授業科目名
情報処理I(UNIX入門)
担当教員
丸山文綱
授業科目の内容

この授業では、一般的なパソコン(WindowsまたはMacintosh)しか扱ったことのない学生を対象にして、大規模なコンピュータにも使われているオペレーティングシステム(OS)の1つであるUNIX(あるいはPOSIX、LINUX)を通し、主にコマンドラインからコンピュータを操作する方法を学習します。

いわゆるパソコンは、いまや構成や仕組みをあまり知らなくてもひととおり「道具」として使えるようになっています。そのため多くの人は仕組みについて考えることなく、単に便利な道具として使っています。

しかし中身を知らないことにより、ときにはコンピュータを便利に使っているつもりが、コンピュータに振り回されるという皮肉な状況を産むことにもなります。たとえば、自分で新しいことを始めようと思ったり、トラブルに自分で対処しなければならなくなったり、トラブル防止の保守作業を自分でしたりするためには、コンピュータの仕組みと動作原理についての基本的な知識が必要になります。

WindowsでもMacintoshでも、OSやアプリケーションは、UNIX等の、コマンドラインから命令を与えて処理をする、という環境がもとになっています。UNIXの考え方を理解することで、コンピュータそのものの理解はもとより、たとえばコンピュータ業界の現状に関してもより理解しやすくなるはずです。

またネットワークの理解に必要なUNIXの標準的なアプリケーションの紹介もします。日吉ではUNIXを通して個人ホームページが持てるようになっていますので、その方法も学習します。必要に応じ、さらに深いところまで説明することもあるかもしれません。

コンピュータの基本を、UNIXを通してひととおり体験、学習することで、コンピュータの理解、さらにコンピュータを使った将来の作業への助けとしてください。

教科書・参考書
特に指定しません。授業ではプリント等を配布するなどして、その回に必要な情報を提供します。
授業の計画

授業で扱う項目は以下のとおりです。

ウェブページで講義予定、内容を提示していきます。