車ミサイルで応戦したと発表,イスラエル軍がハマスとの戦闘でイスラエル兵2人死亡と発表(31日)。
・ハマスが人質として拘束している外国人を数日以内に解放すると発表(31日)。
・イギリスのスナク首相がイスラエルのネタニヤフ首相と電話会談しハマスとの戦いで民間人を保護し死傷者を最小限に抑えるよう要請(31日)。
・ブリンケン米国務長官がイスラエルのヘルツォグ大統領と電話会談しガザ地区での民間人の被害を最小限に抑えるよう要請(31日)。
・イスラエルの人権団体ベツェレムがガザ地区の難民キャンプへのイスラエルの空爆を民間人への犯罪的行為と非難(31日)。
・イエメンのフーシ派がイスラエルに向けて無人機と弾道ミサイルを発射したと発表(31日)。
11月
イスラエル軍の攻撃や警官の発砲などによる11月のパレスチナ人の死者6,654人,パレスチナ人側の攻撃などによるイスラエル人の死者52人(30日まで)。
・ガザ地区北部ジャバリア難民キャンプへのイスラエル軍の2日連続の空爆によりパレスチナ人195人以上死亡,700人以上負傷,120人行方不明,国連人権高等弁務官事務所(UNHCHR)が戦争犯罪にあたると非難,ハマスのカッサム旅団が空爆により外国籍保有者3人含む人質7人が死亡と発表,イスラエル軍はハマスの対戦車部隊指揮官を殺害したと発表(1日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンとトゥルカルムでイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人計4人死亡(1日)。
・イスラエル軍がガザ地区北部での地上作戦中にパレスチナ武装勢力との戦闘によりイスラエル兵9人死亡,2人負傷と発表(1日)。
・ガザ地区南部ラファの検問所から外国籍保有者345人とパレスチナ人の重傷者76人がエジプト側に脱出したとガザ地区行政当局が発表(1日)。
・オースティン国防長官がヨルダン川西岸地区でのイスラエル軍のパレスチナ人への攻撃はイスラエル人へのパレスチナ武装勢力の攻撃を誘発する危険性があると連邦議会公聴会で証言(1日)。
・イランの最高指導者ハメネイ師がイスラム諸国に対してイスラエルのガザ地区攻撃を停止させるために食品や石油のイスラエルへの輸出を停止するよう要請(1日)。
・ヨルダン外務省が駐イスラエル大使を本国に帰還させると発表(1日)。
・イエメンのフーシ派がイスラエルに対して昨日のミサイル攻撃に続いて無人機で攻撃したと発表(1日)。
・ヨルダン川西岸地区でイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人4人死亡(2日)。
・イスラエル軍がガザ地区での戦闘でこれまでにイスラエル兵18人が死亡と発表(2日)。
・ネタニヤフ首相がイスラエル軍はガザ地区ガザ市を包囲したと発表(2日)。
・イスラエル政府がパレスチナ自治政府のために代理徴収している税の送金をハマスへの支援に転用される可能性があるため停止すると発表(2日)。
・イスラエル北部キリヤット・シュモナでレバノンからのヒズボラのロケット弾攻撃によりイスラエル人2人負傷,イスラエル軍の報復攻撃によりレバノン民間人4人死亡(2日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区の民間人の死者は子ども3,826人と女性2,405人含む9,257人,負傷者は23,516人と発表(3日)。
・ガザ地区北部でシファ病院からエジプトでの治療が必要な重傷者を乗せて出発した救急車の車列がイスラエル軍の攻撃を受け少なくとも15人死亡,60人以上負傷とパレスチナ保健省発表,イスラエル軍はハマスが救急車を利用しているとの情報によって攻撃したと発表,ハマスとシファ病院当局は病院が戦闘員の基地として使用された事実はないと非難(3日)。
・ガザ地区北部でイスラエル軍とパレスチナ武装勢力との戦闘によりイスラエル兵4人死亡(3日)。
・ブリンケン米国務長官がイスラエル政府首脳に対してガザ地区への人道支援のために一時停戦を認め人質解放に向けた交渉に協力するよう要請,ネタニヤフ首相はハマスに拘束されている240人以上の人質を解放するまで一時停戦には応じないと言明(3日)。
・レバノンのヒズボラの最高指導者のナスララ師が米国に対して,レバノンとイスラエルの国境地帯での戦闘が「本格的な広域戦争」に発展する現実的な可能性があると警告しイスラエルによるガザ地区攻撃を停止させるよう要請(3日)。
・国連のグリフィス事務次長がガザ地区への燃料供給について一定の進展があったとしつつ人道物資の搬入のために戦闘の一時停止を呼びかけ,UNRWAは同地区の住民は極度の「飢餓状態」にあると指摘,これまでにUNRWA職員72人がイスラエル軍の攻撃により死亡したと発表(3日)。
・イスラエル軍のハガリ報道官がイスラエル北部でこれまでのレバノンのヒズボラとの交戦によりレバノン民間人10人とヒズボラ戦闘員66人死亡,イスラエル兵7人と民間人1人死亡と発表(3日)。
・パレスチナ保健省が行方不明者が約2,000人との報告があり,多くは破壊された建物の瓦礫の下敷きになっていると思われると発表(4日)。
・ガザ地区北部ジャバリア難民キャンプ内の国連が避難所としている学校へのイスラエル軍の空爆により少なくとも15人死亡,70人負傷(4日)。
・ガザ地区北部アルクッズ病院の緊急車両入り口近くでイスラエル軍の空爆により2人死亡,21人負傷,パレスチナ赤新月社発表(4日)。
・ガザ地区南部ハンユニスでイスラエル軍の空爆により民家が損壊し3人死亡,6人負傷,APのカメラマン情報(4日)。
・ハマスのカッサム旅団報道官がガザ地区へのイスラエル軍の空爆により人質60人以上が行方不明と発表(4日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ナブルス東方のバラタ難民キャンプ,ジェニン南方のジャバ,ヘブロン南方のファワル難民キャンプをイスラエル軍が襲撃し民家に銃撃(4日)。
・ヨルダン・アンマンでブリンケン米国務長官がエジプト,カタール,UAE、サウジアラビアの各外相とPLOの代表者と会談,アラブ側はガザ地区での即時停戦を主張,ブリンケン氏は停戦中にハマスが態勢を立て直し再びイスラエルを攻撃する恐れがあるとして停戦に反対を表明しつつ,イスラエルに対して民間人の犠牲を避けるためにあらゆる措置を取るよう呼びかけ(4日)。
・エルサレムの首相公邸前でネタニヤフ首相の退陣を求める数百人規模のデモ(4日)。
・イスラエル北部レバノン国境近くの地域をヒズボラがミサイルで攻撃,イスラエル軍戦闘機がレバノン南部のヒズボラの拠点を報復空爆(4日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が行方不明者が子ども1,270人含む2,260人と発表(5日)。
・ガザ地区中部の2カ所のパレスチナ難民キャンプへのイスラエル軍の空爆により少なくとも計53人死亡,マガザイ難民キャンプで少なくとも子ども8人含む40人死亡,24人負傷,ブレイジ難民キャンプで少なくとも13人死亡(5日)。
・エルサレム郊外のヨルダン川西岸地区アブ・ディスでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人少なくとも2人死亡(5日)。
・イスラエルのガラント国防省がイスラエル軍事情部隊がガザ地区北部ガザ市の南北から侵攻し市街地に入ったと発表(5日)。
・カッサム旅団がヨルダン川西岸地区南西ベールシェバをミサイルで攻撃しイスラエル軍戦車1両を破壊したと発表(5日)。
・イスラエル軍がガザ地区での地上部隊の作戦行動中のイスラエル兵の死者は31人と発表(APは29人と発表)(5日)。
・ハマスがグテーレス国連事務総長に対してガザ地区の病院がハマスの攻撃拠点として使用されているというイスラエルの主張が「虚偽」であることを確認するために国際的調査団を派遣するよう要請(5日)。
・レバノン南部アイナタでイスラエル軍の空爆により子ども3人含む民間人4人死亡,イスラエル軍はイスラエル民間人1人が死亡したヒズボラの対戦車ロケット弾攻撃への報復のためにヒズボラの拠点標的の空爆と説明(5日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区の民間人の死者は子ども4,104人と女性2,641人含む10,022人,負傷者は25,408人と発表(6日)。
・ヨルダン川西岸地区のイスラエルとの境界地域でイスラエル治安部隊の発砲によりパレスチナ人4人死亡,別の地域でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人青年1人死亡,エルサレムでパレスチナ人青年のナイフによる襲撃でイスラエル国境警察官1人死亡(6日)。
・国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)がガザ地区での職員の死者は89人と発表(6日)。
・イスラエル軍のハガリ報道官が地上戦によりガザ地区は南北に分断されたと発表(6日)。
・イスラエル首相府がエルサレム問題担当のエリヤフ大臣がガザ地区への原子爆弾の投下を一つの選択肢と発言したことに対して停職処分(6日)。
・ヨルダンのアブドゥラ国王がガザ地区の野戦病院にヨルダン空軍が救急医薬品を空中投下したと発表(6日)。
・ヨルダンのハサーウネ首相がイスラエルによるガザ封鎖は自己防衛ではないと指摘し「イスラエルの残忍な攻撃は民間施設と軍事目標を区別せず,安全な地域や救急車にも及んでいる」と非難し,ヨルダンの対応として「あらゆる選択肢」を視野に入れていると警告(6日)。
