先生に宛てられた2003年度卒業生からの手紙
1 〜男子学生より〜
拝啓

早春の候、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

先日はご自宅にお招き頂き有難うございました。奥様の大変おいしい手料理をいただきながら先生、奥様、同期の皆とともに非常に楽しい時間を過ごせました。

また、卒業にあわせて非常に有意義なお言葉をいただき有難うございました。先生から「凡人の努力は天才に勝る」とのお言葉を頂きましたが、先日先生が環境問題の道を歩まれた経緯を伺い努力という言葉を支える本当の「努力」を垣間見ることが出来感動いたしました。果たして自分にそこまでの「努力」が出来るかは分かりませんが自分なりに精一杯やってみようと思います。

振り返ってみますと、ゼミでの二年間も私にとって決して楽なものではありませんでした。ゼミ代表としてパ−ト員として、自分の限界と戦う日々だった気がします。それでも清華大学での発表に向けての準備の日々とその集大成の会議は一生の思い出になるものだと思います。

また、ゼミで共に勉強した仲間達からもたくさんの刺激を受け多くの事を学びました。同じ勉強に共に精一杯取り組むことで自分のことをよく理解してくれ、困った時にはアドバイスをくれるといった、本当に深い友情を築くことが出来ました。これも先生が誠心誠意ゼミ生をご指導くださり、皆が必死に勉強する環境を与えてくださったお陰だと思います。

先生には何から何までお世話になり、感謝の気持ちで一杯です。有難うございました。また今後とも引き続きご指導、ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

末筆になりましたが、先生、奥様におかれましてはぐずつく天候の折、ご自愛ください。

敬具

2 〜男子学生より〜
拝啓

先日はご自宅にお招きいただき、とても楽しい時間を過ごさせていただき誠に有難うございました。また奥様におかれましては、あれだけの量の美味しいお料理の数々を作り、我々に振る舞い、そして片付ける。このことは私のアルバイトの経験からしましても並大抵のことではないと推測致します。心より感謝致します。

さて、山口ゼミでの二年間のうち、最初の一年は私の人生の中では挫折の一年でした。レ−スの世界での挫折が引き金となり、生活の全てのリズムが狂い、同時に優秀なゼミ員の姿を目にし、何とも言えぬ焦燥の念を感じた時期でした。そんな私を見て先生はよく私を叱られ、私はこれに反発しました。正直、当時の私は常に努力、努力とおっしゃる先生が苦手でした。その言葉の意味を理解できなかったからです。「先生には人間らしさがない」そう感じたことすらあり、何度もゼミを辞めようと思いました。

大学四年に入ってから、私は生活のリズムを取り戻し、ポスト京都班での勉学に力を入れました。ある日先生から、私が読んでいる本について説明するように言われた時、このまま逃げられるような先生ではないな、と観念して研究室に向かったものでした。しかし、そこで先生から頂いたお言葉を聞き、先生が私のことを実によく観察してくださっていらしたことを知り嬉しかったです。私も思わず様々な本音を漏らしました。これ以来、ようやくゼミでの勉強が本当に楽しくなりました。

先生から課された課題には中国に滞在している間にも苦しめられましたが、今では良い思い出です。ゼミの二年間を振り返れば辛い事も多くありましたが、それを共に乗り越えた親友達、そして今では胸に響く先生のお言葉、と多くの財産を築きあげることができました。私はこれから、右も左も分からないマ−ケットの世界に飛び込みますが、「凡人の努力」を惜しまず苦難を乗り越えて行きます。今後ともよろしくお願い致します。

敬具

3 〜女子学生より〜
拝啓

初春の候、先生におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

先日は先生のお宅にお招きいただきまして誠に有難うございました。また、本当に美味しい奥様の手料理まで頂き本当に有難うございました。

短い時間でしたが、先生、奥様、そして同期の皆と語り合うのは本当に楽しいと改めて感じた同時に、会食が終わりに近づくにつれ、今まで当たり前のように会えた皆にこれからはなかなか会うことが出来なくなるという寂しい気もしました。

