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「ランダムウォークとくりこみ群」共立出版,2004年8月11日刊行 服部哲弥

21世紀の数学・数理物理学の黙示録,くりこみ群の預言の書

2007年12月25日第2刷発行
2011年09月10日第3刷発行
「ランダムウォークとくりこみ群」服部哲弥著
「ランダムウォークとくりこみ群 −確率論から数理物理学へ−」 服部哲弥 著, 共立出版,シリーズ「新しい解析学の流れ」, 2004.8,4700円+税,A5,372頁,ISBN978-4-320-01733-7
「ランダムウォークとくりこみ群」補足と訂正  (update 2016/12/07)

20世紀後半の理論物理学の最大の成果くりこみ群 を初等的かつ非自明にかつ数学的に厳密に解説した教科書です.

くりこみ群の固定点の唯一性問題の解説

著者自薦で申し訳ありませんが, 類書はなく,自信をもっておすすめします.

共立出版の「ランダムウォークとくりこみ群」のページ

ネット注文用リンク:    ジュンク堂    紀伊國屋     Amazon     本やタウン


講義・ゼミの概要等:   大学院講義   他大学での集中講義   大学院のゼミ

参考記事等: 関連する解説記事,講演のプレゼンテーション,原著論文 などをこのページの下のほう↓に並べました. いずれかの内容に興味を持たれたならば「ランダムウォークとくりこみ群」 がお役に立つと思います.



『本屋廻ったりとか…』

キャッチコピー 白石清先生

2011年8月 再び増刷! & 値上げのお知らせ

※ ネットの値段は既に値上げ済みのものです. さいわい消費税増税前なので,今も 5000円でお釣りが来ます. (2011年9月補足)

在庫が少なくなってきたので,ということで, 共立出版社から増刷の連絡をいただきました! このマニアックの極みのような狭いテーマの本が,なんと第3刷

前世紀末のバブル崩壊以降,日本の経済状況は上昇下降がありつつも, 米国政府財政状況の悪化やリーマンショックを含めて追い打ちのほうが大きく, 全体として長く続く下り坂の中, 知性・文化・情報の伝達と伝承のありかたの変遷に巻き込まれてとりわけ厳しい 状況にある出版業界で, 数学書を含む理系専門書を中心に据えている共立出版社はことの他ご苦労が多い と思いますが,逆風の中で「ランダムウォークとくりこみ群」を残す判断, 老舗の心意気としか説明のしようがなく,本当にありがたいことです.

同時にもう一点,こちらは残念なお知らせですが,値上げの連絡もいただきました. 質の低下やリスク増大という隠れた貨幣価値の減少の続く日本経済の長期的な現状下, 老舗として高度な文化を支える使命感から頑張っているので, やむを得ないことかと思います. 値上げ幅を5%未満に抑えて,消費税が上がらない限り税込5000円札1枚でお釣りが 来る値段を維持するようです.(本体4700,税込4935.)

また,この機会に,シリーズ「新しい解析学の流れ」全般をどうぞよろしく!

(ところで,共立出版さん,売上の連絡が途絶えて, 第2刷については売れたという報告を一度も頂けていませんが, 本当に第2刷,売れたのでしょうか?増刷分が丸ごと紛失しただけならば悲しい….)

と,こっそり書いていたら,さすが天下の共立出版,情報部員(いないと思うけど) の目に止まったらしく, 調べてくださいました.大勢の作家・作品の大半が少しずつ売れる(少しずつしか 売れない)という意味で典型的な「ロングテール」商売のはずの専門書業界, 1点ずつ毎年のように細かく精算していたら,精算のための労働力だけで 利益を全部はき出してしまいそうなので,数年に一度の報告というのは普通のことの ようでした.逆に言うと,刊行後7年で(ささやかとはいえ)3刷に到達する 「ランダムウォークとくりこみ群」の健闘が光っています(と,自画自賛). 応援してくださる皆様,どうもありがとうございます!


2011年8月 修論ネタに使っていただけそうな気配

長野県松本市信州大学で開かれた確率論サマースクールに行ってきました. 中部電力のお世話になったので,東京電力の電力8月の家計使用分を約15%節約. これで,今月は昨年並みにエアコンを使う!?

