第5回 拡大教科書の在り方に関する公開シンポジウム
拡大教科書の安定供給のためのシンポジウム:ボランティアと出版社等の協力による拡大教科書の質の向上を目指して
中野 泰志(慶應義塾大学経済学部、自然科学研究教育センター)
開催趣旨
弱視児童生徒のための拡大教科書は、長年、ボランティアの皆さんの努力によって支えられてきました。しかし、教科書バリアフリー法によって出版社に拡大教科書発行の努力義務が課せられたため、出版社が発行する標準規格の拡大教科書が飛躍的に増加し、ボランティアへの拡大教科書の依頼が激減しています。果たしてボランティアの役割はなくなってしまうのでしょうか? 出版社による標準規格の拡大教科書が弱視児童生徒にとって最適であり、なおかつ、今後も安定供給できるのでしょうか? 本シンポジウムでは、これらの問題について情報共有すると同時に、弱視児童生徒のために、ボランティアと出版社等の共同作業の重要性や課題について議論したいと思います。ボランティアの皆さんと出版社の皆さんが集まり、弱視児童生徒のために、それぞれ何が出来るかを考えたいと思います。
注意!
参加希望者多数で、当初予定していた東京都障害者福祉会館の収容人数を大きく越えてしまったため、開催場所を「慶應義塾大学三田キャンパス」に変更いたしました。お間違いのないよう、ご注意ください。
内容
- 日時:2013年7月9日(火)、13時30分から16時
- 場所:慶應義塾大学三田キャンパス・北館1階・ホール(東京都障害者福祉会館から変更になりました!)
- 住所:東京都港区三田2-15-45
- 交通アクセス
- JR山手線/JR京浜東北線 田町駅下車、徒歩8分
- 都営地下鉄浅草線/都営地下鉄三田線 三田駅下車、徒歩7分
- 都営地下鉄大江戸線 赤羽橋駅下車、徒歩8分
- プログラム 13:30〜16:00
- 13時15分:開場
- 13時30分〜13時45分 開会の挨拶と主旨説明:「拡大教科書の現状と弱視児童生徒のニーズ」(仮題)
- 13時45分〜14時45分 基調講演:「ボランティアと出版社のコラボレーション事例報告」(仮題)
- 演者:土屋 暢子(ボランティア)
- 演者:中沖 栄(清水書院)
- 14時45分〜15時 休憩
- 15時〜16時 パネル・ディスカッション:「ボランティアと出版社の共同作業は可能か?」(仮題)
- パネラー:佐藤 邦隆(全国拡大教材製作協議会)
- パネラー:松浦 淳(第一学習社、教科書協会・拡大教科書専門委員会委員長)
- パネラー:土屋 暢子(ボランティア)
- パネラー:中沖 栄(清水書院)
- 司会:中野 泰志(慶應義塾大学)
- 16時〜16時5分:閉会挨拶
参加申込
参加を希望される方は、メールかファックスで「慶應義塾大学・中野泰志研究室」宛、「拡大教科書シンポジウム参加希望」というタイトルで、ご連絡くださるようお願いいたします。なお、参加希望者が定員(230人)を越えた場合には、お断りすることがあります。ご了承ください。
- メール:info@nakanoy.econ.keio.ac.jp
- ファックス:045-566-1374
主催・共催
- 主催:慶應義塾大学 中野泰志研究室(文部科学省科学研究費「視覚障害者の高等教育における合理的配慮のための教科書デジタルデータ活用システム」、課題番号:25285261)
- 共催:全国拡大教材製作協議会
- 共催:教科書協会・拡大教科書専門委員会
その他
- 参加は無料です。
- 本シンポジウムは、「全国拡大教材製作協議会」、「教科書協会拡大教科書専門委員会」のご協力により実施します。また、「文部科学省科学研究費補助金(代表者:中野泰志)」より研究費の補助を受けています。
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