今日は山口ゼミで学んだことについて書きたいと思います。

二年間に亘るゼミ生活を通して学んだこと、それは、自分が活躍する場は自ら作り出すものだということ。必死に頑張った先には必ず充実感を伴う楽しさがあるということ。真剣にぶつかり合うからこそ絆が生まれるということ。つまり、主体的に行動しなければ何も始まらないということです。

おそらく七期生の中でも三年次と四年次でゼミへの取組み方が一番変わったのは自分ではないかと思いますが、その変化の中でヒシヒシと感じたのが上の三つのことです。

班員に全てを任せ、与えられたものをこなすだけだった三年次の私には勿論ゼミに於いて活躍することはなく、勉強を楽しいと感じたこともなく、正直ゼミ員や班員と一緒にいるよりもサ−クルの友達といるほうが断然楽しかった。

一方で、自ら勉強しなくてはならない状況を作るべく班長をさせてもらった四年次の私は、ゼミの時間でも質疑応答の時間を有意義に過ごすことができ、パ−トでの数時間に亘る議論の末一つの結論が出た時はとても充実感に満たされ、共に清華大学とのインゼミを乗り越えた班員をはじめとする山口ゼミのメンバ−は今や私にとってサ−クルの友達に負けず劣らず大切な大きな存在になっています。主体的に行動するということは山口ゼミにおいては無論限界無く勉強し議論することだと思います。

主体的に行動しなければ、ゼミ活動でも班活動でも頼られる存在にはなれません。頼られる存在にならなければ、自分が認められ活躍できる場は当然減っていきます。認められもせず活躍もできなければ、楽しいと感じる瞬間はなくなります。頼られる存在でなければ、ゼミ員や班員の大切さを感じることは出来ません。

主体的に行動すること。このことは勉学に限らず全ての活動の根源にあると思います。当たり前のことかもしれませんが、私がこのゼミで学んだ最も大きなことです。これから始まる社会人生活も受身ではなく常に主体的に、プラス持ち前の元気印で頑張る所存です。

最後になりましたが、このような充実した大学生活を送ることが出来たのも、山口先生のゼミでの厳しく且つ温かいご指導があったからこそだと思っています。私の大学生活は山口先生と山口ゼミなしでは語れません。特に清華大学とのインゼミにおいては準備段階では余りに辛く、全てを丸投げして逃亡したくなることも何度もありましたが、目標に向かって真剣に勉強し、成果をあげることができたことは、私にとって大きな自信となっております。本当に二年間有難うございました。

これからはOB招待ゼミや伊豆合宿、新年会でしかお会いできなくなりますが、その時にはまた先生の現役いじめ(笑)の話をたっぷり伺いたいと思います。

季節の変わり目で体調も崩れやすくなっております。お身体ご慈愛くださいませ。

敬具

4 〜男子学生より〜
拝啓

先日は心温まるおもてなし誠に有難うございました。

研究会では辛いことも少なくありませんでしたが、今、切に山口ゼミを選んで本当に良かったと感じています。思い出すのは局面、局面での失敗とその反省ばかりですが、ゼミでの経験はこれから生きていく上で貴重な財産になると思います。

四月から社会人としての第一歩を踏み出すにあたって、不安に思うこともありますが、先生のお言葉を胸に刻み精進していきたいと思っています。

最後になりましたが、山口先生、奥様のご健勝を心よりお祈りしております。三年間どうも有難うございました。

敬具

5 〜男子学生より〜
拝啓

早春の候、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。

先日は御食事会にご招待いただきまして本当に有難うございました。奥様のおいしい手料理を頂き、また、学生生活の最後に7期生と楽しく過ごせたことは、大変良い思い出となりました。

思い返してみると、ゼミ生活は大変なことの連続でした。しかし大変なことが多く、一生懸命に壁にぶつかっていったからこそ、得たものも大きかったと感じております。

三年時の班研究は私の中で特に印象深いものとなっています。当初はなかなか成果がだせず、私は班長として責任を感じておりました。しかし班の中に諦める空気が流れていたある時、先輩や同期から様々な注意・苦言を呈されたのです。それを境に私はそれまで以上に真剣に研究に取り組みました。寝ても覚めても研究のことを考えました。その結果壁を打破することができたのです。