通常の大学院講義なみのまとまった話を聞くことができる夏の学校は, もちろん院生の教育目的ですが,若い方々が研究中の話を紹介する区画とともに, スタッフにとっても有益かつ日常に追われてめっきり減った,勉強の貴重な機会. (聴衆が,単位のためでなく勉強のために出席するので,通常の講義よりも 踏み込んだところから始められるので内容はもっと濃い.) 今年は,前任地東北大の同僚だった竹田雅好先生の 「対称マルコフ過程の加法汎関数に関する話題」と, 千葉大の笹本智弘先生の「1次元KPZ方程式とその普遍性」. 後者はASEPの流体力学極限,前者は流体力学極限の数学的研究で常套手段の一つの ディリクレ形式,ということで,スクール代表の舟木直久先生の現在の研究上の 興味が前面に出ていて,そのことがなおさら興味深かったです.

サマースクールの休憩時間に突然 東京大学大学院数理科学研究科楠岡研究室のM2のかたに声をかけていただきました. 「ランダムウォークとくりこみ群」の中で紹介した,くりこみ群が自然に定義する 1次元確率過程のクラスについてRangeの分布の存在を示したそうです. 楠岡成雄さんが私に会ってこいと言ったようで,光栄なことというべきか, 楠岡成雄さんもすっかり確率論から足を洗って久しいということなのか….

無事,修論が成功しますように!


2011年7月 共立出版株式会社

共立出版本社 茗荷谷(東京都文京区)と言えば共立出版株式会社.

超の字を付けるべきほどの,数学の専門書の老舗(それって,マニアックの極み…).

「ランダムウォークとくりこみ群」を出版してくださった上に, 切らさずに残してくださる,大恩人の出版社. その「ランダムウォークとくりこみ群」を小山透さんとともに手がけてくださった 大越隆道さん, そして スタートレック蟻(on ツイッター)さん, それから,たぶん10年くらい前に数学会の出版社ブースでお会いした赤城さん からもご挨拶をいただきました(いやあ,押しかけるのは気が楽だけど, 待ちかまえられると怖い…).

さすが老舗で,駅前一等地にしっかりしたビルをかまえるけど, ロゴの中は蟻だそうです.小さいものになぞらえて,とのこと. ロゴよりも向かいの風景の反射のほうが目立つのは,社会を映す鏡の役割か, それとも,ビルのはざまををよじ登る蟻?

ちなみに,同じ東京都文京区でも本郷と言えば 学術図書出版社

ずっと西に行って,京都と言えば 株式会社化学同人


2011年1月 「容疑者Xの献身」

今さらですが,テレビでの再放送を見て,遅ればせながら気づきました. 映画版「容疑者Xの献身」(東野圭吾原作)を2011年1月8日にテレビ放映して いましたが,その前半(テレビではCM込みで開始45分頃から数回のカットで), 堤真一演じる天才数学者石神(「容疑者X」)のアパートの部屋 の本棚に,「ランダムウォークとくりこみ群」が置いてありました! そのシーンは,主役のアップなので,焦点深度が浅くて背景の本はぼけていますが, 終盤(テレビでは1時間52分過ぎ)には鮮明なカットがあります.

ストーリーと無関係な画面左半分, のそのまた左端.(推理上,決定的シーンではないけど,右半分は一応隠します.) 「ランダムウォークとくりこみ群」 がよく見ると映ってる! 「新しい解析学の流れ」既刊
映画版「容疑者Xの献身」(フジテレビ2011年1月8日再放送) 「容疑者Xの献身」の中の「ランダムウォークとくりこみ群」」 シリーズ「新しい解析学の流れ」
(独特の背表紙の配色と,表題の文字数の多さで, 前半の不鮮明なカットでもわかります.) 前半のシーンでよく見ると, 共立出版の「新しい解析学の流れ」既刊6冊中5冊が揃っています!

テレビ再放送までずっと気づかずにいたくらいで事情は知らず,とりあえず ツイートしたところ,共立出版の検索botが見つけてくださったようで, 『映画版「容疑者Xの献身」にご著書を貸し出しいたしました』 との説明をいただきました. 出版社が数学っぽい本をまとめて貸し出した,ということでしょうか. なるほど!