・レバノンのヒズボラがイスラエル北部ミスカフを複数の誘導ミサイルで攻撃しイスラエル軍施設を破壊したと発表(6日)。・ガザ地区ガザで病院に医療物資を運んでいた車列がイスラエル軍の砲撃により車両2台が損壊,運転手1人負傷,赤十字国際委員会(ICRC)発表(7日)。
・ガザ市のシファ病院へのイスラエル軍の空爆により避難者多数死傷,医療設備に電力を供給する太陽光発電パネルが損壊,病院関係者発表(7日)。
・イスラエルのガラント国防相がイスラエル軍の陸・空・海軍の連携により地上部隊がガザ市中心部に進軍し,ハマスのインフラ,地下壕,通信所を標的として作戦を展開していると発表(7日)。
・ヨルダン川西岸地区北西部トゥルカルムでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人4人死亡(7日)。
・東エルサレムでパレスチナ人のナイフによる襲撃で境界警官1人死亡,1人負傷,警官の発砲により襲撃者1人死亡(7日)。
・ハマスのカッサム旅団がガザ地区でイスラエル軍の戦車をミサイルで攻撃し2両を破壊,これまでに10両の戦車を破壊したと発表(7日)。
・「パレスチナのイスラム・レジスタンス」がテルアビブをミサイルで攻撃したと発表(7日)。
・ニューヨーク市リバティ島の自由の女神像をユダヤ人団体「平和のためのユダヤ人の声」が占拠しイスラエルのガザ地区攻撃に抗議するデモ,地元選出議員などを含む多数が参加(7日)。
・トルコ議会が「イスラエルのガザ地区における罪のない市民の殺害に公然と支持を表明した企業の製品」を国内のレストランやカフェテリアから排除すると発表(7日)。
・南アフリカ政府がイスラエルとの外交関係の再検討のためにイスラエル駐在外交官を召喚したと発表(7日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも43人死亡,北部のジャバリア難民キャンプで19人死亡,中部のヌッセイラート難民キャンプで18人死亡,南部ハンユニスで少女1人含む6人死亡,パレスチナ保健省発表(8日)。
・イスラエル軍がガザ地区北部のハマスの地下トンネル網への爆発物を使った攻撃を実施中と発表,ハマスは応戦によりイスラエル軍に甚大な損害を与えたと主張(8日)。
・イスラエル軍がガザ地区攻撃開始以降のイスラエル兵の死者は33人と発表(8日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンをイスラエル軍が攻撃しパレスチナ人少なくとも14人死亡,西岸地区各地へのイスラエル軍の攻撃により少年1人含むパレスチナ人4人死亡(9日)。
・イスラム聖戦の軍事部門アルクッズ旅団がイスラエル人女性1人と少年1人を人道的・医療的理由により開放する用意があると発表(9日)。
・バイデン大統領とネタニヤフ首相の電話会談後に,イスラエル軍のヘクト広報官が人道支援のための1日4時間の戦闘休止を実施すると発表(9日)。
・イスラエル軍の占領地担当官のテトロ大佐が「ガザ地区で人道危機は起きていない」と主張(9日)。
・ガザ地区北部のシファ病院へのイスラエル軍の戦車の砲撃によりパレスチナ人13人死亡,数十人負傷,イスラエル政府報道官はシファ病院の地下にハマスの司令部と武器庫があるため攻撃は正当化されると主張(10日)。
・ガザ地区北部のアル・クッズ病院をイスラエル軍が攻撃し1人死亡,多数の子ども含む28人負傷,パレスチナ赤新月社発表(10日)。
・ガザ地区北部から南部への避難者の通る道路へのイスラエル軍のミサイルで攻撃により3人死亡,ガザ地区メディア発表(10日)。
・UNRWAが10月7日以降のガザ地区での国連職員の死者は101人と発表(10日)。
・イスラエル外務省報道官が10月7日のイスラエル南部へのハマスの攻撃による死者は1,400人以上から約1,200人に修正すると発表(10日)。
・パレスチナの3つの人権団体がイスラエルがガザ地区で大量虐殺を含む戦争犯罪を犯していると国際刑事裁判所(ICC)に調査を要請(10日)。
・ブリンケン米国務長官がガザ地区でのイスラエル軍とハマスの戦闘により「あまりにも多くのパレスチナ人が死亡している」と非難し,民間人の保護を確実にするための一段の措置を講じる必要があると言明(10日)。
・イギリス・ロンドンでイスラエル積んのガザ侵攻に反対する大規模な抗議デモ,30万人以上が参加(11日)。
・ガザ地区中部のヌッセイラート難民キャンプへのイスラエル軍の空爆により民家が損壊しパレスチナ人4人死亡,10人以上負傷,アルジャジーラTV報道(11日)。
・ガザ地区でのイスラエル軍とパレスチナ武装勢力との戦闘によりイスラエル兵5人死亡,6人負傷,イスラエル軍当局発表(11日)。
・ガザ地区北部のシファ病院で燃料切れにより電力が途絶え手術室が使用不能で多数の負傷者が死亡する寸前の状態,新生児室の保育器の酸素供給も不能となり新生児3人が死亡と病院長発表(12日)。
・イスラエル国防軍(IDF)がシファ病院入り口に燃料300リットルを置いたが,病院による燃料回収をハマスが妨害したと主張,病院長はイスラエル側から燃料提供の連絡を受けたが狙撃の恐れがあるためスタッフが取りに行けなかった,300リットルでは30分しか発電機は動かせないと説明,医師の一人は国際赤十字社など国際機関経由で届けてほしいとIDFに告げたと説明(12日)。
・イスラエルのヘルツォグ大統領がガザ地区北部のアルクッズ病院への攻撃を否定し,同病院は「電気があり全面的に機能している」と主張(12日)。
・ネタニヤフ首相がシファ病院について「病院を機能させ保育器などを動かすのに十分な燃料を提供すると申し出た」が拒否されたと主張(12日)。
ヨルダンのアブドゥラ国王がイスラエルとハマスの紛争に「軍事的な解決はない」とした上で,「危機の根源はイスラエルによるパレスチナ領の占領とパレスチナ人の正当な権利の否定だ」との認識を表明し,「解決はそこから始まる。他のいかなる手段も失敗に終わり暴力と破壊の連鎖が繰り返されることになる」と言明(13日)。
・ガザ地区北部のシファ病院の門にイスラエル軍地上部隊が到達し同病院を包囲し封鎖,病院内のガザ保健省報道官がイスラエル軍の包囲と電力不足により過去3日間で新生児3人含む32人の患者が死亡したと発表(13日)。
・ガザ地区の保健当局が北部の全病院が機能停止状態に陥ったと発表(13日)。
・ハマスが人質解放などの交渉を仲介しているカタールに対して,5日間の完全な停戦と引き換えに人質のうち女性と子ども最大70人を解放する用意があると伝達(13日)。
・ガザ市北方地域の民家へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人13人死亡,アルジャジーラTV報道(14日)。
ガザ地区南部ハンユニスの民家へのイスラエル軍の砲撃によりパレスチナ人少なくとも13人死亡(14日)。
ガザ地区各地でハマスのアル・カッサム旅団のイスラエル軍への攻撃によりイスラエル兵9人死亡(14日)。
・ヨルダン川西岸地区北西部トゥルカルムをイスラエル軍がパレスチナ戦闘員容疑者の逮捕目的で襲撃,小火器などで応戦したパレスチナ人集団に対するイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人7人死亡,PLO創始者のアラファト氏の記念碑をイスラエル軍のブルドーサーが破壊(14日)。
・ヨルダン川西岸地区南西部ヘブロン北方ベイト・アイノウンでイスラエル人の発砲によりパレスチナ人1人死亡(14日)。
・ガザ地区北部のアル・シファ病院にイスラエル軍が突入しハマスに投降を呼びかけるとともに病院内でハマスの司令部や武器庫などの発見を目的として病室や地下室を強制捜索,イスラエル軍高官が武器やその他のテロ用インフラを発見したと主張,ハマスは「ガザの医療部門の破壊を目的とした戦争犯罪を正当化するための嘘で卑劣なプロパガンダ」と非難(15日)。
・ガザ地区に燃料輸送車両が入り国連援助機関への燃料2万4000リットルを搬入,UNRWAのガザ事務所の責任者ホワイト氏は2万3000リットルのディーゼル燃料を受け取ったとした上で,1日の支援活動の維持に必要な量の9%に過ぎないとコメント(15日)。
・パレスチナ保健省高官がイスラエル軍の攻撃による病院や保健システムの崩壊によってガザ地区の犠牲者の正確な集計が困難になっていると発表(15日)。
・トルコのエルドアン大統領がイスラエルのハマスに対する軍事作戦で多数の民間人が虐殺されているとして「イスラエルはテロ国家だ」と非難,「こうした虐殺を公然と支持する存在やその正当化に注力する存在を忘れてはならない」として,イスラエルを支持する米国などの西側諸国も非難(15日)。
・ガザ地区南部ハンユニスの民家へのイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも7人死亡,アルジャジーラTV報道(16日)。
・ガザ地区北部のアル・シファ病院の南出入口の一部をイスラエル軍のブルドーザーが破壊したと保健当局発表(16日)。
・イスラエル軍がガザ地区北部のアル・シファ病院でハマスのトンネルと武器を積んだ車両を発見したと発表(16日)。
・イスラエルのラビド前首相が「国民の信頼を失った首相の下では長い軍事作戦を遂行することは許されない」としてネタニヤフ首相に退陣を要求(16日)。
・バイデン大統領がイスラエル-パレスチナ紛争は2国家共存が唯一の解決策であり,イスラエルがガザ地区を占領するのは間違いだとネタニヤフ首相に伝達したと記者団に回答(16日)。