先生はいつかおっしゃっていました。「どんな困難なことでも諦めず必死になって取り組み続ければ、必ずブレ−クスル−が訪れる」と。私は上の体験を通しこの先生の御言葉が本当であったと実感しております。この経験、この実感こそがそれまで私に足りなかった自信というものを与えてくれています。先生の御言葉を胸に社会に出ても頑張っていこうと思います。

最後になりましたが、ゼミを通してこの様な貴重な体験ができたこと、かけがえのない友人が得られたことは、全て先生のご指導のおかげであるところ、改めて厚く御礼申し上げる所存でございます。有難うございます。くれぐれもお体を大切になさってください。これからも益々のご活躍をお祈り申し上げます。

敬具

6 〜男子学生より〜
拝啓

陽春の候、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

先日はご自宅にお招きいただき誠に有難うございました。奥様の素晴らしいお料理を頂き大変感激致しました。

さて、ゼミナ−ルでの2年間を振り返ってみると、決してお金で買う事の出来ない貴重な経験を積むことが出来たと感じています。

まず、第一に先生から社会人としての基本的な心構えを伺えたことは大変勉強になりました。必ず将来に活かしたいと考えております。第二に班員と共に勉強する楽しさ、難しさを感じる事が出来た事は得難い経験となりました。複数の班員がモチベ−ションを共有することは容易ではありませんが、常に全員で話し合うことで可能となると感じました。お互いに話し合う中で意見が異なることも少なからずありましたが、そこから学ぶことも非常に多かったと感じます。そして第三に本当にかけがえのない友人を数多く得られたことは、本当に何物にも代え難いと感じます。社会人になってもお互いに切磋琢磨して高めあっていける関係を続けていきたいと思います。

このような貴重な経験を積む場を与えて下さった先生には心より感謝しております。

末筆になりましたが先生と奥様の益々のご健勝をお祈りしております。

敬具

7 〜女子学生より〜
拝啓

 春陽の候、先生におかれましてはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

先日は心温かい食事会を開いて頂き、誠にありがとうございました。先生や奥様、そしてゼミの皆とあのような素敵な時間を過ごせたことを大変光栄に思います。

 二年間のゼミの中で、先生からは、豊富な経験に基づいた大変貴重なお言葉を多く頂きました。その中でも私にとって最も印象深いお言葉があります。それは先生が度々仰っていた「人前で発言の機会がある場合、何も言わないというのは最もいけない。何も分かっていないとみなされても仕方がない」というお言葉です。以前から人前で自発的に意見を述べるのが苦手で、黙ってばかりいた私にとって、このお言葉は、大変心に残るものでした。このお言葉を聞いて「間違ってもいいから自分の意見を発言する勇気を持とう」と、改めて決心致しました。そして現在、本当にまだまだではありますが、自分の意見を少しずつ周りの皆に発信するよう心がけるようになりました。今後、社会人となっても先生のお言葉を胸に、更なる努力を続けて参りたいと思います。本当にありがとうございました。

 末筆になりましたが、どうぞお体を大事になさって下さい。先生、そして奥様のますますのご健勝お祈り致します。今後ともご指導どうぞよろしくお願い致します。

敬具

8 〜男子学生より〜
拝啓

早春の候、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

この2年間、山口ゼミで皆と勉強してきた日々を思い出します。ゼミに入る前の2年間は学生生活においてグル−プになって皆で一つの事に必死になって勉強するという機会がなかったため、とまどいもありました。しかし、そのような中で皆で力を合わせ勉強してきた集大成が、清華大学との環境学生会議であり、学生生活においても、今までの人生においても、大変貴重な体験をすることができ、先生には誠に感謝しております。

私の不注意な行動や言動から、時には厳しいご指摘を受けることもありましたが、社会人として社会に出る前に私の改善すべき点を認識する良い機会になりました。

このように先生へのお手紙を書いている中で、ゼミに関しては、「皆と苦しく・キツイ時間を勉強を通して共有した」という思い出が最も強いですが、だからこそ、皆とのつながりが深まっていったと思っています。

ある日私の友人が「山口ゼミは勉強がとてもキツイみたいだけど、ゼミ生同士の仲はとても良いね。ウチのゼミは仲間のつながりが薄いから羨ましい。」と言っていたことが印象的でした。他のゼミ生から羨ましがられるほどのゼミに私が出会えた事は、一生の思い出になると信じています。