ツイートに対して他にも,何人ものかたに反応していただきましたが, 一番秀逸と思ったのは, 『石神は読んでいたのでしょうか^^』. 天才数学者といえども返答に窮しそう. (映画では,数学といっても専門が多少離れていることになっているので, 読んでいたことになっているならば,すごい勉強家.)

容疑者Xとツイッターといえば,協力したかたがつぶやいているのに遭遇:
『エンドロールに名前入れてくれっていったのに忘れられたんだよなあ。』
『物理っぽいシミュレーションをスクリーンセーバーのために使いたいというので、 手元にあった流体のコードをちょっと書き換えて使わせました。』
映画作りの方々,スター以外の参加者もだいじにして下さい!


2010年12月 MARUZEN&ジュンク堂梅田店

2011年1月 MARUZEN&ジュンク堂渋谷店

2010年12月23日にMARUZEN&ジュンク堂梅田店がオープン. 200万冊という巨大な品揃えは,人気商品が何冊分も入っている延べ冊数だろう ことを割り引いても,驚くべきことにネット書店に負けない品揃えと思います. 実体の棚がバーチャルなカタログと肩を並べる驚異.

「ランダムウォークとくりこみ群」も,もちろん, 「統計と確率の基礎」と ともに,6階の数学のブロックの「確率論・統計学」の棚にありました.

MARUZEN&ジュンク堂梅田店の詳しいことは 「統計と確率の基礎」のページの 当該記事をご覧下さい. MARUZEN&ジュンク堂梅田店が, 実体本屋の新しい存在意義と商売上の活路を見出すことを心から祈っています.

追記.丸善&ジュンク堂は,東京渋谷店のほうが老舗です. もちろん, 「統計と確率の基礎」と「ランダムウォークとくりこみ群」は渋谷店にも 置いてありました.さすが,丸善&ジュンク堂.


2010年12月 京都

ちょうど5年前 (←リンクは,5年前に飛びます.ブラウザの「戻る」機能ボタンで戻ってきて 下さい) に,京大生協書籍部に「ランダムウォークとくりこみ群」がある, と書きました. 5年前と同じく,百万遍から南に向かう大通りの西側の生協ルネの1階, 京大生協書籍部に「ランダムウォークとくりこみ群」を無事発見. 京都に限らずどこの都会の本屋も,どこの大学の生協書籍部も弱っていく中で, 京大生協書籍部の大きさが5年前よりも相対的に際だつ気がします.

5年前は「ランダムウォークとくりこみ群」を置いてある京都の本屋を他に 知りませんでしたが,今回ついに,ジュンク堂書店京都BAL店に 置いてあるのを発見!理系書は7階にあります.
鴨川の西隣の大通り,河原町,の三条と四条の間,やや三条(北)寄り,に 蛸薬師通りがあります.(写真は夜間遠方からの撮影のため少しぼけています.)

蛸薬師通りの少し北,通りの東側歩道沿いにあるBALビルの上半分,5階から8階までが ジュンク堂京都BAL店.

京都河原町蛸薬師通り ジュンク堂京都BAL店
5年前, 「理系専門書の置いてあるような本屋は町のどこにあるのだろう?」 と書きましたが,前言撤回.ジュンク堂書店京都BAL店は 巨大書店の雄であるジュンク堂の中でも大きいほうだと思いました.

ただ,「ランダムウォークとくりこみ群」はなぜか「情報数学」の棚に配置. さすがに,情報数学に分類していただいたのは初めてです. もっとも,確率論の棚は 「統計と確率の基礎」 を含めて,統計学寄りの本がかなり占拠していたので, 京都BAL店は, 藤田岳彦さんの「ランダムウォークと確率解析」と並んで, 離散的な確率連鎖を扱う本を「情報数学」に入れる判断のようです. 何はともあれ,置いていただいてありがたいことです!

ランダムウォークとくりこみ群@ジュンク堂京都BAL店


2010年2月 ジュンク堂仙台店

仙台に残した院生さんの修論発表を見届けに仙台に. 駅北西の丸善にあった「ランダムウォークとくりこみ群」はいつの間にか 売れてそのまま無くなっていましたが,駅南西のジュンク堂仙台eBeans店は 引き続き「ランダムウォークとくりこみ群」を置いてくださっていました.