・ヨルダン川西岸地区西部ラマラのパレスチナ保健省がガザ地区内の35の病院のうち26カ所が空爆や燃料不足のために閉鎖,72の伊地知診療所のうち52カ所が閉鎖,アル・シファ病院ではここ6日間に未熟児3人含む患者40人以上が死亡したと発表(17日)。
・ガザ地区北部アル・シファ病院の医師がイスラエル軍は病院内の捜索で「何も発見しなかった」とロイターの取材に回答(17日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンとナブルスでイスラエル軍の空爆や発砲によりパレスチナ人5人死亡,15人負傷(17日)。
・ガザ地区中部ヌッセイラート難民キャンプでイスラエル軍の空爆により女性と子ども含むパレスチナ人18人死亡(17日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンのイブン・シナ病院にイスラエル軍が侵入し救急隊員らを逮捕(17日)。
・イスラエル政府がガザ地区への燃料搬入について,アメリカ政府の要請を受けて1日トラック2台分の搬入を認めると発表,極右派のスモトリッチ財務相は「敵に酸素を与えるようなものだ」と異議(17日)。
・イスラエル軍のハガリ報道官がガザ地区にハマスが存在する場所があれば南部を含めてどこでも軍事作戦を実行すると言明(17日)。
・国連世界食糧計画(WFP)がガザ地区への支援物資輸送が15日と16日に停止,17日も燃料不足と通信障害で輸送不可能のため住民に「飢餓の差し迫った可能性」に直面していると発表(17日)。
・ガザ地区北部のアル・シファ病院が集中治療室(ICU)に収容されていた患者の大半が燃料や酸素の供給不足のために死亡したと発表(18日)。
・ガザ地区南部ハンユニスの住宅地域へのイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも26人死亡,23人負傷,同市北郊のデア・アル・バラハでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人6人死亡,ガザ保健当局発表(18日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ナブルス近郊のバラタ難民キャンプへのイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人5人死亡,2人負傷,イスラエル軍はハマス戦闘員標的の空爆と発表(18日)。
・エルサレムのイスラエル治安部隊検問所へアル・カッサム旅団戦闘員の襲撃によりイスラエル兵1人死亡,保安要員4人負傷,警官の発砲により襲撃者3人全員死亡,警察発表(18日)。
・イスラエル軍がガザ地区でのパレスチナ武装勢力との戦闘でイスラエル軍将校と兵士6人死亡,4人重傷と発表(18日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンをイスラエル軍が襲撃し同地域への入り口をすべて封鎖し電力供給を遮断(18日)。
・ガザ地区のハマス政府が10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区の民間人の死者は子ども5,500人以上含む少なくとも13,000人と発表(19日)。
・ガザ地区北部のジャバリヤ難民キャンプへのイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも80人死亡,ガザ地区保健当局発表(19日)。
ガザ地区中部ヌッセイラート難民キャンプでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人23人死亡,ガザ地区メディア発表(19日)。
・イスラエル軍がガザ地区北部アル・シファ病院の地下10mで全長55mのハマスの拠点を発見したと発表(19日)。
・バイデン米大統領が「ガザ地区からのパレスチナ人の強制移住,ガザ地区の再占領や包囲や封鎖,領土縮小はあってはならない」と言明し,イスラエルとハマスの戦闘終了後はパレスチナ自治政府がガザ地区とヨルダン川西岸地区を統治すべきだとワシントン・ポスト紙に寄稿(19日)。
・ヨルダンのアブドゥラ国王がEU欧州委員会のフォンデアライエン委員長との会談で主要国が民間人保護のためイスラエルに国際法を順守させ滞りない人道支援の求めを受け入れさせるべきだと言明(19日)。
・イエメンのフーシ派が紅海南部でトルコからインドへ向かう貨物船を拿捕し乗組員をイエメン海岸に連行したと発表,日本政府の松野官房長官が日本郵船運航の自動車運搬船が紅海でフーシ派に拿捕されたと発表,船員に日本人は含まれていないと付言(19日)。
・ガザ地区のハマス政府が10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区の民間人の死者は子ども5,600人と女性3,550人含む少なくとも13,300人,行方不明者は少なくとも6,500人と発表(20日)。
・ガザ地区北部ジャバリヤ難民キャンプ近くのインドネシア病院をイスラエル軍が包囲し戦車からの砲撃によりパレスチナ人12人死亡,約200人負傷,ガザ保健省発表,イスラエル軍は病院からイスラエル軍部隊に発砲があったための反撃と説明,病院当局は敷地内に武装勢力が存在したことを否定(20日)。
・ガザ地区中部ヌッセイラート難民キャンプとブレイジ難民キャンプでイスラエル軍の空爆により少なくとも40人死亡,病院当局発表(20日)。
・イスラエルのガムリエル情報相が国際社会はガザ地区のパレスチナ人の「世界各国への自主的な移住」を推進すべきだと主張(20日)。
・ガザ地区南部ハンユニスの集合住宅がイスラエル軍の空爆により損壊しパレスチナ人少なくとも15人死亡,22人負傷(21日)。
・ガザ北部のアル・アウダ病院へのイスラエル軍の空爆により国境なき医師団(MSF)の医師2人含む医師3人死亡,MSF発表(21日)。
・ガザ地区中部デイル・バラハの民家へのイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人5人死亡(21日)。
・イスラエルのネタニヤフ首相が閣議を開きハマスに拘束されている人質の解放に向けた合意条件を支持するよう要請,同時にハマスとの「戦いは継続中だ。われわれが全ての目標を達成するまで続く」と言明,米当局者はカタール仲介のイスラエルとハマスの交渉で,ハマスが女性や子供を中心に外国人含む人質約50人を解放し,イスラエルは戦闘を4〜5日間休止しパレスチナ人捕虜150人を解放すると発表(21日)。
・レバノン南部へのイスラエル軍の空爆によりレバノンのテレビ局ジャーナリスト2人とハマス幹部1人含む8人死亡,国営メディア報道(21日)。
・ハマスとイスラエルがガザ地区での戦闘を4日間停止することで合意,ハマスが拘束中の50人の女性と子どもの解放と引き換えに,イスラエルが拘留中のパレスチナ人女性と子ども150人を釈放し人道支援物資や医薬品,燃料を積んだ数百台のトラックのガザ地区全域への搬入を承認,人質が10人解放されるごとに戦闘停止は1日延長されるとの内容,停戦は現地時間23日午前10時から発効とエジプトメディア報道(22日)。
・イスラエル軍がガザ地区北部アル・シファ病院の地下トンネルを報道陣に公開,バスルーム,キッチン,会議室が完備されハマスの司令部として機能していたと発表(22日)。
・ガザ地区南部ハンユニスでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人17人死亡(22日)。
・ガザ地区中部デイル・アル・バラハでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人5人死亡(22日)。
・ヨルダン川西岸地区北西部トゥルカルムでイスラエル軍の無人機攻撃によりパレスチナ人4人死亡(22日)。
・ガザ地区のハマス政府が10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区の民間人の死者は少なくとも子ども6,150人と女性4,000人含む14,854人と発表(23日)。
・ガザ地区北部ジャバリヤ難民キャンプのUNRWA運営の学校へのイスラエル軍の空爆により30人死亡,ハマス政府当局発表,アルジャジーラTVは死傷者多数と報道(23日)。
・ガザ地区中部ヌッセイラート難民キャンプでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人6人死亡(23日)。
・ガザ地区南部ハンユニスでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも15人死亡,ガザ地区メディア発表(23日)。
・ハマスとイスラエルの戦闘休止の合意が午前7時(現地時間,日本時間は午後2時)に発効,午後4時にハマスがイスラエル人の女性と子ども13人,タイ国籍10人フィリピン国籍1人の計24人の人質を解放,赤十字国際委員会(ICRC)発表,数時間後にカタール政府がイスラエルに拘留されていたパレスチナ人女性ら39人釈放と発表(24日)。
・国連人道問題調整事務所(OCHA)が人道支援物資を積んが137台のトラックがラファからガザ地区に入ったと発表(24日)。
・戦闘休止後にガザ地区北部に向かうパレスチナ人の集団へのイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人2人死亡,11人負傷(24日)。