今までご指導の程、誠に有難うございました。私はもう一年ほどまた先生のお世話になりますが、よろしくお願い致します。

山口先生の益々のご活躍を願っております。また、お体には是非気をつけて日々ご健康に過ごされてください。

敬具

9 〜男子学生より〜
拝啓

春暖の候、山口先生にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

先日はお手紙にて大変有難いお言葉を頂き、またお忙しいところ先生のご自宅での会食に招待して下さり誠に有難うございました。

先生や奥様のお話を伺い、改めて自分が人生の大きな岐路に立っている事を実感いたしました。四月一日からの社会人としての新たな人生に期待と不安をふくらませつつ、ついに終わりゆく学生生活の名残りを感じております。

ゼミナ−ルでの二年間は自分のこれまでの人生の中で「学生」として最も充実した二年間でした。「学ぶ」ということを通じて、先生に鍛えて頂き、自分を大きく成長させる事のできた二年間だったと思っております。

この二年間で自分がゼミを通して学んだことは数えきれません。辛く苦しい時もありましたが、そういった時ほど多くを学び成長できた時であったと思います。三年の時「月刊廃棄物」への投稿と就職活動とが重なり、自分を見失いそうになり、ゼミ生活の中でこのときが一番苦しかったように思います。しかし、班員たちと先生の厳しい叱咤激励に支えられ乗り越えた時、最高の達成感と共に自分になにが足りないのかを実感いたしました。   

四年時の清華大学とのインゼミではまた違った苦しさがありましたが、仲間と議論することの意味、そしてその大切さ学びました。「月刊廃棄物」も清華の冊子も今では何よりの宝です。この経験を通じて身につけた全てがこれから自分が社会で生きていく土台になると確信しています。

今、ゼミ生活を終えて振り返ると先生のゼミに入って本当に良かったという思いがこみ上げてきます。入ゼミの際先生は「大学とは良き友、良き書、良き師に巡り合う場所である」とおっしゃいました。山口ゼミに入り自分はその全てに巡り会えました。他のゼミでは得られないものを沢山得ることができました。私はこの山口ゼミのゼミ生であった事を心から誇りに思います。入社を明日に控え、期待と不安を抱いておりますが、先生から頂いた「凡人の努力は天才に勝る」という言葉を胸に慶応義塾そして山口光恒研究会の名を汚さぬよう必死に頑張っていきたいと思います。

二年間に亘り環境問題に対する見識はもちろん、人生の中で大切なものやその考え方を教えてくださり誠に有難うございました。先生の愛情と情熱の込められたご指導は決して忘れません。どうか今後とも社会人の先輩としてご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。

末筆になりましたが、先生、奥様にはくれぐれもお体お大事になさって下さい。これからも益々のご健勝とご活躍をお祈りしております。またお会いできる日を楽しみにしています。二年間誠に有難うございました。

敬具

10 〜男子学生より〜
先日はご自宅へお招きいただきまして誠に有難うございました。奥様にもよろしくお伝えください。

ゼミでの二年間を通じて先生からは社会に出る上で必要な能力やル−ルを教えていただきました。正直に申し上げますとその全てを吸収したとは言えませんが足りない部分はこれから頑張って埋めていこうと思います。

私は4月1日から研修も始まり、今までの自由な学生生活と違う点が多々あり多少戸惑ってはいますがゼミでの経験を生かしていきたいと思います。特に研修中のプレゼンテ−ションでは先生に日頃から注意されていたロジックに気をつけ、英語で発表すると同じように自信をもって発表します。

それではくれぐれもご自愛ください。

11 〜女子学生より〜
拝啓

桜の美しい季節となりましたが、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

山口ゼミでの2年間の活動では本当に多くのことを学ぶことができました。先生に今一度感謝の言葉を述べさせていただきたいとの思いでペンをとった次第です。

山口ゼミでの活動で私が特に有意義だったと感じているのは、グル−プで研究することと個人で研究することの双方を体験できたことです。そして、先生の温かいご指導はもちろんのこと、企業の方々や清華大学の学生等、異なる世界で活躍されている人々と交流できたことは私にとってとても貴重な財産です。何よりも国際会議など日々変わり続ける世界の最前線で先生がご活躍されているお姿やそこでのお話を伺うことは、これまで知りえなかった世界を見る、大変貴重な経験となりました。先生のお話はとても興味深く視野を広げることができた大きな契機となったと共に、世界情勢に常に目を配った上でその先を見通しながら研究を行うことの大切さを身に染みて感じました。これらは山口ゼミだからこそ味わうことができた経験だと思っています。