節分に降った雪の跡が薄く.この分量より少なくても南関東では(テレビで)交通 への影響を心配して大騒ぎですが,東北スタンダードでは「仙台の市街地は雪は 降らない」となります(6年前に赴任したとき,ダイエーの靴売り場で そう言われました).でも,いちおうあおば通には融雪剤と思いますが 撒いた跡が残っていました.

1年で一番寒いのは立春. 証明は「今日から春」=「今日まで冬」→「今日がどん底」. このweb site作成当初からこの主張を掲げていますが, みなさん「立春」=「春」のイメージにとらわれているのか, なかなか理解してもらえません. でも今年の立春は,私の理論の正しさを証明しました. (アマゾンのランキングも, 1冊売れる毎に1位にジャンプするモデルが良いということを なかなか理解してもらえなかったっけ. でも,データを見れば一目瞭然,今や誰も反論できない….)


2009年12月 ジュンク堂松山店

ジュンク堂松山店は四国の西北,愛媛県松山市の路面電車(伊予鉄)のターミナル駅 である松山市駅の東端の通りを北上して最初の四叉路を右折すると見えます.

5階のうち4階に「ランダムウォークとくりこみ群」がありました. しかも,最新刷(と言っても,2007年12月発行の第2刷ですが). 出版不況のあおりか,出版社も流通も専門書には冷たい折,ありがたいことです. (出版不況とはいえ,おかげさまで,「ランダムウォークとくりこみ群」は 出版社在庫僅少と推測されます.ご購入はお早めにお願いします.)

松山はいい町だ.


2009年9月 さすが大阪

前回大阪に訪れてから1年半.日本数学会で大阪出張. 下のほう,2008年のときには大阪の地盤沈下なんて書いてしまいましたが, どうしてどうして, 大阪大学の生協書籍部にはちゃんと「ランダムウォークとくりこみ群」がありました. 大阪大学万歳!

前回も確認した,ジュンク堂大阪本店 (JR大阪駅から阪神百貨店と第一生命ビルの間の四つ橋筋を南に徒歩約15分, 堂島アバンザ)は,今も共立出版「新しい解析学の流れ」のシリーズを 置いていて,「ランダムウォークとくりこみ群」もあります. 3階の棚番号42が数学.

全く無関係ですが,阪神百貨店B2Fの隅にある「アサヒスーパードライ阪神」なる ビアレストランは,阪神タイガースが勝った翌日は生中1杯目半額.

以上,さすが大阪.


2009年6月 修論ネタ候補に挙げていただいた気配

東京大学大学院数理科学研究科は,単に候補というだけのようにみえます

大学院数理科学研究科図書室   東京大学
平成21年度数学講究XAテキスト一覧
展示中のテキストは貸出禁止です
 展示期間: 2009年1月6日(火) 〜 2月13日(金)
 展示場所: 図書室1階 新着図書コーナー

<中略>

23 ランダムウォークとくりこみ群 : 確率論から数理物理学へ 服部哲弥 共立出版 2004
どなたが推薦してくださったのか,何にせよ,ありがとうございます! 誰か実際に修論ネタに使ってくれないかな.


2009年5月 修論ネタに使っていただいた気配

数学通信2009年5月号「2008年度修士および博士論文」の記事の中(92ページ)に 「d次元pre-gasket上のself-avoiding pathとくりこみ群」 という題名があると教わりました. 名古屋大学多元数理科学研究科2008年度修士論文(平岩一治君)とのこと. どういう経緯で「ランダムウォークとくりこみ群」に行き当たったのか, どなたかが推薦してくださったのでしょうか. 何にせよ,どうもありがとうございました!


2009年1月 ジュンク堂札幌店

話題の著「国際法からはじめよう …… もう1つの法律学への序曲」の著者佐々木将人さんからの情報. ジュンク堂札幌店が大通地区に2008年12月末に開店したそうです. 札幌の大きい本屋さんの話はこここでも書いたことがありますが, 主だったところは揃っていると思いきや,ジュンク堂は今まで無かったのですね. めでたいことです.

「ランダムウォークとくりこみ群」も置いてくださっているとの情報も いただきました.ありがたいことです.札幌の皆様,どうか引き続きごひいきに よろしくお願い申し上げます.

なお, 『話題の著「国際法からはじめよう」』,という文を読んでぴんとこなかったかた, ぜひ「国際法からはじめよう」もごひいきにお願いします. 「国際法からはじめよう」もジュンク堂札幌店にあるとのことです. (私も買いました.しつこいようですが,『ジュンク堂札幌店』情報以外には 佐々木さんからの利益誘導はありません.興味深いと思うから宣伝しております.)

