光 道隆
- 個人基本情報
-
- 氏名:
- 光 道隆 ひかり みちたか
- 職位:
- 教授
- 研究室:
- 日吉550 ・ E-mail:a00159@hc.cc.keio.ac.jp
- 略歴:
-
1947年:島根県生まれ。
69年:埼玉大学理工学部数学科卒業。
71年:東京教育大学理学研究科修士課程応用数理学専攻修了。
71年:同大学理学部応用数理学教室助手。
74年:東海大学理学部数学教室専任講師。
77年:慶應義塾大学経済学部助教授。89年:同大学経済学部教授。
81年8月〜82年3月:カナダ Queen's 大学 visiting professor。
94年4月〜95年3月:イギリス Manchester 大学 Honorary Research Fellow。
- 最終取得学位:
- 理学博士・数学・筑波大学
- 受賞学術賞:
- 所属学会:
- 日本数学会
- 教育活動
-
- 担当科目(2007年度)
-
- [通学課程]
- 数学概論I,数学概論II,微分積分入門,微分積分,線形の理論
- [通信教育課程]
- 教育方針:
- 1回ごとの授業ではその日理解してもらいたいことを,多くて3つ位にしぼり話ができるように工夫している。また,講義の内容を理解してもらうためと,学生の理解度を把握するために,授業中になるべく演習をするようにしている。学生とのコミュニケートの手段として,提出してもらった演習は必ず訂正して返すように努力している。授業中にくばった資料,演習問題はWeb上に公開し,学生が自由に閲覧できるようにしている。
- 研究活動
-
- 専攻・研究領域:
- 数学(代数学)
- 現在の研究活動
-
- 研究課題名:
- skew linear group
- 途中経過及び今後の計画:
- 斜体を係数とする一般線形群の有限部分群を調べている。次数が1,2の場合はすでに決定されている。次数が3の場合の群を構成する単純群について現在調べている。その群が単純群のときは決定ずみである。G を3次の有限 skew linear group とし,G の部分群 H とその正規部分群 N で H/N が単純群になるものについて,H/N はどのような単純群か,決定された H/N について,H/N の N による拡大としてどのようなものがありうるのかを調べている。
- 主要業績:
-
- 単著論文
-
On finite multiplicative subgroups of simple algebras of degree 2, J. Math. Soc. Japan, 28(1976), 736-748
On simple components of cocommutative Hopf algebras, J. of Algebra, Vol.49, No.2(1977), 330-341
On simple groups which are homomorphic images of simple algebras of degree 2, J. Math. Soc. Japan, 35(1983), 563-569
Non-solvable multiplicative subgroups of simple albgebras of degree 2, Tokyo J. Math., vol.8, No.1(1985), 151-166
On Schur algebras over Q, Algebraic and Topological Theories, Kinokuniya, (1985), 299-304
Simple skew linear groups of degree 3 , Hiyoshi Review of Natural Science, Keio Univ.,21(1997), 23-27
Skew linear group of odd order, Hiyoshi Review of Natural Science, Keio Univ., 23(1998), 1-4
- 閲覧者へのメッセージ:
- 低次元の斜体上の線形群を調べていると斜体と群の密接な関係が見えてくる,この視点から非可換な整数論のようなものができないかと夢見ている。