第4回 拡大教科書の在り方に関する公開シンポジウム

拡大教科書の安定供給に向けた中長期課題

中野 泰志(慶應義塾大学経済学部、自然科学研究教育センター)


開催趣旨

 いわゆる「教科書バリアフリー法」が施行されて以降、拡大教科書の給与実績は飛躍的に増えています。教科書発行者(出版社)等の努力により、現在、小中学校に関しては、すべての教科書の拡大版が発行されるようになりました。このように聞くと、順風満帆のように思えるわけですが、実は、様々な問題が浮かび上がってきています。標準規格に基づいて作成されている拡大教科書は必ずしも使いやすくないという問題や個別対応を支えてくださってきた ボランティアへの依頼が激減し、ボランティア活動の存続が危ないという問題等です。そして、最も重要な課題は、今後、教科書発行者だけで安定供給をし続けることができるかどうかという問題です。本シンポジウムでは、これらの問題について、海外の先行事例等を参考もしながら、議論を深めていきたいと思います。

内容

その他


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