・スペインのサンチェス首相がガザ地区南部ラファ検問所を訪問し「何千人もの子どもを含む罪のない民間人を無差別に殺害することは全く容認できない」とイスラエルを非難し長期的な人道上の停戦の実現を呼びかけ,イスラエルのコーヘン外相が「テロリズムを後押しする虚偽の主張」と非難(24日)。
・ハマスが拘束中の人質17人を新たに解放,イスラエルも拘留中のパレスチナ人39人を新たに解放(25日)。
・ガザ地区南部ラファから北部へトラック61台分の支援物資搬入,午後7時までに187台,燃料12万9000リットルががガザ地区に搬入,国連OCHA発表(25日)。
・エジプトのシシ大統領がパレスチナで紛争が繰り返されるのは「パレスチナの大義を実現するための政治的地平」でパレスチナ人の願いがかなえられなかったためとの認識を表明し「パレスチナ国家を国際社会が承認し,国連に加盟させること」が必要と言明(25日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニン南方カバティヤでイスラエル兵の発砲により医師1人と青年1人死亡(25日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ナブルス東方のアスカリ難民キャンプをイスラエル軍が急襲しパレスチナ人の逮捕作戦を実施(25日)。
・ハマスのオサマ・ハムダン指導者がイスラエルが戦争休止の合意に違反してパレスチナ人を銃撃し殺害したため,アル・カッサム旅団はパレスチナを解放するまで対イスラエル軍事作戦「アル・アクサの洪水」を継続すると宣言(25日)。
・ヨルダン川西岸地区北西部トゥルカルムの難民キャンプでパレスチナ武装勢力がパレスチナ人2人をイスラエルへの情報提供容疑で殺害(25日)。
・10月7日にイスラエル軍のガザ地区攻撃開始以降のイスラエル兵の死者は380人と軍当局発表(25日)。
・インド洋でイスラエル人富豪の所有するコンテナ船標的のイラン製無人機の攻撃,軽微な物的損害のみ(25日)。
・ハマスがイスラエルとの戦闘休止合意に基づく人質解放の第3弾としてイスラエル人14人と外国人3人を解放,24日以降に解放された人質は計58人,イスラエルも拘留中のパレスチナ人39人を釈放,釈放されたパレスチナ人は計117人,ハマスが戦闘休止の延長を求める声明を発表,イスラエルのネタニヤフ首相が人質の解放が続けば延長の用意があると発表(26日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンでイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人7人死亡,パレスチナ保健当局発表(26日)。
・ガザ地区中部の難民キャンプでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人農夫1人死亡,1人負傷,パレスチナ赤十字社発表(26日)。
・カタール外務省報道官がガザ地区での人道的な戦闘休止を2日間延長することで合意と発表,4日間の戦闘休止合意に基づいて人質11人(アルゼンチン国籍6人,フランス国籍3人,ドイツ国籍2人)を解放,24日以降い解放された人質は計69人(27日)。
・スペイン・バルセロナでのアラブ諸国とEU代表の会合でパレスチナとイスラエルの紛争の解決には「2国家併存」が必要との認識で一致,EUのボレル外交安全保障上級代表はパレスチナ自治政府がガザ地区を統治すべきだとの認識を表明,ヨルダン外相がガザ地区で起きていることは「ジェノサイド」の法的な定義の範囲に入るとの認識を表明(27日)。
・イスラエルのガラント国防相がハマスとの戦闘休止の合意が終了して戦闘が再開されればイスラエル軍はガザ地区全域で軍事作戦が実行されると発表(27日)。
・ヨルダン川西岸地区各地の難民キャンプをイスラエル軍が急襲し多数のパレスチナ人を逮捕(27日)。
・パレスチナ保健省がヨルダン川西岸地区でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人少なくとも3人死亡,10月7日以降のヨルダン川西岸地区でのパレスチナ人の死者は241人と発表(28日)。
・ガザ地区北部でハマスとイスラエル軍が衝突し双方に負傷者,ハマスはイスラエル軍が戦闘休止合意に違反したと非難,イスラエル軍はIED攻撃を受けたための応戦と主張(28日)。
・パレスチナ受刑者団体がヨルダン川西岸地区各地でイスラエル軍がパレスチナ人35人を逮捕したと発表(28日)。
・カタール外務省報道官がガザ地区での戦闘休止の5日目にハマスが拘束中の人質12人(イスラエル人女性9人と未成年者1人の計10人,外国人2人)を解放,イスラエルは拘留中のパレスチナ人30人(女性15人と10代の男性15人)を釈放したと発表(28日)。
・トルコのエルドアン大統領が国連のグテーレス事務総長との電話会談で,イスラエルはガザ地区で犯した戦争犯罪について国際法廷で責任を問われなければならないと主張(28日)。
・ヨルダンのアブドゥラ国王がイスラエルとハマスの軍事衝突の終結を呼びかけ,イスラエルによるガザ地区とヨルダン川西岸地区での軍事作戦は「人間の価値と生きる権利を否定するものだ」と批判(28日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンをイスラエル軍が無人攻撃機と数台のブルドーザーをともなって襲撃し集合住宅に狙撃兵を配置しパレスチナ武装勢力と交戦,イスラエル兵の発砲により子ども2人含むパレスチナ人4人死亡,パレスチナ赤十字社とメディア発表,イスラエル軍はこのうち2人はハマスとイスラム聖戦メンバーと発表(29日)。
・ハマスのアル・カッサム旅団がガザ地区で戦闘停止前のイスラエル軍の空爆により負傷した人質のイスラエル人幼児2人と母親の計3人が死亡と発表(29日)。
・ハマスが拘束中の人質16人を解放,イスラエルが拘留中のパレスチナ人30人を釈放,戦闘休止期間中に解放された人質は計97人,釈放されたパレスチナ人は計180人(29日)。
・国連のグテーレス事務総長が安保理でガザ地区は「壮絶な人道的大惨事」の真っただ中にあり,戦闘休止の延長よりも「必要なのは真の人道的な停戦だ」と言明,イスラエルの国連大使は「イスラエル壊滅を目的とするテロ組織」を支持していると非難し,「停戦を支持する者はハマスがガザでテロによる支配を続けることを支持している。ハマスは大量虐殺を行うテロ組織だ。和平実現のために信頼できるパートナーではない」と主張(29日)。
・イスラエルとハマスが戦闘休止を少なくとも1日延長することで合意,ハマスが人質計10人を解放,イスラエルが拘留中のパレスチナ人30人釈放(30日)。
・ブリンケン米国務長官がイスラエルを訪問し戦闘休止期間終了後にイスラエル軍がガザ地区南部を攻撃する場合,「国際人権法を遵守」し「民間人保護のための明確な計画を設定」すべきだと強調(30日)。
・エルサレムのバス停でパレスチナ人2人の銃撃によりイスラエル人4人死亡,7人負傷,イスラエル兵と民間人の発砲により銃撃者2人死亡,ハマスが銃撃者2人はメンバーと確認し,パレスチナ人に対するイスラエルのガザ地区での虐殺,ヨルダン川西岸地区での子供らの殺害,刑務所に拘留されているパレスチナ人への広範な人権侵害を非難し「占領軍による前代未聞の犯罪への当然の反応だ」と主張(30日)。
12月
イスラエル軍の攻撃や警官の発砲などによる12月のパレスチナ人の死者6,869人(ガザ地区で6,822人*,ヨルダン川西岸地区で47人),パレスチナ人側の攻撃などによるイスラエル人の死者65人(31日まで)。
イスラエル軍がハマスが戦闘休止合意に違反したと非難しガザ地区北部と南部200カ所以上に対する攻撃を再開,ガザ地区南部のラファ検問所からの援助物資の搬入を全面的に停止,ガザ保健当局が空爆によりパレスチナ人少なくとも184人死亡,589人負傷と発表(1日)。
ハマスはイスラエルのハマスが戦闘休止合意に違反したとの主張を「虚偽」と反論し,米国がイスラエル軍による「大量虐殺と民族浄化」の戦争を容認したと非難(1日)。
・ハマスのアル・カッサム旅団がイスラエル西部テルアビブに対してロケット弾による一斉攻撃を行なったと発表(1日)。
・カタール外務省がイスラエル軍によるガザ地区攻撃が再開されたことを受け,国際社会に対して民間人に対するあらゆる形態の攻撃や集団的懲罰,ガザ住民の強制移住の試みへの非難と即時停戦」のための迅速な行動を呼びかけ(1日)。
・レバノン南部へのイスラエル軍の攻撃によりヒズボラ戦闘員1人含む少なくとも3人死亡,国営メディア報道(1日)。
・パレスチナ保健省(PMH)がイスラエル軍の攻撃再開後の民間人の死者は193人,負傷者は652人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区の民間人の死者は15,207人,その70%は女性と子どもで負傷者は40,652人と発表(2日)。
・COP28に出席するためにアラブ首長国連邦(UAE)のドバイを訪問中のハリス米副大統領が記者会見で,「イスラエルは自衛権を保有しているが,国際的人道法は尊重されなければならない。ガザ地区へのイスラエル軍の空爆や砲撃によってあまりにも多くの無辜のパレスチナ人が殺害されている」と強調(2日)。
・オースティン国防長官がカリフォルニア州での演説でイスラエルにはガザ地区の民間人を保護する「道徳的責任」があり,民間人の犠牲の回避を求める米国の警告を尊重しなければ,イスラエルは「戦術的な勝利のために戦略的な敗北を喫することになる」と警告(2日)。