付録 刊行後4年半の売り上げの推移のまとめ

ついでになってしまいますが,これまでの「ランダムウォークとくりこみ群」の 売れ行き状況. 約1年前,2007年末のところ(下の方↓)に書きましたように, 第1刷(のうち流通に残っている分を除いた約1000部)がおかげさまで 完売とのことです.このことなどから逆算すると, 2004年8月刊行以来最初の1年は600冊強, 2005年8月以降の3年は1年あたり100-150冊売れている計算かと思います. 何より4年間切れ目無くお買い求めいただいていること,嬉しく思います. どうもありがとうございます.増刷分300冊が4年(2012年ころ)で完売したら 本当に上々です.引き続きごひいきにお願いします.

この時期,研究費に余裕のあるかた,この機会に「ランダムウォークとくりこみ群」 ぜひよろしくお願いします!
 … と,書くまでもなく,お買い求めいただいているようです. どうもありがとうございます!!

付録 懐かしいお名前

下のほう↓(そのうち古いページとして移動するかもしれません)「Web」のところ に買ってくださったかたのリンクを張りましたが,解説記事に参考書にあげて くださったかたを発見:  渡辺澄夫さん.懐かしいお名前です.数理物理学の本は物理専攻時代のお名前が よみがえる,とあらためて当然のことながら感慨. 親ページから渡辺さんの記事全体のpdfへのリンクがあります.


2008年12月 推薦してくださるかた

「統計と確率の基礎」に遅れることちょうど1ヶ月, 2ch.net で「ランダムウォークとくりこみ群」を挙げていただきました. 「統計と確率の基礎」は情報科学板(「計算機科学・情報科学の本」スレッド) ですが, 「ランダムウォークとくりこみ群」はそのものずばり, 数学板の「くりこみ群と解析学」スレッドで紹介していただきました. 同時に「数理科学」1997年4月号も紹介されている点など, 私が存じ上げているかたの可能性が高いと思います. (どなたなのか,知るのが怖いような….) どうもありがとうございます! …もっとも, 他にはほとんど内容ないまま,くりこみ群のスレッドは落ちていく運命のようです.

後日談(2009.03): 上記スレッドは予想通りそのうち消えました. その後2月末に「くりこみ群と解析学」でまた取り上げてもらいましたが, これも反応無く3月半ばに消えました.


2008年8月 横浜あおい書店

あおい書店は, 横浜駅西口の南のほう,ドンキホーテ,VIVRE,ダイエー,東急ハンズに向かう道を 進んで,ダイエーの奥の入口に入ると,その一角にあります. 初版2刷2007年12月25日発行

久しぶりにあおい書店まで足を伸ばしてみたところ, 置いてある「ランダムウォークとくりこみ群」が第2刷(最新版)になっていること を発見. 今年になってからあおい書店で買って下さったかたがおいで, ということでしょうか. お買い上げ,どうもありがとうございます!
第1刷から第2刷への全改訂箇所一覧(4ページ 100KB pdf)


2008年3月 川崎の大型書店

2008年5月 さすがジュンク堂@大阪

2008年7月 さすがジュンク堂@仙台

大型書店,いまは川崎が熱いようです. 2006年秋に,京急川崎駅前のダイス4Fのあおい書店と JRの駅を挟んで反対側(西口)のLAZONA(ラゾーナ)1階に丸善がオープン. どちらもまだ新しいこともあってか,大型書店としてがんばっています. 驚いたことにどちらにも「統計と確率の基礎」と 「ランダムウォークとくりこみ群」が1冊ずつありました! 横浜のあおい書店と大小が某掲示板の片隅で一瞬だけ話題になりましたが, 広さは2フロアある横浜のほうがやや大きそうな印象です. ただし川崎の両書店は「統計と確率の基礎」だけでなくレアな本が 多いようです.開店してまだ新しいからだけかもしれませんが…. (なお,有隣堂はJR川崎駅に一番近い立地を確保して効率は良さそうですが, 相対的に本の種類は限られていて,大型書店の役割は諦めたように見えます.) 川崎駅前の書店にて シリーズ「新しい解析学の流れ」 川崎駅前の書店にて 「統計と確率の基礎」服部哲弥著 川崎駅 あおい書店
川崎駅前丸善にて服部哲弥著の「ランダムウォークとくりこみ群」と「統計と確率の基礎」 川崎駅前LAZONA1階 丸善 川崎駅前LAZONA 「ランダムウォークとくりこみ群」調整用 「統計と確率の基礎」調整用

「統計と確率の基礎」に戻る.