先生は入ゼミの時そして最後のゼミの後の飲み会で、慶應に入って良かったと胸を張って言うことができるようにするとお話をして下さいましたが、ゼミ活動を終えた今、慶應に入って良かった、そして山口ゼミで学ぶことができて良かったと心から感じております。

至らない点ばかりでしたが、他学部からの学生を受け入れそして温かいご指導をしてくださり、本当に有難うございました。この山口ゼミでの2年間を支えにこれからも日々成長するよう努力したいと思います。

二年間本当にどうも有難うございました。お体にはお気をつけて下さい。そしてさらなるご活躍をお祈りしております。

敬具

12 〜女子学生より〜
穏やかな四月になりました。一日に入社式を終えおたよりを致します。

過日は研究室に伺った最後の日にはお忙しい中一緒にお写真を撮っていただくなど、色々とお心遣いいただきまして有難うございました。

ゼミでの二年間を省みますと本当に多くのことを学ばせていただいたとただ感謝の気持ちで一杯になります。ゼミの勉強を通じて無我夢中で課題に取り組み自分でまたは班の仲間との議論から答えを発見する楽しさ、喜びを知りました。これは勉強に限らず社会人として仕事をしていく上でも大変重要な姿勢であると感じています。昨日の入社式において私達に対して強い個人であること、グローバルな視野を持つことを期待するとの社長訓示がありました。ゼミでの二年間でまさに先生に私達が求められてきたこと、私達が目指してきたことだと感じました。

思い返してみれば、非化石エネルギーとは、という問いに「水車、風車」などと答えていた私が、精華大学とのインゼミを経験し、最後にはなんとか個人論文を書き上げることができたのは、ひとえに先生の厳しく、そしてそれ以上に温かく丁寧なご指導があったためです。また、今後の人生で目標としたい社会人像となる尊敬する師に巡り会えたことは、何より貴重なことだと感じております。

辛いことや苦しいこともありましたが、それ以上に充実した本当に素晴らしい二年間でした。今はこの二年間を今後の人生に十分に活かしていきたいと強く感じております。

先生から頂いた「凡人の努力は天才に勝る」、そして「練習は不可能を可能にする」というお言葉を胸に日々努力してまいりたいと思っております。

これからも折々にはご相談に伺うこともあると思いますが、どうぞご指導下さいますようよろしくお願い申し上げます。

ご多忙の中、どうぞお体を御大切にお過ごし下さいますようお祈りいたしております。

末ながら、奥様にくれぐれもよろしくお伝え下さいませ。

二年間本当にありがとうございました。

13 〜女子学生より〜
山口先生

その後お変わりございませんか。先日はご自宅にお招き頂き誠に有難うございました。奥様のお料理大変おいしくいただき、又先生の面白いエピソード(出張時などの)も沢山聞くことができ、ゼミの皆と楽しい時間を過ごす事が出来ました。

私は4月1日入社後、新人教育で集中的な研修に毎日追われております。まだ学校の延長のような過程におりますが、実際業務の職場への配属が待ち遠しいです。

この先、山口先生から学んだ数々のことが非常に役立つのではないかと感じております。これまでの研修の中で、「クリティカル・シンキング」(先生はいつも「ロジック」とおっしゃっていましたが)、英語、プレゼンテーション・スキル、時間厳守の重要性を感じたのですが、2年間山口ゼミにいたおかげで私自身だいぶ身に付いているのではないかと思うことが出来、先生への感謝の気持ちで一杯です。学生から社会人への移行がスムーズにいっております。

Thank you very much for your kind care, support and guidance!

長々となりましたが、お礼を申し上げるのが遅くなりましたことをお詫びすると共に、近況報告をさせて頂きました。

先生もどうぞ御身語大切になさって下さい。

P.S. 奥様にどうぞ宜しくお伝え下さい。