・パレスチナ保健省(PMH)がイスラエル軍の攻撃後のパレスチナ人の死者は316人,負傷者は664人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の死者は15,523人,その70%は女性と子どもで負傷者は41,316人と発表(3日)。
・ガザ地区北部ジャバリヤ難民キャンプへのイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人100人以上死亡とアルジャジーラTV報道(3日)。
・ガザ地区南部ラファで住宅への空爆により7人死亡とガザ保健当局発表(3日)。
・ヨルダン川西岸地区のパレスチナ人集落をユダヤ人入植者が襲撃しパレスチナ人1人死亡,4人負傷,ヨルダン川西岸地区ナブルスでユダヤ人入植者がパレスチナ人の家屋や自動車に放火(3日)。
・イエメンのフーシ派が紅海につながるバーブルマンデブ海峡でイスラエルの船舶2隻にミサイルと無人機で攻撃したと発表,イスラエル軍報道官はイスラエルとは無関係の商船2隻への攻撃と発表,米中央軍(USCENTCOM)は紅海南部を航行中の商船3隻が攻撃を受け米海軍ミサイル駆逐艦が無人機を撃墜したと発表(3日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が12月4日のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は349人,負傷者は750人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は15,899人,その70%は女性と子どもで負傷者は42,000人超と発表(4日)。
・ヨルダン川西岸地区でイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人計5人死亡,22人負傷(4日)。
・ガザ地区北部ダラジ地区の避難民を保護する2つの学校へのイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも50人死亡とパレスチナ通信社WAFA報道(4日)。
・ガザ地区中部のアル・アクサ病院の管理官がイスラエルの空爆により死亡した31人の遺体が搬入されたと発表(4日)。
・ハリス米副大統領がドバイで開催のCOP28からの帰途にイスラエルのヘルゾグ首相との電話会談で,ヨルダン川西岸地区でのユダヤ人入植者のパレスチナ人への暴力など緊張の高まりに米国は強い関心を持っていると再度警告,パレスチナ自治政府のアッバス議長との電話会談ではパレスチナ人の安全と尊厳,自己決定の権利を支持すると言明(4日)。
・ハマスのメディアが10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は子供7,112人と女性4,885人,医療従事者250人含む16,248人,負傷者は43,616人超,瓦礫の下に埋まるなどで行方不明が少なくとも7,600人と発表(5日)。
・ガザ地区中部ディル・エルバラでイスラエル軍の空爆により住民少なくとも45人死亡と現地病院当局発表(5日)。
・イスラエルのガラント国防相が法治国家で暴力を行使する権限があるのは軍と警察だけだとして,ヨルダン川西岸地区でのユダヤ人入植者のパレスチナ人への暴力を非難(5日)。
・イスラエル軍当局がガザ地区での地上作戦開始以降のイスラエル兵の死者は84人,10月7日以降の累計死者数は408人と発表(5日)。
・レバノン南部へのイスラエル軍の攻撃によりレバノン軍兵士1人死亡,3人負傷,軍当局発表(5日)。
・パレスチナ保健省のガザ地区でのイスラエル軍の攻撃による死傷者数の発表なし(6日)。
・ヨルダン川西岸地区トゥバス地域でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人2人死亡,3人負傷(6日)。
・ガザ地区ガザでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも10人死亡,アルジャジーラTV報道(6日)。
・ガザ地区で過去24時間のハマスとの戦闘によりイスラエル兵10人死亡,イスラエル軍当局発表(6日)。
・イスラエル国防省報道官がガザ地区北部ジャバリアとシュジャイヤ,南部ハンユニスで激しい戦闘後にハマスの防衛線を突破したと発表(6日)。
・イスラエル軍がガザ地区での地上作戦開始以降のイスラエル兵の死者は88人と発表(6日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が12月7日のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は350人,負傷者は1,900人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は17,177人,その70%は女性と子どもで負傷者は46,000人超と発表(7日)。
・ヨルダン川西岸地区のトゥルカルムとアル・ハリル,ナブルス,ベスレヘム,ジェニンをイスラエル軍が襲撃しパレスチナ人少なくとも30人(イスラエルから釈放された元拘留者を含む)を逮捕,10月7日以降にイスラエル軍が逮捕し連行したパレスチナ人は計3,670人(7日)。
・ガザ地区中部ヌッセイラート難民キャンプでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人4人死亡,南部ハンユニスでイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人2人死亡(7日)。
・ガザ地区南部でハマスのアル・カッサム旅団がイスラエル軍の軍用車両135台を破壊し多数のイスラエル兵を殺害したと発表,イスラエル軍が将校1人死亡,兵士3人負傷と発表(7日)。
・イスラエルの入植活動を監視するピース・ナウがイスラエル政府がユダヤ人入植者用住宅1,738戸の建設を承認し,その半分は東エルサレムに新設される計画を承認したと発表(7日)。
・レバノン南部で10月13日に取材中のロイター記者1人が死亡し6人が負傷した事件について,ロイターがイスラエル軍が記者らに向かって2発の砲弾を発射したことによるとの調査結果を報道,ヒューマン・ライト・ウオッチが「明らかに意図的な民間人への攻撃であり戦争犯罪である」と非難(7日)。
・国連安保理でイスラエルとハマスの紛争の人道的即時停戦を求める決議案を採決,米国は決議案にイスラエルの自衛権とハマスへの非難が盛り込まれていないとして拒否権を行使し否決,賛成13カ国,英国は棄権(8日)。
・ハマスのアル・カッサム旅団がガザ地区でイスラエル軍特殊部隊による人質救出作戦を撃退しイスラエル兵数人負傷,人質のイスラエル兵1人死亡と発表(8日)。
・イスラエル軍がガザ地区の450カ所を攻撃,ハマスの司令官含む200人以上を拘束と発表(8日)。
・ガザ地区ガザでイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも40人死亡,北部ジャバリアと南部ハンユニスで数十人死亡とガザ地区保健省発表(8日)。
・ガザ地区中部ヌッセイラート難民キャンプでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも21人死亡,近くの病院当局発表(8日)。
・イスラエル北部でレバノンからヒズボラが発射したイスラエル軍戦車標的の誘導ミサイルによりイスラエル民間人1人死亡,ネタニヤフ首相がヒズボラが我々との全面戦争を開始するならベイルートはガザ地区ガザやハンユニスと同様の状況になると警告(8日)。
・ヨルダン川西岸地区でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人6人死亡,同地区保健省発表(8日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が12月9日のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は210人,負傷者は2,300人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は17,700人,負傷者は48,780人と発表(9日)。
・イスラエル軍がガザ地区へのこれまでの軍事作戦によりハマス戦闘員少なくとも7,000人を殺害したと発表(9日)。
・ガザ地区中部マガジ難民キャンプへのイスラエル軍戦車の砲撃によりパレスチナ人7人死亡(9日)。
・北部カマル・アドワン病院内でイスラエル兵の発砲により医療スタッフ2人死亡(9日)。
・ガザ地区南部ラファへのイスラエル軍の砲撃によりパレスチナ人5人死亡,多数負傷(9日)。
・ヨルダン川西岸地区各地をイスラエル軍が襲撃しパレスチナ人少なくとも15人を拉致(9日)。
・国防総省の国防安全保障協力局がイスラエルに対して戦車用弾薬1万6000発を1億650万ドルで売却することを緊急性を理由に議会の承認なしに決定したと発表(9日)
・パレスチナ保健省(PMH)が12月10日のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は297人,負傷者は449人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は17,997人,その70%は女性と子どもで負傷者は49,229人超と発表(10日)。