2008年3月末追記. 3月末日本数学会年会で大阪に行きました. 近畿大学に私の著書が無いのは残念. それにしても,梅田の3大書店のはずの紀伊國屋書店,ジュンク堂書店(ヒルトン), 旭屋書店,いずれも私の著書が無い!?京都と同様に大阪も文化的地盤沈下が 進んでいるのでしょうか.ジュンク堂大阪書店は梅田から少し離れているらしいので, いつか機会があったら確認に行かねば.

2008年5月追記. 旧知のかたに呼んでいただいて,大阪大学でセミナーをしてきました. Amazon.co.jpの本のランキングという「謎」の数字の時間変化を 数学的に解明した話です. 人数はこれまでで最小ですが,時間はこれまでで最大,楽しみました. 帰りがけにジュンク堂大阪本店を確認するチャンスがありました. ジュンク堂大阪本店は大阪駅西端(四つ橋筋)を南に徒歩約15分のところにある 堂島アバンザの1階の一部と2階と3階です. 大阪本店というだけあって大きいです.場所がよいのかサラリーマン風の人を中心に けっこう人が入っています. 「ランダムウォークとくりこみ群」も「新しい解析学の流れ」の一冊として ありました!さすがジュンク堂.

2008年5月末追記. 子ページに移した「刊行3度目の年末(2006年)」で福岡市天神にひしめく大型書店 のことを書きました.その中でジュンク堂福岡店に「ランダムウォークとくりこみ群」 があると書きましたが,1年半たってもまだ置いてくれていました!! 1年半立っても変わらず, 若い人がスターバックスとタリーズのテラスに大勢座っている 立地の中,にぎわっています.

2008年7月追記. 忙しくてこのページを更新する話題を作る余裕も無い今日この頃, こもりっきりで雑用ばかりやっていると心身共に文字通り壊れます. 夕食の買い物ついでにやっと仙台駅まで足を伸ばして, 久々に仙台のジュンク堂を偵察. 駅南西側にあるジュンク堂仙台eBeans店は, 何気に「ランダムウォークとくりこみ群」を切らさずに置いてくださっていますが, 置いてあるのが第2刷(最新版)になっていることを発見.ということは, 今年になってからジュンク堂eBeans店で買って下さったかたがおいで, ということでしょうか. お買い上げ,どうもありがとうございます!


2008年2月 さすがジュンク堂

ジュンク堂新宿店は新宿駅東口(JRを挟んで京王や小田急と反対側), 紀伊国屋の南向かい,三越ALCOTTの6階から8階まで. 「ランダムウォークとくりこみ群」は6階理工書の数学の中の確率論の棚 の上のほうに,何と2冊も並んでいました. ジュンク堂webで「成長中」と宣伝しているだけのことはあります. 確率論の棚には「ランダムウォークとくりこみ群」だけでなく, 本屋さん店頭ではなかなか見かけない 「統計と確率の基礎」 も置いてありました. さすがジュンク堂.

ジュンク堂のポスター「品揃えだけがとりえの愚直な本屋です」は, 確かにおっしゃるだけのことはあります. このポスター,ジュンク堂新宿店ではなぜか8階喫茶室の階段側にしか無い のだとか.幻のポスター.

ジュンク堂新宿店ポスター ジュンク堂新宿店書棚の服部哲弥著の「ランダムウォークとくりこみ群」と「統計と確率の基礎」 ジュンク堂新宿店 「ランダムウォークとくりこみ群」調整用
「統計と確率の基礎」に戻る.

2008年1月 さすが東京大学

研究集会「ファイナンスとその周辺」に出席するため2年ぶりに東大駒場に 行きました. MLで回った暫定プログラムを見て研究会の予定に気づき, 世話人の高岡浩一郎先生に図々しくも最近の研究を 宣伝したところ, ショートコミュニケーションの枠をくださいました. 世話人の楠岡成雄先生からは示し合わせたようなぴたりとはまった質問を 多数いただき,他の方々からも質問やコメントをいただいて, 今までの講演でいちばん分かってもらえた印象です. (ちなみに,楠岡先生は他人の仕事の勉強や予習をしないので, さくら質問ではなく,完璧に理解してくださったということです.) どうもありがとうございました! 世話人と陰の(?)世話人の藤田岳彦先生と伏屋広隆さんにも たいへんお世話になりました.

東京大学生協書籍部書棚にて「ランダムウォークとくりこみ群」服部哲弥著

ところで,2年前に
東大駒場生協2階書籍部に「ランダムウォークとくりこみ群」発見! (下記「2005年年末」の項から)
と書きましたが,2年の間に生協は伝説の駒場寮付近の跡地の 新築の建物に移っていました. (しかも生協食堂に加えてItalian Tomatoが入っていた.うらやましい….) 書籍部は建物の1階になっていましたが, いちばん奥の壁の「確率・統計」の上から3段目に 「ランダムウォークとくりこみ群」が変わらずありました! さすが東京大学.
東大駒場生協
一方渋谷の本屋の衰退は2年前も
「文教堂と紀伊國屋は理系の書物がほとんど無し. 大盛堂はセンター街入口に事務所だけみたいな店があるのみ. 旭屋は見つからず,三省堂はビルごと消滅して更地にクレーン車.」
と書きましたが,旭屋のあとはbook 1stになったことを新たに確認. 東大が渋谷中の専門書を吸い取った形になっています. さすが東京大学.
東大駒場 Italian Tomato



増刷!

刊行後丸3年がすぎて4年目に入ったところですが, 内容も重量 (^_^; も重い本書を早くも増刷してくださるそうです.

予期せぬ増刷の知らせには正直びっくりしました. 出版社の在庫は私が推測していたよりは着実に減っていたようです.

Long tailという言葉がビジネスのほうで一時期流行し, 早くも否定的な声が出始めています. 『実は意味を知らなかったビジネス用語ランキング』なる NTT系の検索サイトgooの調べによると, ロングテールは聞いていながら意味を知らないビジネス用語の4位だそうです. 簡単に言えば,たまにしか売れない,あまたあるその他大勢の商品たちを指します. (Web時代にはそれが経済学的に意味を持つ,というのがロングテールの経済学 の主張するところです.但し,その正確な意味はきちんと考えるべきだ, と私は考えています.それはともかく,) 本書のような分厚い専門的教科書はlong tailの中の1冊の典型的な例です. こういう本は完売即絶版と思っていたので,出版社の心意気はありがたいことです.

これまでお買い求め下さってきたみなさま,どうもありがとうございます. とはいえ,やっとお試しから一人前にしていただいた程度のこと, 今後とも応援(ご推薦等)よろしくお願い申し上げます.

(20080205追記.)第2刷が出版社から届きました.2007年12月25日発行です.


刊行4年目(2007年)9月

日本数学会2007年秋季応用数学分科会特別講演 (その1)  9月21日(金)-24日(月)に東北大学川内キャンパスで日本数学会がありました. 講演プログラム等の情報(約1MB pdfファイル). 応用数学分科会の特別講演で話しました. 講演アブストラクト(13KB pdf file). 分科会関係者以外の比率がどれくらい高くなるかが最大の興味 でしたが,明らかに約半数は統計数学分科会関係者でした. 応用数学分科会に新しい血を招き入れることが招いてくださったかたがたの 狙いだったとすると,私は客寄せパンダのお役目を無事果たしたことになります. ひと安心.聞きに来てくださったみなさま,どうもありがとうございました! それから,ご招待の上リンクを張って下さったお礼に 日本数学会 応用数学分科会 ホームページへのリンクを張っておきます.


(その2)  某ML上で知り合い,その後もメール上でお世話になっている(けれどもリアルには 一度もお目にかかっていない) 水野義之先生がwebで 「ランダムウォークとくりこみ群」を紹介してくださっていることに 今頃気づきました. 水野さん,2005年国際物理年にちなんだ記事なのに今頃気づいて申し訳ありません (遅いぞ,◇ー◇る.CMで稼ぐのに夢中になって「本業」おろそかか?).