・ハマスのアル・カッサム旅団がガザ地区北部ファルーガ地域でイスラエル軍の軍用車3台をRPGで攻撃しイスラエル兵10人を殺害し,軍用車両180台を破壊したと発表(10日)。
・イスラエル軍が戦車を含む地上部隊がガザ地区南部ハンユニスの中心部に達したと発表,ネタニヤフ首相はハマス戦闘員数十人が投降,「ハマスの終わりの始まりだ」と主張,ハマス側は戦闘員が投降した事実はないと否定(10日)。
・イスラエル軍がガザ地区での地上作戦開始以降のイスラエル兵の死者は97人と発表(10日)。
ヨルダンのサファディ外相が「イスラエルは中東地域に強い憎悪を作り出した。この憎悪はこの地域の将来世代を規定するものなる」として,この戦争には勝利はないと警告(10日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が12月11日のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は208人,負傷者は416人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は18,205人,その70%は女性と子どもで負傷者は49,645人と発表(11日)。
・イスラエル軍がガザ地区での地上作戦開始以降のイスラエル兵の死者は104人,負傷者は582人と発表(11日)。
・イスラエルのガラント国防相が「イスラエルはハマスを全滅させるためならいかなる手段も行使する。ただイスラエルは永久的にガザ地区にとどまるつもりはない」との見解を表明(11日)。
・国務省のミラー報道官は記者会見で「米国の軍事支援を受ける全ての国が国際人道法と戦争法を完全に順守すると米国は見なしており,イスラエルも例外ではない」と警告(11日)。
・ハマス系の医療当局が10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は18,412人と発表(12日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンでイスラエル軍の無人機攻撃や銃撃により救急車で搬送中の少年含むパレスチナ人7人死亡(12日)。
・ガザ地区北部ジャバリヤ難民キャンプのカマル・アドワン病院にイスラエル軍が突入し多数の医療従事者を拘束,入院中の女性2人死亡(12日)。
・北部ベイトハヌーンのUNRWA運営の避難所の学校をイスラエル軍が爆破(12日)。
・中部アル・アクサ殉教者病院がイスラエル軍のマガジ難民キャンプへの空爆により死亡した女性16人と子ども4人含む33人を遺体を受け取ったと発表(12日)。
・南部ラファでイスラエル軍の空爆により集合住宅が崩壊し少なくとも子ども7人含む23人死亡。(AP)(R)
・南部ハンユニスでイスラエル軍の空爆により子ども2人含む11人死亡(12日)。
・パレスチナ自治政府のマリキ外相がイスラエルはガザ地区の住民約100万人に対して飢餓を戦争の武器として使っていると非難(12日)。
・国連総会緊急特別会合でガザ地区での即時人道停戦を求める決議案を賛成153カ国,反対10カ国(イスラエル,米国など),棄権3カ国で採択(12日)。
バイデン大統領がイスラエルがガザ地区への「無差別」の攻撃により国際社会の支持を失いつつあるとの認識を表明し,ネタニヤフ首相は極右政治家のベングビール国家治安相に象徴される強硬路線の政権を変える必要があると言明(12日)。
・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドの3カ国がガザ地区における持続可能な停戦に向けた緊急の国際的取り組みを支持するとの共同声明を発表(12日)。
・イエメンのフーシ派が紅海でイスラエルに向けて航行中のノルウェー船籍の石油タンカーをロケット砲で攻撃したと発表,ガザ地区への十分な人道支援が行なわれるまで,アラビア海と紅海でイスラエルに向かう船舶は国籍を問わず攻撃すると警告(12日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が12月13日のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は196人,負傷者は499人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は18,608人,負傷者は50,594人と発表(13日)。
・ガザ地区南部のナセル病院がイスラエル軍の空爆や攻撃により死亡したパレスチナ人45人の遺体が搬入されたと発表,南部ラファのクウェイティ病院がイスラエル軍の空爆により死亡したパレスチナ人19人の遺体が搬入されたと発表(13日)。
・ガザ地区南部ラファでイスラエル軍の空爆により集合住宅が破壊され子供7人と女性6人含む23人死亡(13日)。
・ハマスのハニヤ指導者がテレビ演説で「我々は侵略を終わらせ,ヨルダン川西岸とガザ地区の双方でパレスチナ人が暮らす場所を整えるための扉を開くアイデアやイニシアチブについて議論することを否定しない」と述べ,さらにハマスが関与しないガザ地区をめぐる取り決めは「妄想」に過ぎないと主張(13日)。
・イスラエルのコーヘン外相がイスラエルは国際的支援の有無にかかわらずハマスとの戦いを継続すると主張(13日)。
ネタニヤフ首相が「私はイスラエルがオスロの誤りを繰り返すことを容認しない」と1990年代のパレスチナ問題の「2国家併存」による解決をめざしたオスロ合意を全面否定(13日)。
・イスラエル軍がガザ地区でハマスとの戦闘によりイスラエル兵8人死亡,友軍誤射により20人死亡,10月7日以降のイスラエル兵の累計死者数は442人と発表(13日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が12月14日のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は179人,負傷者は303人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は18,787人,負傷者は50,897人と発表(14日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンでイスラエル軍の空爆と武装勢力との戦闘によりパレスチナ人12人死亡,パレスチナ自治政府発表(14日)。
・パレスチナ政策調査研究センターがガザ地区とヨルダン川西岸地区で実施した世論調査で,10月7日のイスラエル南部へのハマスの攻撃を「正しい」とする回答が72%,「正しくない」との回答が22%,イスラエルとの戦争でのハマスの役割に「満足」が72%(ガザ地区で52%,ヨルダン川西岸地区で85%),パレスチナ自治政府のアッバス議長の役割に「満足」は11%(14日)。
・イスラエル軍がガザ地区での戦闘でイスラエル兵1人死亡,地上作戦開始以降のイスラエル兵の死者115人,10月7日以降のイスラエル兵の累計死者数は445人と発表(14日)。
・イスラエルのネタニヤフ首相がエルサレムでサリバン米大統領補佐官との会談で,ハマスとの戦闘で「絶対的勝利が得られるまで」追及すると言明,ガラント国防相はガザ地区のハマスを壊滅させるには数カ月かかるとの認識を表明(14日)。
・イスラエル首相府がエジプトとの国境にあるケレムシャローム検問所を経由したガザ地区への支援物資搬入を承認したと発表(15日)。
・ガザ地区北部シュジャイヤでイスラエル軍とハマスの戦闘中にイスラエル兵の発砲により人質のイスラエル人3人死亡(15日)。
・エルサレムでイスラエル軍の防空システム「アイアン・ドーム」がハマスの発射したロケット弾3発を迎撃(15日)。
・ヨルダン川西岸地区のベイト・ウマール,トゥルカルム,ラマラ地域でイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人青年計3人死亡,パレスチナ保健省発表(16日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ナブルスをイスラエル軍が襲撃しパレスチナ人16人を拘束(16日)。
・ガザ地区南部ハンユニスでイスラエル軍の空爆により死亡したパレスチナ人20人の遺体を受け取ったとナッセール病院発表,同地区の学校へのイスラエル軍の空爆によりアルジャジーラの記者1人死亡(16日)。
・ガザ地区北部ジャバリヤ難民キャンプでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人30人以上死亡,保健当局発表(16日)。
・ガザ地区ガザ市のカトリック教会でイスラエル兵の発砲によりキリスト教徒の母子が死亡,イスラエルのラテン・エルサレム総大司区教座発表(16日)。
・イスラエル兵の誤射によって人質のイスラエル人3人が死亡した事件を受けて,テルアビブでネタニヤフ政権に対して戦闘より人質の救出を優先すべきだと訴える数百人規模の抗議行動(16日)。
・紅海で米海軍駆逐艦がイエメンのフーシ派が発射した無人機14機を撃墜したと米中央軍(USCENTCOM)発表(16日)。
・ガザ地区北部ジャバリヤ難民キャンプでイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人90人死亡,ガザ地区保健当局発表(17日)。
・ガザ地区シェハブ避難所へのイスラエル軍のミサイル攻撃によりパレスチナ人24人死亡,避難所当局発表(17日)。