2007年夏

(その1)  そういえば,いつの間にか横浜そごうの7Fの紀伊國屋書店に置いてあった 「ランダムウォークとくりこみ群」(「2007年正月の横浜駅周辺の本屋」の項目参照) が売れたようで,「在庫無し」になっていました. お買い上げどうもありがとうございます!

横浜そごうにて「ランダムウォークとくりこみ群」服部哲弥著

(その2)  「ランダムウォークとくりこみ群」は共立出版のシリーズ「新しい解析学の流れ」の 一冊ですが,シリーズの他の本も揃ってきました.

写真,赤は翻訳,青は復刻版,そして緑は書き下ろし,です (私の理解が正しければ). 研究費の使い道に困っておられるうらやましい方が,もし,おられたら, 揃えていただければさいわいです.

(その3)  数理科学 530巻 特集「数学における場の量子論」(2007年8月号) pp.19-25 に 「 数学におけるくりこみ群,夜明け前」 (150KB pdf file)という題で解説を書きました. くりこみ群の歴史的出発点, 20世紀半ばのくりこみ群事始めに少し触れました.

なお,この号の深谷賢治先生による序章「場の量子論と数学」は, 数学が場の理論に対してどういう立ち位置でいるべきかについて しっかりした記事だと思います. 場の量子論が登場してから半世紀立つので, 数学者の間ですでに内容についてコンセンサスはあったと思いますが, 「提唱」や「プログラム」のように明示の書かれた宣言があることは 混乱を減らす上で意味があると思います. (…それにしても,サイエンス社はwebにリンクを張ってくれない,不便だ.)


Web

Webに「ランダムウォークとくりこみ群」を買った,と書いてくださる 方々がおいでです.お買い求めどうもありがとうございます!

nadjaさん画像まで貼ってくださっています,多謝     「少年老い易く学成り難し」さん     Takafumiさん

確認しに行かれた読者の方々,その後リンクが切れたらごめんなさい.特に ブログは自信がありません. Webmasterのみなさま, 世の中忙しくなって,見つけ損なったり, 見つけてもすぐリンクが張れなくてごめんなさい.

Web(リンク)と言えば(下記「2006年度末」の項参照), 白石清さん,W先生ってどなたでしょう. わ行の先生は存じ上げません.(お互いのwebで連絡を取り合うという, この上ない非能率の割には会話が進行しているのが興味深い.) 20070626,27追記(白石さんへの連絡).わ,まだお返事は先と思っていたら 今回は早すぎ. Googleにはまだindexされていないと思うけど,どうやってここの文を見つけられた のでしょう?ということで,さすがに分かりました. (きっと前にあったページで私が知っていることを推理したのですね? 念のためひとさまの顔写真は全部消しました. 無断で掲示板に貼り付ける著作権法違反行為が横行するので.残念.) ノ…ア大は日本海側とはいえ東北テリトリ. と,不思議に思っていましたが,偶然履歴書のページに入ってやっと納得. (この超局所解析についていける人がいるとは思えず, この段落全体が私信と化している… _o_ . 20071120追記.白石さんの返信が消えているのを確認. そういう次第で,みなさま,この段落の内容はもう追いかけないでください.

リンクといえば,Googleが成長して, リンクを張ることに価値がついて回るという話が出てきました. でも,Googleは 自らが依って立つはずの「大勢の人たちのリンクの多数決」の 意義を自らの巨大化によって破壊する危険があります. (内容の重要度ではなく取引や上下関係で張るリンクが増える問題だけではなく, 重要なページと思っても自分でリンクを張らずにGoogleに任せるようになる問題.) 法外な巨利を上げることで有名になったファンドが巨大化して 利益を奪う相手を失い,行き詰まるのと同様の 問題にページランクのビジネスモデルも行き着く危険があります. たぶんGoogleがsitemap.xmlを求めるようになったのも, Googleの危機感の表れだと思います.


とりとめもなく書いているうちにファイルが大きくなってきたので, 刊行最初の3年分(およそ2004-2006年度)は 別のページに移しました



参考記事等

以下の参考記事いずれかの内容に興味を持たれたならば 「ランダムウォークとくりこみ群」がお役に立つと思います.


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講演プレゼンテーション等 参考記事の冒頭に戻る
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関連の原著論文 参考記事の冒頭に戻る
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