・ガザ地区中部ディル・アルバラ難民キャンプでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人12人死亡(17日)。
・ガザ地区南部ラファでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも4人死亡(17日)。
・ガザ地区中部ヌッセイラート難民キャンプでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人8人死亡,多数負傷,アルジャジーラTV報道(17日)。
・国連人道問題調整事務所(OCHA)が今年1月から12月15日までにヨルダン川西岸地区で殺害されたパレスチナ住民が477人に達し,2005年以降で最多になったと発表,10月7日以降では278人(イスラエル軍による死者268人,ユダヤ人入植者による死者8人,2人はどちらか),うち子供が70人(17日)。
・イスラエル国防軍(IDF)がガザ地区北部でハマスが築いた直径3m,長さ約4q,ガザ地区からイスラエル境界の得れず検問所近くまで続く最大規模のトンネルを発見したと発表(17日)。
・フランスの海運企業CMA・CGMがフーシ派の攻撃の危険性を考慮して,自社のコンテナ船の紅海の高校を中止すると発表(17日)。
・レバノン南部シャアブ地域でイスラエル軍の攻撃によりヒズボラ戦闘員3人死亡,ヒズボラ発表(17日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が12月18日のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は151人,負傷者は313人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は19,453人,負傷者は52,286人と発表(18日)。)
・ガザ地区北部ジャバリヤ難民キャンプへのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも110人死亡,数十人が瓦礫の下に残されているとガザ保健省発表(18日)。
・ガザ地区南部ハンユニスの小児と妊婦の病院へのイスラエル軍の砲撃により少女1人死亡,子ども含む5人負傷,医療従事者発表(18日)。
・ヨルダン川西岸地区のファラア難民キャンプでイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人4人死亡,保健当局発表(18日)。
・オースティン米国防長官がイスラエルを訪問しガラント国防相と会談,イスラエルに対する米国の支持は「揺るぎない」としつつ,ガザ地区の民間人の保護と人道支援の拡大を強く要請(18日)。
・イギリスの石油会社British Petroleumがイエメンのフーシ派の攻撃の危険性を考慮して,紅海を通過する石油タンカーの運航を当面停止すると発表,台湾のコンテナ船運航会社のエバーグリーン社も同様に紅海路線を一時停止すると発表(18日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が12月19日のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は214人,負傷者は300人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は19,667人,負傷者は52,586人と発表(19日)。
・ガザ地区北部ジャバリヤ難民キャンプでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも13人死亡,75人負傷,保健当局発表(19日)。
・ガザ地区南部ラファでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも20人死亡,保健当局発表(19日)。
・ガザ地区ガザでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ仁少なくとも50人死亡,12人負傷,50人行方不明,アルジャジーラTV報道(19日)。
・ハマスのアル・クッズ旅団がガザ地区東部シュジャイヤ地域でイスラエル軍との戦闘によりイスラエル兵7人死傷と発表(19日)。
・イスラエル軍高官がガザ地区で多数のパレスチナ民間人が死亡しているのはイスラエル軍のハマス殲滅作戦に付随する「コスト」と主張(19日)。
・パレスチナ保健省が10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は少なくとも子ども8,000人と女性6,200人含む20,000人,負傷者は52,600人超と発表(20日)。
・ガザ地区北部ジャバリヤ難民キャンプへのイスラエル軍の砲撃によりパレスチナ人少なくとも46人死亡,100人以上負傷,南部ラファでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人5人死亡,保健当局発表(20日)。
・ガザ地区中部ディル・アルバラの民家へのイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人10人死亡,南部ハンユニスの民家へのイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも20人死亡(20日)。
・ヨルダン川西岸地区ナブルス南方シャルキヤ,ラマラ北方シルワドなどをイスラエル軍が攻撃,アルジャジーラTV報道(20日)。
・ハマスのアル・カッサム旅団がガザ地区での過去72時間のイスラエル軍との戦闘でイスラエル兵25人死亡と発表(20日)。
・ヨルダン川西岸地区フワラでイスラエル警察が8月にイスラエル人親子2人を殺害した容疑で逮捕したパレスチナ人の自宅をブルドーザーで破壊,パレスチナ人の「犯罪の抑止」目的と説明(20日)。
・パレスチナ保健省による10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数の発表なし(21日)。
・ガザ地区北部をイスラエル軍が激しい空爆,ハマスがガザ地区からイスラエル西部テルアビブへ向けて多数のロケット弾を発射(21日)。
・ハマスのアル・カッサム旅団がガザ地区ヤルムーク地域でイスラエル軍の車両や兵舎を攻撃しイスラエル兵6人を殺害したと発表(21日)。
・世界保健機関(WHO)がイスラエル軍の攻撃の結果,ガザ地区にある36カ所の病院のうち機能しているのは南部の9カ所のみと発表(21日)。
・ヨルダンのアブドゥラ国王がイスラエルによるガザ地区への「継続的な攻撃」は中東地域に「壊滅的な影響」をもたらすとし,国際社会はイスラエルに対してガザ地区での軍事作戦を停止し,パレスチナ市民への支援供給の障害を排除するよう圧力をかけるよう呼びかけ(21日)。
・フランスのマクロン大統領がイスラエルのハマスに対する報復攻撃について,イスラエルには「自衛しテロと戦う権利」があると認めた一方で,テロとの戦いで「ガザを壊滅させる,または民間人を無差別に攻撃する」という対応は「適切ではない。なぜならすべての命は等価であり、守るべきものであるからだ」と指摘し,イスラエルに対してガザ攻撃の停止を呼びかけ(21日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が通信が停止した過去48時間のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は390人,負傷者は734人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は20,057人,負傷者は53,320人と発表(22日)。
・ガザ地区中部ヌッセイラート難民キャンプでイスラエル軍の空爆によりハマス・メディアの記者ら3人含むパレスチナ人18人死亡(22日)。
・ガザ地区南部ラファでイスラエル軍の空爆により民間人少なくとも4人死亡(22日)。
・国連安保理でガザ地区への人道支援の拡大を求める決議案を賛成10カ国,反対は米ロ含む4カ国で採択,当初の草案の人道支援を可能にするための「緊急かつ持続可能な敵対行為の停止」を「安全で妨げのない拡大された人道支援を直ちに可能にする緊急措置と敵対行為の持続可能な停止に向けた環境づくりを求める」と表現を弱めて採決(22日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は20,258人,負傷者は53,686人と発表(23日)。
・ハマスがガザ地区へのイスラエル軍の砲撃により人質のイスラエル人5人が死亡したと発表(23日)。
・ハマスのアル・カッサム旅団がガザ地区北部でイスラエル軍戦車5両を破壊し乗員を死傷させたと発表(23日)。
・イスラエル軍のハガリ報道官がこれまでに拘束したハマスのメンバーへの尋問で得られた情報などに基づいて,ガザ地区北部と南部で地上作戦を拡大し激しい戦闘を展開していると発表(23日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が12月24日のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は166人,負傷者は384人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は20,424人,負傷者は54,036人と発表(24日)。
・ガザ地区中部マガジ難民キャンプでイスラエル軍の空爆により子ども7人と女性12人含むパレスチナ人少なくとも68人死亡,PMH報道官発表(24日)。
・ガザ地区南部ラファでイスラエル軍の空爆により少なくとも2人死亡,中部ブレイジ難民キャンプでイスラエル軍のミサイル攻撃により少なくとも2人死亡,6人負傷(24日)。
・イスラエル軍がガザ地区でのハマスの戦闘でイスラエル兵10人死亡と発表(24日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が12月25日のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は250人,負傷者は500人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は20,674人,負傷者は54,536人と発表(25日)。
・ガザ地区南部ハンユニスでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも23人死亡,ガザ地区保健当局発表(25日)。
・イスラエル軍がガザ地区北部でのハマスとの戦闘でイスラエル兵2人死亡と発表(25日)。
・ネタニヤフ首相がガザ地区を訪問後の臨時国会演説でハマスとの戦争は「長い戦いになる」との認識を表明,傍聴者の人質の家族らが「時間はない」と抗議(25日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が12月26日のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は241人,負傷者は382人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は20,915人,負傷者は54,918人と発表(26日)。
・イスラエル軍がガザ地区の地上,空,海から「テロ標的」に対する攻撃を実施していると発表(26日)。
・イスラエル軍がガザ地区での戦闘でイスラエル兵3人死亡,5人負傷と発表(26日)。
・国連人権高等弁務官事務所が「イスラエル軍は民間人の保護にあらゆる手段を講じなければならない。警告や避難指示を行なっても国際人道法の義務は免除されない」と警告(26日)。
・イスラエルのガラント国防相が我々はガザ地区のハマスの他にヨルダン川西岸地区,レバノン,シリア,イラク,イエメン,イランの6地区との戦線に対応していると発表(26日)。
・イエメンのフーシ派がイスラエル南部エイラトを無人機で攻撃したと発表,イスラエル軍は戦闘機で迎撃したと発表(26日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が12月27日のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は195人,負傷者は325人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は21,110人,負傷者は55,243人と発表(27日)。
・ガザ地区南部ハンユニスのアル・アマル病院付近へのイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも20人死亡,保健当局発表(27日)。
・ガザ地区中部ヌッセイラート難民キャンプでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも7人死亡(27日)。
・ヨルダン川西岸地区北西部トゥルカルムのヌール・シャムス難民キャンプでイスラエル軍の無人機攻撃によりパレスチナ人6人死亡,保健当局発表(27日)。
・ガザ地区北部マガジ難民キャンプでイスラエル軍の空爆に5人死亡,ガザ市でイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人7人死亡(27日)。
・イスラエル軍がガザ地区での戦闘でイスラエル兵3人死亡と発表(27日)。
・エジプト・カイロでエジプトのシシ大統領とヨルダンのアブドゥラ国王が会談しガザ地区とヨルダン川西岸地区のパレスチナ人を追放するイスラエルのいかなる動きも拒否すると言明(27日)。
・トルコのエルドアン大統領がネタニヤフ首相は「アドルフ・ヒトラーと変わらない」と非難し,イスラエルを支持する西側諸国は戦争犯罪に加担していると批判(27日)。
・レバノン南部からイスラエル北部へ向けてヒズボラがミサイル12基を発射,イスラエル軍の報復空爆によりレバノン人3人死亡(27日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が12月28日のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は210人,負傷者は360人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は21,320人,負傷者は55,603人と発表(28日)。
・ガザ地区各地をイスラエル軍が空爆や砲撃で攻撃し多数の死傷者(28日)。
・ガザ地区南部ラファの避難民収容施設へのイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人20人死亡,55人負傷,保健当局発表(28日)。
・ガザ地区南部ハンユニスのアル・アマル病院付近へのイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人10人死亡,12人負傷,パレスチナ赤新月社発表(28日)。
・ガザ地区北部ベイトハヌーンでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人5人死亡,ハマスのメディア発表(28日)。
・ヨルダン川西岸地区と東エルサレム間の検問所でイスラエル治安部隊員の発砲によりパレスチナ人1人死亡,治安当局はパレスチナ人が隊員をナイフで襲撃したための発砲と説明(28日)。
・イスラエル軍がガザ地区での戦闘でイスラエル兵3人死亡,地上作戦開始以降のイスラエル兵の累計死者数は169人と発表(28日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が12月29日のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は187人,負傷者は312人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は21,507人,負傷者は55,915人と発表(29日)。
・ガザ地区中部ヌッセイラート難民キャンプでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも35人死亡,パレスチナ・メディア発表(29日)。
・イスラエルのガラント国防相がイスラエル軍はハマスの司令部や武器庫に到達していると発表(29日)。
・南アフリカ共和国がイスラエル軍のガザ地区のハマスに対する攻撃はジェノサイド防止に関する条約に違反していると緊急に宣言するよう国際司法裁判所(ICJ)に要請,イスラエル外務省は国際法を遵守していると主張し南アの要請は法的根拠のない事実無根の血の中傷と非難(29日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が12月30日のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は165人,負傷者は250人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は21,672人,負傷者は56,165人と発表(30日)。
・パレスチナ解放人民戦線(PFLP)がガザ地区で拘束しているイスラエル兵1人がイスラエル軍の空爆により死亡したと発表(30日)。
・ガザ地区中部と南部地域をイスラエル軍が集中的な空爆(30日)。
・イスラエル軍がガザ市でハマスの指導者用のトンネルを破壊したと発表(30日)。
・ネタニヤフ首相がハマスの非武装化のためにはガザ地区南部の検問所を閉鎖しイスラエルが管理することが必要と主張(30日)。
・パレスチナ保健省(PMH)が12月31日のイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は150人,負傷者は286人,10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は21,822人,負傷者は56,451人と発表(31日)。
・ガザ地区南部ハンユニスでイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも35人死亡,病院当局発表(31日)。
・ガザ地区中部ズウェイダでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも13人死亡,数十人負傷,目撃者情報(31日)。
・イスラエル南部と中部をハマスが多数のロケット弾で攻撃,死傷者なし(31日)。
・イスラエルのスモトリッチ財務相がパレスチナ人のガザ地区からの移住を促進しユダヤ人入植地の再建を図るべきだと主張(31日)。
・イエメン沖の紅海でフーシ派がデンマーク企業所有のコンテナ船を対艦弾道ミサイルと小型ボート4隻で攻撃,米海軍艦船が急行しボート3隻を撃沈,フーシはメンバー10人死亡(31日)。

Home